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★2021 年 12月31日(金) プラスとセー ラーがコラボ 限定万年筆「雪 華」セット
 自分への クリスマスプレゼントとして、万年筆を買いました。個性的な文具メーカー「プラス」と、セーラー万年筆 がコラボした「雪華(せっか)」限定セットです。
 PC Watchのニュースで12月17日発売を知りま した。セーラー版はペン先やクリップが金 色ですが、プラス版はそれぞれ銀色です。雪にふさわしいプラス版を狙いました。
 発売日は幸い仕事が午後からだったので、さっそく朝、まずセーラーのホームページを訪問。ところがも う「販売終了」になっています。急いで本命のプラスのページ、ア ンコーラ・ダイレクトショップへ。ところが商品が見 当たりません。まだアップされていない のかと思い、先に会員登録をすませたところ、ちょうど表示されました。
 もしかし たら、会員限定だったのかもしれません。無事に注文完了できました。「7日間程度でお届け」となってお り、24日に届きました。
 上の写真の通り、プラスのノート「カ.クリエ プレミアムクロス」と、限定インク「サックス・ブ ルー」がセットになっています。

 万年筆は右の写真のように、セーラーのプロフェッショナルギアスリムがベースです。奥側は松山市の万 年筆店「報画堂」 オリジナルのクリアブルー版です。同じブルーでもずいぶん印象が違います。「雪華」は普通「雪花」と書 きますが、あえて「華」の字を使う意味がわかる華やかさで、雪の結晶が描かれています。キラキラしたラ メも美しいです。
 ペン先は 14金で、ここにも雪の結晶が描かれています。シンプルですが美しいペン先です。ペン先はプラス版は EF(極細字)、MF(中細字)、B(太字)と3種類あり、もちろんMFを選びました。
 天冠部は、通常のプロギアだとセーラー万年筆の錨マークですが、「雪華」はここにも雪の結晶が刻まれ ています。小さいのでちょっと見にくいです。
 付属の限 定インクは「Saxe Blue(サックス・ブルー)」。雪をイメージして新たに調色され、「ほんの少しくすみがかかった淡いブルー」ということですが、個人的にはもうすこし明 るいブルーが好きです。
 辞書でサックスブルーを見ると「インディゴ(青藍)を硫酸溶液で溶いた染料。またそのくすんだ青色。 ザクセン青」(大辞林第四版)となっています。確かにくすんでいます。ほんの少しではなく、しっかりく すんでいると思います。北陸の冬の空のようです。

 また太さはMF(中細字)で、ペン先に「MF」と刻まれているのですが、思った以上に細いです。左の 写真ではそれほど細くは見えませんが、実際は細いです。これでMFなら、EFはどれくらい細いのだろう と思ってしまいます。インクの色が薄いので、よけいに細く見えます。やっぱり細いペン先に、淡いインク は似あわないですね。
 関連記事は以下にあります。
三代目の「檸檬」    (2019年4月1日)
独創的な「セレニテ」     (2018年6月5日)
新加入 青い万年筆   (2017年12月17日)
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★2021 年 12月18日(土) 「日本大地図 帳」とユーキャンの地図帳 地 図が好き (6)
 平凡社の 地図製作部門が独立した「平 凡社地図出版」の会社概要にある「沿革」を見ると、独立した1980年 から「世界大地図帳」と「日本大地図 帳」の製作を始め、84年に「世界大地図帳」が完成。翌年に「日本大地図帳」が完成しています。左の写 真の一番右です。サイズはA3変形判で、でかいです。
 沿革には「斬新な地図表現も相まって、欧米の地図界でも高い評価を受けた」とあります。前回紹介した 「世界大百科事典日本地図1988年版」と「スタンダードアトラス日本」はこの地図帳が元になっている といえます。
 2001年にユーキャンから発売されてヒットした「日本大地図(全2巻)」の上巻は、この大地図 帳が使われています(写真の中央)。
