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★2023 年10月31日(火)  PEN-Fに似合わぬレンズ ED8-25mmF4.0PRO オリンパスが好き(5)
   オリンパスPEN-Fにつけるレンズを買いました。M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PROです。本来はオリンパスのレンズで すが、すでにオリンパス製は新品がなく、現在はOM SYSTEMSのブランドになっています。
 2021 年6月に発売になった時か ら、ずっと購入を検討していたんですが、購入に踏み切れなかったの は左の写真を見てわかるとおり、大きいためです。  35mm判換算で16-50mmという超広角から 標準 域までをカバーするレンズで、開放絞り値はF4.0で変わりません。しかもPROレンズなので、ある程度かさばるのは仕 方ないのですが、やっぱりPEN-Fには大きいです。このため、タイトルは「PEN-Fに似合わぬレン ズ」とならざるを得ませんでした。 
 サイズは最大径77mm、全長88.5mm、重さ411g (レンズキャップ、リアキャップ、フード除く)。
これまでレンズキャップ代わりにつけていたパンケーキレンズM.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZが、最大径60.6mm、 全長22.5mm、重さ93gだったのと比べると、重さは4.2倍です。せめてM.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROの最大径63.4mm、全長 70mm、重さ254g程度ならいいのになあと思います。
 まあ PROレンズなので、ある程度の重さは仕方ないにしても、全長が長いですね。超広角だからフードは欲し いし、フードを付けるとさらに長くなります。横から見た右の写真では、長さが目立っています。
 でも広角と超広角の差は、数値以上に大きいです。14mm (35mm判換算28mm)と、8mm(同16mm)の差は、他には換えられません。とはいえ、今はiPhoneの超広角があるので、わざわざ一眼レフや ミラーレス一眼で超広角レンズを持つ意味はないと言えばそれまでなんですが……。

 ともかく、いつもの場所からテスト撮影をしました。下の左が8mm(35mm判換算16mm)、下の 右が25mm(同50 mm)です。同じ場所から撮影した14-42mm F3.5-5.6 EZと比べてみてください。拡大写真はリサイズのみで、ノートリミング、ノー補正です。
   開放絞り値は4.0なので、ポートレート写真などには向きませんが、最短撮影距離が広角側、望遠側と も23cmまで寄れるので、望遠側での最大撮影倍率は0.42倍と、ハーフマクロに近い値です。
 左は猫のポートレートです。25mmで絞り開放です。距離が近いので、背景はちょっとはボケていま す。猫のモフモフ感がでているでしょうか。

 超広角を試すため、少しだけ旧居留地あたりで撮影してきました。いずれも8mm端で絞りは開放。トリ ミングしています。
 最初は神 戸朝日ビル、次は日 本ビルヂングとクリエイト神戸ビル、 最後は旧 居留地 十五番館です。
 レンズ キャップの代わりとして、またフー ドハットを買いまし た。PEN-Fの最初のレンズ、M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8の時は ミニサイズでしたが、今度はミディアムサイズで す。
 フードを撮影状態にしたままかぶせるのが本来の使い方でしょうが、それではちょっと大 きくて見た目が不細工なので、右 の写真のように、フードは反対向きに格納してからかぶせてみました。これならなんとか見られる姿です。

 レンズプロテクター用のフィルターは、ハクバの「XC-PRO エクストリーム レンズガード」です。オ リンパスの純正は分厚くて、値段も高く、アマゾンでは中古品しかありませんでした。このため、各社を比 較し、広角でもケラレない薄いもののうち、性能と価格のバランスで選びました。
