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★2023 年2 月22日(水)  ハーロックと星の海へ 松本 零士さん死去 

 漫画家の松本零士さんが13日に亡くなられたと、20日のニュースで伝えられました。85歳でした。 まだまだ活躍してほしかったですね。
 世間では代表作は「宇宙戦艦ヤマト」と「銀河鉄道999」でしょうが、個人的には断然「宇宙海賊キャ プテンハーロック」です。上は1977年11月から79年10月にかけて発行された秋田書店「サン デー・コミックス」全5巻です。同社の雑誌「プレイコミック」連載中から読んでおり、しっかり購入しま した。下は姉妹編の「クイーン・エメラルダス」全4巻です。
 寡黙で、自分の信念の元に生きるハーロックは、とても格好良く、あこがれました。第5巻の最後は「第 1部 完」となっており、未完のままです。
 上のハー ロックの絵は、コミックス第5巻の68ページから借用しました。ハーロックが左の腰に装着しているの は、銃身の長い銃ではなく、「重力サーベル」です。銃のようなグリップがあるのに、サーベルのように切 りつけることもある不思議な武器ですが、格好良いので許しましょう。
 右はハーロックの海賊船「アルカディア号」が星の海を巡航している場面。第3巻の134ページに掲載 されている姿です。
 船体後部は昔の海賊船のようなデザインになっています(第4巻40ページの絵はこち ら) が、前方斜め上から見た姿が よいですねえ。
 「キャプテンハーロック」はアニメにもなっていますが、黒ベタの多い漫画版は、宇宙らしくて一番好き です。松本さんの宇宙への深い思い入れが感じられます。ご冥福をお祈りします。
 関連記事はこちらにあります。
樋口有介さん死去(2021 年11月9日)
さいとう・たかをさん死去(2021 年10月1日)
安野光雅さん死去(2021 年1月22日)
大林宣彦監督死去(2020 年4月12日)
宮脇俊三さん死去(2003 年3月4日)
★2023 年2 月18日(土)  ようやく訪問 復元•大洲城
 先日、愛 媛県大洲市の大 洲城に行ってきました。松 山市に住んでいたころ、大洲市は何度も訪れました。特に大洲城は、木造での天守復元工事の計画中(2001年6月1日)、復元工事中の見学会(2002年12月22日)、 復元工事の天守上棟式記念見学会(2003年4月5日)と3回訪問したので、2004年9 月1日の復元工事完成後、再訪を楽しみにしてい ました。ようやくそれが叶いました。(これを機に、過去の記録に大きな写真を何枚か加えました)。

 左の写真は天守の北側、入り口のある南側から見ると裏側ですが、こっち側だと石垣の高さが加わって、 とても立派な姿です。大洲藩は6万石だったそうですが、6万石には似つかわしくない大きな城です。
 左の2階建てが重文の台所櫓、右に小さく見える2階建てが同じく重文の高欄櫓です。明治になっても解 体を免れた二つの櫓と、復元された天守が、違和感なく並んでいます。
 南側(下の写真)を見ると、1階が白壁になっているのに、北側の1階は2階以上と同じ下見板張りと なっています。
 右の写真 が本丸側から見たところで、右手前の台所櫓が天守への入り口になっています。工事中の姿は こちら。
 観覧料は大人550円、中学生以下220円です。大洲のもう一つの名所、臥龍山荘とのセット券は大人 880円、中学生以下330円とお得です。
 台所櫓の1階にはお土産売り場もあり、「大 洲城下物語」という本 を購入。2階には上がれません。事務所でしょうか。見学会の時も上がれませんでした。
 高欄櫓のほうは2階へ上がれます。
 左は天守 1階にあった解説板です。大洲城の天守は4層4階で、石垣の上からの高さは19.15m。姫路城などと 比べると低いですが、四国に残る4か所の現存天守よりも高くなっています。
 さらに最初の写真でわかるように石垣の高さがあることに加え、二つの櫓が小天守のように連結されてい ることから、数値以上に立派に見えます。特に高欄櫓は、その姿から見ても小天守と言えると思います。
 上の2枚は天守最上階(4階)からの 眺めです。左は東側で、正面が富士山(とみすやま)。肱川(ひじかわ)にかかる肱川橋は、最近新しい橋 になりました。
 右は北側で、大洲駅方面の新市街地。肱川対岸の堤防は、大洲城を眺める特等席です。左手の鉄橋からの 眺めも素晴らしいです。工事中の風景は こんな感じでした。

 右は3階から南側の市街地を眺めたところ。手前は高欄櫓です。拡大すると、正面のグラウンドの右手 前、寄せ棟の建物の背後に、入り母屋の白い三角形が小さく見えていますが、これが重文の三の丸南隅櫓で す。
 上の3枚 は天守の内部。左は4階。上棟式の際の棟札が見えます。シャチ瓦のレプリカもあります。中央は3階から 吹き抜け部分を見下ろしたと ころ。正面が4階への階段です。右は1階から吹き抜け部分を見上げたところ。心 柱の解説板がありました。