   ユーキャンの「日本大地図」は現在も発売さ れていますが、2011年から13年ごろに2分冊から3分冊になり、上巻の「日本大地図帳」は「日本分 県大地図」に変わりました。上の写真の一番左がそうです。
 「日本大地図帳」は北海道から沖縄まで縮尺が50万分の1で統一されており、都道府県ごとの広さを比 較することができます。ただ東京、大阪、神奈川、香川などの面積が狭い都府県は、右の写真の左側のよう に他県と一緒の地図になってしまい、見にくさは否めません。
 単一都府県だけを扱う「分県大地図」(右側)は見やすいですが、一長一短ですね。最近は「分県図」タ イプが好まれるようです。
名称
世界大百科事典1988年版
日本大地図帳 日本大地図帳(ユーキャン) 日本分県大地図(ユーキャン)
蔵書の発行日
1991年4月20日 初版 1985年1月22日 初版
2010年2月1日 十訂特 別版
2020年2月2日 二訂版
分県図
1/50万 同左
同左
1/15万〜1/60万
地域図
1/15万(北海道1/25万) 同左
同左
なし
市街図
1/2.5万 同左
1/2万
1/1.8万
索引
160ページ
94ページ
別冊
別冊
 離島部の 扱いに違いが出てきます。鹿児島県を見ると、 「日本大地図帳」では屋久島やトカラ列島が九州本土からど れだけ離れているかがよくわかります。
 4種類の地図の違いは上の表の通りです。市街地図は微妙に縮尺が異なっています。「日本大地図帳」は 2万5000分の1で、左の神戸市は1ページで、「世界大百科88年版」の2ページ分と同じです。右の 東京は見開き2ページに山手線内がすべて収まっています。
 基本は1ページに2都市で、大津市は石山まで 入って都市らしくなりました。神戸のほか札幌、横浜、名古屋、広島、福岡が1ページ扱い、東京、京都、 大阪は2ページ扱いです。
 市街地図 は大縮尺になれば見やすいですが、同じスペースでは掲載範囲が狭くなってしまい、悩みどころです。
 ユーキャンの「日本大地図帳(2010)」では縮尺が2万分の1となった上に、基本が1ページに3、 4都市となったため、掲載範囲はずいぶん狭くなりました。東京は4ページ扱いとなっています。神戸市は 同じ1ページで向きが変わりました。
 「日本分県大地図」では1万8000分の1とさらに大縮尺になったため、余白がぎりぎりまで減らされ ています。東京は4ページ使って山手線内を収めています。広島市では2万 5000分の1では見えていた宇品の桟橋が見えなくなりました。 
 関連記事はこちらにあります。
「世 界大百科 事典日本地図」のその後 地 図が好き(5)(2021 年12月1日)
52年前の日本の姿「世界大百科 事典日本地図」地図が好き(4)(2021年11月2日)
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即位記念の1/1万地形図「東京 中心部」地図が好き(3)(2019年11月7日)
100年前の日本の姿 大正7年版「鉄道旅行案内」 ガイドブックが好き(6)(2019 年6月29日)
カーナビ以前の道案内 39年前のミシュラン赤本 ガイドブックが好き(5)(2018 年6月27日)
Times Atlasが好き 地図が好き(2)(2015年9月15 日)
新しい「スイス公共交通地図」(「スイス鉄道の旅」2015年2月14 日)
パリの地図帳が好き 地図が好き(1)(2013年10月6日)
新しい1/1万地形図「松山」(2001年8月16日)
★2021 年12月1日(水) 「世界大百科事典日本地図」のその後 地図が好き (5)
 平凡社の「世界大百科事典」は何度も改訂や新装版があり、全巻が そろうまで数年かかる場合もあるため、そ の歴史は複雑です。「○○年版」というのは刊行開始の年を示し、地図帳は遅れて刊行される場合が多いよ うです。各種資料を整理すると、戦後の基本的な発行歴は次の 通りです。
 ▽1955年版(全32巻)▽1964年版(全26巻)▽1972年版(全35 巻)▽1984(85?)年版(「大百科事典」全16巻)▽1988年版(全35巻)▽2007年版(全34巻)