   大きいレンズとはいえ、PEN-Fに装着すると、フィルター、フードハット、ストラップを含め、 実測でジャスト1,000gでした。
 一方、左のようにニコンDfに超広角の18-35mm F3.5-4.5Gを付けると、実測1,248gでした。
 前回、パンケーキレンズで比較した時と比べると、その差はず いぶん少なくなっています。さらに 8-25mmレンズの場合は、撮 影時はレンズが延びるので、見た 目の差はさらに縮まってしまいます。
 超広角は他には換え難いのですが……。
 関連記事はこちらにあります。
PEN-Fに似合うレンズ オリンパスが好き(4)(2020年2月26日)
PEN-Fを守るアイテム オリンパスが好き(3)(2019年4月3 日)
PEN-Fの仲間たち オリンパスが好き(2)(2019年2月25日)
精密感あふれるPEN-F オリンパスが好き(1) (2019年2月22日)
★2023 年10月25日(水) マツダ の 次期スポーツカー?  「ICONIC SP」を公開
 10月 25日、ジャパンモビリティーショー2023で、マツダがスポーツカーのコンセプト車「MAZDA ICONIC SP」を発表しました。めちゃくちゃ格好いいです。
 これは昨年11月、「ビジョンスタディモデル」として動画が公開された車と同じものと思われます。動 画では白い車でしたが、今回発表されたのは「VIOLA RED」という赤いモデルです。
 マツダのスポーツカーのコンセプトモデルと言えば、2015年10月28日に東京モーターショーでお 披露目された「RX-VISION」 がありますが、今回はより現実味を帯びたモデルであると当時に、より洗練され、本当に格好いいと思いま す。特に斜め後ろから見た姿が最高です。発売されるといいですね。
 スペック が一部公開されており、ボディサイズは全長4,180mm、全幅1,850mm、全高1,150mm、 重さ1,450kgです。ロードスターよりは一回り大きいですが、全長、全高はRX-7よりは小さく、 より低く、よりワイドになっています。重量は思ったより重いですが、これはバッテリーを積んでいるので しかたないでしょう。
 パワートレーンは2ローターのロータリーエンジンを発電に使うEVということで、最高出力は370馬 力。すごいですね。
 Bピラーとリアウィンドウは、RX-7(FD)へのオマージュでしょうか。大阪のモーターショーに展 示 されるなら見に行こうかな。
 関連記事は以下にあります。
マツダが好き
RX-8が10万km走行達成(2022 年8月23日)
マツダ車のカタログが増えました(2021 年4月19日) ・マツダ100周年(2020年12月23日) 
Mazda3がデビュー(2019年5月27日)        ・ロードスターがマイナーチェンジ(2018年6月16日)
通算走行距離50万km達成(2017 年9月10日)         ・ロードスター100万台もみじ饅頭(2016年7月3日)
マツダRX-VISIONお披露目(2015年10月31日)     ・新型ロードスターに試乗(2015年5月24日)
新型ロードスター先行展示(2015年3月24日)    ・マツダ車に乗り続けて30年(2013年2月17日)
RX-7からRX-8へ(2011年10月8日)        ・RX-8試乗(2003年5月10日)  
ランティスからRX-7へ(2002年8月23日)
★2023 年10月24日(火) 新幹線 を待つ 北陸本線金沢ー敦賀間
 来年3月 16日の北陸新幹線金沢ー敦賀間の開業を控えた、北陸本線の駅を訪ねてきました。夜行バスで金沢に着 き、早朝スタートです。
 左は西金沢駅で、2011年10月2日に橋上駅化。右は野々市駅で、2012年4月21日に新駅舎が 完成。
 左は松任 駅で、2011年8月に橋上駅され、13年2月25日に完成した南口駅舎は、白山をモチーフにしていま す。北陸新幹線の車両基地である白山総合車両所はこの駅の西側にあり、ここまでは2015年3月の長 野ー金沢間が開通時から新幹線が走っていたことになります。
 西金沢、野々市両駅は普通電車しか停まりませんが、朝7時台の金沢方面行きは7本もあります。野々市駅の時刻表はこちら。