 上は高欄櫓の2階です。高欄部分へは出入り出来ないようにガラスがはまっていました。以前は出られたのに……。
 左は高欄櫓と天守。このアングルが一番好きです。天守2階の「火灯窓」もわかります。高欄櫓には石落 としもあり(隙間が狭いので装飾用らしい)、小天守の風格があると思います。
 関連記事は以下にあります。
お城めぐり
大洲城上棟式記念見学会(2003 年4月5日)
大洲城天守復元工事見学会(2002 年12月22日)
大洲城と鵜飼い(2001 年6月1日)
宇和島城と郷土館(2002 年12月10日) 
★2023年2 月16日(木)  チョコレートがいっぱい 退 職しました
 2月14 日に長年勤めていた会社を退職しました。最後の5年間は契約社員としての再雇用でした。
 この日に飲もうと妻が買っておいてくれた白ワイン、コルトン・シャルルマーニュを行きつけのビストロ に持ち込ませてもらい、マスターと一緒に飲みました。左のリボンのついたお酒は、マスターからのプレゼ ント、シャンパーニュのユーグ・ゴドメです。
 職場の皆さんから花やプレゼントをいただきました。主にチョコレートです。どれ もおいしそう。もったいなくてなかなか食べられません……。左の写真は、酔っぱらって帰ってきてから撮 影したので、ぐじゃぐじゃです。もうちょっときれいに並べて撮ればよかったです。
★2023年2 月6日(月) JR奈良線複線 化(JR藤森–宇治)開業近づ く
 JR奈良 線の複線化延伸部分、JR藤森駅から宇治駅などが、3月18日のダイヤ改正で開通します。工事完了部分につ いては、電車はすでに新しい線路を走ってい ます。
 上の写真は宇治川の鉄橋。これまでの単線の鉄橋の下流側に、複線用の新しい鉄橋が完成。宇治-黄檗間 は昨年12月18日に複線運用が始まっています。右の動画は2月3日の夕方に乗ったみやこ路快速から撮 影しました。上の写真はその切り出しです。
 残る工事は、六 地蔵駅の北側桃 山駅の南側北 側JR 藤森駅の南側だけです。

