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★2008年9月28日

 先日、京都市美術館で開かれている「芸術都市パリの 100年展」を見てきました。パリが好きだから、とりあえず行ったけれど、あまり作品には期待していません でした。でも、最初の部屋にあったこの 絵が大変気に入りました。シニャック(Signac)の「ポン・デ・ザール(Pont des Art)」です。
 シニャックという人は、新印象派の画家として「スーラの後ろに出てくる人」というくらいの知識しかありませんでした。 また、「グラン・ジャット島の日曜 日の午後」という誰でも知っている代表作のあるスーラと比べ、代表作が思い浮かばない人でした。でも、こんな素晴らしい 絵があるんですね。現物は上の写真 の何倍も美しかったです。複製画があれば買おうと思ったのに、残念でした・・・・・・。

★2008年9月20日

 新幹線の開業 時から走っている初代の0 系車両が、この11月30日で完全に姿を消すことになります。このためJR西日本はこの春 から0系をオリジナルの青色塗装に戻し て走らせています。PRもしているので、名残を惜しむ人たちで賑わっているようです。
 ということで先週末、0系をはじめ、山陽新幹線を走る各種の新幹線車両に乗ってきました。新神戸から は0系です。
 新神戸08:13発の「こだ ま639号」は、 09:37 岡山着。最速のぞみなら31分で行くところを3倍近くかかります。駅ごとに追い抜かれるためです。
 西明石でひかり391号に、姫路ではのぞみ99号とのぞみ1号(左の写真)に、相生でものぞみ3号と ひかり391号に抜かれます。
 九州で一泊し、 往復で山陽新幹線 の全7車種をのる予定でした。ところが最後に予定していた300系が、700系に変更になっており、結果的に乗りつぶし 計画は未達成。この顛末はあらためて別ページを作る予定です。
 【2022年3月15日・追記】山陽新幹線岡山開業50 周年の記事を書いたのを機に、大きな写真を追加しました。それぞ れの写真にリンクしています。

★2008年8月 23日

  「赤い風船」、8月 10日にシネ・リーブル神戸へ見に行ってきました。1日2回上映の午前の部は10時から。102席の 「シアター3」にお客は約30人。同世代の熟年カップ ルが目立っていました。
 まず同時上映の「白い馬」から。馬の疾走シーンが美しい。そして「赤い風船」。タイトルの終わりであ れっと思いました。「字幕・星加久実」の文字があり ます。昔は字幕なんてついていなかったはずなのに・・・・・・。
 でも今回のリバイバル上映で は、しっかり字幕がつ いてい ました。まあ、あってもいいんですが、クライマックスシーンで、悪ガキにつかまった風船を見つけたパス カルが「バロン、バロン」と叫ぶ場面には、「大変 だ、助けなきゃ」の字幕が・・・・・・。ちょっと説明しすぎですね。
 そんなこともありましたが、やはり美しい映画でした。モノトーンのパリの街にカラフルな風船が映えて いました。何回見ても、ほれぼれします。
 で、ビデオテープは絶版、DVDは未発売なのですが、 ネットを探すと丸 々1本、動画があったりします。しっかり拾ってきました。画面は小さいですが、十 分堪能することができます。下のところでは、映画の舞台について書いていますが、冒頭タイトルで出演者が表示されると き、「メニルモンタンの子供たち」と はっきり書いてありました。
 リバイバル公開を機にDVDが出たら、やっぱり買ってしまうかもしれません。

★2008年7月 20日

  アルベール・ラモリ ス監督の傑作映画「赤い風船」が、同じ監督の「白い馬」とともにリバ イバル公開さ れるようです。
 1956年の作品ですが、70年代は、よく学園祭などで上映されていました。高校の時、映画研究クラ ブだった辻本にとっては、「マイ・ベストテン」の トップにしていた作品です。
 当時はDVDはもちろん、家庭用のビデオもまだそれほ ど普及しておら ず、上映会に通っては、ノートに全シーンを記録したものです。
  映画の舞台はパリの 下町、ベルヴィル。当時の映画雑誌などには「モンマルトルが舞台」と書いてあるのが多かったけれど、サ クレクール寺院が出てこないことなどから、それは違 うと思いました。それで映画に出てきた特徴ある教会(ノートルダム・ド・ラ・クロワ教会でした)と、わ ずかに見えた道路表示板を手がかりに、20区の Rue des Enviergesではないかと考えました。
 1979年4月、縁あってパリに行くことが出来ました。ホテルに着くとツアーの人たちと別れ、目当て をつけた地点に向かいました。そして見つけたのが右 の写真の階段です。
 「赤い風船」の冒頭、少年が風船を見つけた階段です。映画撮影時から20年以上たち、周囲は家がなく なり、階段も崩壊寸前。街灯は無くなっていました が、階段の手すりに面影がありました。この階段を上るとRue des Enviergesです。
  その後、階段の周辺 は再開発され、ベルヴィル公園となりました。Penguinから出ている「The Paris Mapguide」を見ると現地には風船の写真があしらわれており、欄外にも風船を手にした少年(監督 の息子であるパスカル・ラモリス)の写真が載ってい ます。 ちなみにこのMapguideは辻本の愛用の一冊なのですが、さすがですね。

 さて映画の「赤い風船」はVHSのビデオと「写真絵本」は入手しましたが、これまでDVDは発売され ていないようです。リバイバル公開の公式HPによる と、「2007年 のカンヌ国際映画祭で、長年難航していた権利問題が解決し、デジタルリマスターで甦った」とあります。 今後、DVDが発売されることを期待しましょう。
 リバイバル公開の HPに「ブログパーツ」として右のようなものが提供されていました。辻本のページはブログではありませんが、貼り付けて みました。風船をクリックしてくだ さい。
 映画を見た人はわかりま すが、クライマックスシーンを思い出させてくれます。
2013年9月1日・追記】シ ネマカフェのHPから、ブログパーツが削除されており、もう動かすことが出来なくなっていたため、この部分は削除し ました。
 公開は東京の「シネスイッチ銀座」や大阪の「梅田ガーデンシネマ」などで7月26日から。神戸では「シネ・リーブル神 戸」で8月上旬となっています。ぜ ひ見に行かなければ!
 それにしても公開HPなどをみると「存在だけが語り継がれる伝説の映画」とか、宣伝文句とはいえ、大げさな表現が多い ですね。「シネポエム」「映画詩」 などと呼ばれてきたラモリス監督の作品は、見た人が心にそっとしまっておくのがふさわしいのですが……。
 とは言え、辻本も高校時代、周囲の人にこの映画の素晴らしさを熱く語っていたので、えらそうなことは言えません。

★2008年6月22日

 久しぶりに「スイス鉄道の旅」を大きく手直 ししまし た。「参考文献」のページをリニューアルし、新しい本を紹介するとともに、amazon.co.jpへのリンクを張 りました。まだ紹介し切れていない本も 何冊かあるので、もう少し増えそうです。