 松任駅には7往復だけ特急が停まります。駅前にはSLが保存され、「千代女の里俳句館」があります。
 上の左は粟津駅、上の右は動橋(いぶ りはし)駅。両駅ともに普通電車しか停まらないローカル駅で、左の大聖寺も現在、米原行きの特急「しら さぎ」が2本停車するだけですが、かつては近くの温泉への玄関口として賑わった駅です。
 1931年(昭和6年)2月の「日本案内記」中部編に載っている地図「北陸の温泉」を見ると、3駅 と粟津、片山津、山代、山中の各温泉を結ぶ鉄道が描かれています。本文には「温泉電軌線」とあり、延長 は30.9kmに及んでいました。
 1964年9月の時刻表を見 ると、3駅ともすべての急行列車が停車しています。特急「白鳥」は、下りが大聖寺停車、上りが動橋停車 と分かれていました。小松は通過でした。
 その後、特急列車の本数が増えると各 駅にすべて止めるわけには行かず、1970年10月、両駅の間にある作見駅が加賀温泉駅と改称され、特 急の停車が集約されることになりました。特急が停まらなくなった各駅はショックだったと思います。温泉 地への電車も廃線になってしまいました。
 左は動橋駅の待合室に掲げてある「動橋駅の移り変わり」です。これら3駅には今も長いホームが残って います(動橋駅大聖寺駅)。当時の賑わいが しのばれるとともに、その後の変遷に胸が痛む思いです。
 順番が前 後しましたが、加賀温泉駅は新幹線停車駅です。駅前はまだ工事の真っ最中ですが、地平にあるコンコースはかなり出来てい ました。鉄道・運輸機構のパンフを見ると、ホームは2階です が、他の駅と比べて駅の高さは低いです。
 駅舎のデザインとしては、ベンガラ色が目立っています。加賀市によるデザインコンセプトを見ると、山代温泉の紅殻格子にち なむ色彩のようです。
 上は芦原 温泉駅で、こちらも新幹線停車駅です。駅舎も駅前広場もほぼ完成していました。黒っぽい色が中心で、あわら市の資料によると、「あわら温泉の癒やしと旅 情」を表しているようです。
 西口には、2階の新幹線コンコースに向かう階段とエスカレーターが中央にあり、左手がバス・タクシー 乗り場です。エスカレーターを上ると、正面に連絡通路が延びています。突 き当たりに東口へ出る階段とエレベーターがあります。その手前が新幹線コンコースの入り口で、現在は左 のようにシャッターが降りています。
 写真の手前、右側へ延びている点字ブロックの方向に、在来線駅舎への連絡通路ができる予定です。
 全景写真 の右手、ガラス張りの部分は、賑わい空間の「アフレア」 です。中は右のように3 階まで吹き抜けの広いホールです。
 手前には11月にカフェレストランがオープンする予定です。その2階部分には「ふくいミゅ〜ジアム」があ り、観光地の情報を知ることができます。温泉の桶を使った情報発信装置は、 子供が楽しめそうです。
 左手のガラスドアに左側に観光案内所があり、その奥の エレベーターが新幹線への通路に通じています。ガラスドアの向こうには在来線の橋上駅舎へ上る階段が見 えています。
 芦原温泉 駅で59分間過ごし、次は上の左の写真、丸岡駅です。
 ここは坂井市の代表駅で、市役所が近くにありますが、丸岡城などがある旧丸岡町の中心部とは4km弱 離れています。このため、歩いて10分程度の「若重食堂」 で昼食をとったあとは、待合室 で昔の地図や写真を見て過ごしました。「坂井市龍翔博物館」 所蔵の1941 年(昭和16年)の地図を 見ると、丸岡駅周辺の私鉄網がよくわかります。
 さて、丸岡駅を11:48発の列車に乗る予定でしたが、芦原温泉駅付近で線路内の立ち入りがあり、 23分の延着。このため福井駅での乗り継ぐはずの普通列車に間に合わなくなりました。あとの予定がある ので、福 井鉄道に乗り、武生へ向か うことにしました。
 上の福井駅の写真を撮ったあと、乗り場に行くと、12:27発の電車がちょうど到着しました。今年3 月に導入されたばかりの新型、F2000形です。武生までは59分で、福井駅 前を出ると次の福井城址大名町で進行方 向を変えます。路面電車ですが、商工会議所前を過ぎると専用軌道になり、見事にダイヤ通りの運行でし た。