★2023年1 月28日(土)  旧旧交代(サー モス真空断熱マグ)
 2009 年2月8日に購入したサーモスの「真空断熱マグ」を愛用していましたが、ミルクを温めようと電子レンジ にいれてしまい、樹脂製の取っ手が溶けてしまいました。ア ホでした。
 同じモデルを買い直そうとしたところ、新モデルに置き換わっており、販売終了ばか り。結局、メルカリで未使用の2個セットを購入しました。
 このマグカップはステンレス製で、軽すぎず重すぎず、曲線を描いたボディがお洒落です。目立ちません がロゴが入っています。 取っ手部分の デザインが凝っていて、持った感触がお気に入りなんです。今度は大切に使います。
 関連記事はこちらにあります。
新旧交代(ケータイマグ)(2020年6月16日)
★2023 年1 月13日(金)  行きは各停、帰 りは特急 播但線の旅
 木次線、 芸備線、因美線、姫新線と、JR西日本のローカル線を訪ねてきましたが、今回は播但線です。
 旅のスタートはまた姫路駅。山陽本線(JR神戸線)の上り方面ホームに、国鉄色の急行列車が鎮座して います。姫路名物「駅そば」です。食べたのは下り方面ホームにある普 通タイプの店舗です。
 メニューはこちら。右の手 前が「駅そばてんぷら大盛り」です。
 さて、中 間改札を通って播但線ホームに向かいます。11:52発の寺前行きは、エンジ色の103系電車の2両編 成です。
 寺前までは単線ですが電化されており、すべての駅でICOCAが使えます。このため、この列車は「ワ ンマン」と出ていますが、車内に料金箱はありません。また運転席後ろで見ていましたが、運転士がドア扱 いをしている様子はなく、この列車には車掌も乗っているようでした。
 播但線の発車時刻表はこちら。閑散 時でも毎時2本、19時台には普通電車だけで4本あります。福崎止まりもありますが、電化区間について は「ローカル線」とは言えませんね。都市近郊路線でしょう。姫路から2つめの野里までは、高架で市街地 を抜けて行きます。
 寺前まで の間、いくつかの駅が「一線スルー」になっていました。左は鶴居駅進入時の写真です。一線スルーとは、 単線区間で通過列車が速度を落とさずに駅を通過できる仕組みです。
 かつては単線区間で行き違いが出来る駅では、駅への進入時と出発時にポイントが設けられているのが普 通でした。ポイント通過時には速度を落とす必要があり、一般的には35-45km/hくらいまで減速し ます。
 これに対して一線スルーでは、駅の部分の線路を片方(一線)だけ真っすぐに敷き、ポイント部分の曲線 をなくしています。上り、下りの両方向とも、通過列車はこの直線を通ることで、速度を落とさずに通過で きます。
 下の左の写真は寺前駅到着時。中央のホームの右側に停まっているのが、乗り継ぐ和田山行き列車です。
 寺前駅は 兵庫県神崎郡神河(かみかわ)町の代表駅です。現在の駅舎は2010年に改築された有人駅で、右手には 町の観光交流センターも設けられています。
 人口約1万人の小さな町ですが、姫路からここまでは地形が平坦なため、1998年に電化されていま す。
 特急列車以外の普通列車利用者は、すべてここで乗り換えとなります。寺前駅の発車時刻表はこちら。電化 区間と非電化区間の差は一目瞭然です。
 JR西日本が2022年10月5日に公表した2021年度の区間別平均通過人員(輸送密度)を見る と、姫路–寺前間が7,079人なのに、寺前 –和田山間は924人と1,000人を切っています。でも芸備線や木次線などと比べると、まだましと言 えるでしょう。
 このため 寺前12:46発の和田山行きは、オレンジ色のキハ40系気動車が1両だけです。寺前を出発するとすぐ に山間部に入 り、速度も 目に見えて遅くなります。
 竹田駅に停車すると、駅舎の反対側に、竹田城への登山口がありました。ただ し冬は閉鎖中です。2000年5月にお城巡りの仲間と訪問した時は、まだ 今ほど整備されておらず、いつでも自由に登れ たと思います。
 和田山駅は1976年に完成した橋上駅。時代が早いのでエレベーターやエスカレーターがなく、駅員を 呼び出すインターホンが階段脇にありました。
 ここで乗り換える山陰本線は、京都方面から城崎温泉まで電化されています。13:51発の城崎温泉行 きは、緑色の113系電車。2両編成のワンマン列車です。
 左上は豊岡駅で行き違った大阪行き 「はまかぜ4号」。この日は休日だったので、6両編成で、座席もかなり埋まっていました。
 城崎温泉到着は14:35。折り返しとなる14:42発の福知山行きには、大変大勢の人が乗り込みま した。右上は城崎温泉駅の駅舎。駅前にはカニのはさみのモニュメントが観光客を出迎えています。
 城崎温泉で一泊し、翌日は14:14発「はまさか4号」で帰ります。城崎から大阪へは電車特急の「こ うのとり」が走っていますが、三ノ宮へは尼崎で乗り換えとなるため、直行してくれる「はまかぜ」は便利 です。
 播但線を通って大阪へ向かう「はまかぜ」は、2010年に登場した189系気動車で、1日3往復。2 号は鳥取発、4号は浜坂発、6号は香住発で す。この日は平日ですが、前日と同じ6両編成でした。
 播但線の 生野駅には、左のような看板がありました。しかし電化だけではそんなに所要時間は短くはなりません。一 番効果があるのは複線化ですが、これは多額の費用がかかります。特急列車であれば、一線スルーはそれな りに有効です。
 速度を測るアプリを動かしたところ、 先に写真を掲げた鶴居駅は94kmで通過しました。
 左は寺前駅にあった看板です。こちらは説得力がある標語です。しかしJR西日本の現状を考えると、な かなか実現は難しそうです。
 関連記事はこちらにあります。
やっと乗れた姫新線とおまけの桃太郎線(2022年12月30日)
「みまさかスローライフ」列車の旅(2022年11月7日)
木次線と芸備線の旅(2022年10月9日)
山 陽新幹線 岡山開業50周年(2022年3月15日)
さ ようなら「500系のぞみ」(2010年2月28日)
さよなら500系のぞみ(特別 ページ)(2010年2月19-21日、28日)
0系新幹線ラストラン(2008 年12月2日)
0系新幹線乗り納め (2008年9月20日)
「のぞみ500号」ラストラン(2008 年3月15日)
★2023 年1 月2日(月) 謹 賀新年 2年連 続で仕事始めのお正月
 昨年と同 様、今年も元日から仕事でした。昨年は2日も仕事でしたが、今年は大晦日に働いた代わりに、2日は休 日。ゆっくりと箱根駅伝を観戦しました。

 恒例の正月シャンパンは2日の夜。今年はジョルジュ・クレモンのブラン・ド・ブラン1級です。シャル ドネ100%のブラン・ド・ブランは、やっぱりおいしいです。
 右手に見える箱に入った平べったい瓶は、10月に木次線と芸備線を乗りに行った時、新見駅前で買った蝶鮫屋のキャビアバター(アサツキ)です。
 関連記事は以下にあります。
2022年 6年ぶりに仕事始めの元日
2021年 ウィズコロナ時代の元日            ・2020年 あわただしい元日
2019年 にぎやかな元日                        ・2018年 今年ものんびりの元日
2017年 おだやかな元日                        ・2016年 仕事始めの元日
2015年 元日乗り放題の旅                     ・2014年 姫路城の新鮮な視点