2002年12月の見学会で
予告されていたとおり、大洲城天守の復元工事は順調に進み、四層四階にちなんで4月4日(金)に上棟式が行われ
ました。式は関係者だけで行われたので、5日、6日の土日を使って、見学会が開かれました。
受付をすませると、ナンバーが付いた首に下げるカードをくれます。それをかけて工事用の階段へ。天守は四階建
てですが、工事用の足場は、屋根の部分の工事が多いため、天守の床とは同じではなく、五階になっています。上の
写真のように、まず覆いの外側の仮設階段を登って、足場の三階へ。それから覆いの中の仮設階段で五階へ進みま
す。
するとこんな光景が。天守の最上階です。上へいくほど建物は小さくなっているので、周囲の足場は広く
なっています。上棟式の飾りがまだそのままになっており、右側には大屋根へ登る仮設の階段も見えます。こち
らは天守の北面で、裏側にあたるようです。
このページのトップに載せた写真が、この反対側(南西側)からみたところです。多くの人たちが訪れてお
り、「こんなところを触れるのは今だけだからなぁ」と軒先の木材をぺたぺた触っている人が目立ちました。
外を見ると、シートを通して景色がうっすらと見えました。これは東側を望んだところ。正面に冨士山(と
みすやま)、中央に肱川橋が見えます。天守が完成したら、こんな景色を目にすることになるんですね。