 前回紹介したのは1964年版(日本地図は68年)と72年版(75年に出たカスタム版)。今 回紹介するのは写真の左側、88年版日本地図(発行は1991年4月20日)です。
 右側は87年8月20日発行の「スタンダードアトラス日本」。 同時期なので一緒に紹介します。
 1988 年版が以前の版と違うのは、分県図の縮尺。下の表の通り、大縮尺になり、北海道も同じ縮尺です。 スタンダードアトラスはさらに大縮尺で、文字も大きいため、とても見やすいです。デザインも、平野部に緑色を使った一般的なものになりました。
 左の写真は北海道で、右は東京都周辺。ともに上が88年版、下がスタンダードアトラスです。
 スタンダードアトラスの大縮尺では、人口密度の低い北海道ではスカスカに 感じられます、東京のような大都市圏ではこれくらいが必要だと思えます。
名称
世界大百科事典1964年版
世界大百科事典1972年版 世界大百科事典1988年版 スタンダードアトラス日本
蔵書の発行日
1969年5月20日 初版5刷
1976年1月30日 8版5冊
1991年4月20日 初版
1987年8月20日 初版
分県図
1/60万(北海道1/120万)
同左
1/50万
1/32万
地域図
1/15万
同左
1/15万(北海道1/25万)
1/9.6万(北海道1/16万)
市街図
1/3万(北九州1/6万)
同左
1/2.5万
1/1.6万
索引
202ページ
150ページ
160ページ
144ページ
便覧
国立・国定公園一覧、国道・国鉄線名一覧、難読地名一覧(別冊)
消滅市区町村名一覧、国立・国定公園一覧、国鉄線名一覧
都道府県と旧国名図、市町村区分図、 県勢一覧、各地の気温・降水量、高速国道とおもな一般国道、JR鉄道路線
日本の基本データ、県勢一覧、高速国 道とおもな一般国道、JR鉄道路線、国立・国定公園、特別天然記念物
目次
 市街図も 大きく変わりました。左の写真は神戸市で、左側が88年版、右側がスタンダードアトラスです。どちらも 大変個性的です。道路は輪郭線を使わない「白抜き」で、市街地の色遣いも暖色系が多く、パステル調とも 言える斬新なスタイルです。専門家の間でも評判になっていた記憶があります。好き嫌いが分かれるかもし れません。
 スタンダードアトラスの1万6000分の1
という縮尺は、地図帳では珍しい大縮尺です。分県図の縮尺変更と割合が一致しています。また88年版の 2万5000分の1も、以前よりは大縮尺です。神戸は2ページになり、掲載範囲が広がりました。
 以前の版 の市街図は、札幌、仙台、東京、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、北九州、福岡の11都市だった のが、88年版とスタンダードアトラスは都道府県庁所在地すべての47都市になりました。
 左の写真は左側が88年版で、基本は1ページに2都市を掲載。仙台と千葉は1ページ扱い、札幌、横 浜、名古屋、神戸、広島、福岡は2ページ扱い、東京、京都、大阪は4ページ扱いです。
 右側はスタンダードアトラスで、基本は1ページに1都市。札幌、仙台、千葉、横浜、名古屋、奈良、神 戸、広島、福岡、長崎、那覇は2ページ扱い、東京、京都、大阪は4ページ扱いです。88年版と比べると 奈良、長崎、那覇の 扱いが良くなりました。ゆったりと見やすい反面、大津は大半が琵琶湖 の湖面になってしまいました。
   88年版とスタンダードアトラスは、縮尺を除けば似たような構成ですが、相違点は「地域図」です。 88年版では主要な観光地が多く選ばれており、右の写真、猪苗代湖と磐梯・吾妻地域のように観光地とし てひとまとめにされる範囲が、うま く見開きページに収まっています。掲載地域は上の「目次写真」でわかりますが、北海道 以外は縮尺が15万分の1でそろっているので、距離やエリアのスケールを比べることができます。
 これに対してスタンダードアトラスでは、地域図と呼べるのは大都市周辺図に限られています。
 このように分県図の大縮尺化、地域図の充実、市街図が全都道府県庁所在地を網羅していることなど、 88年版の世界大 百科事典日本地図は、A4判サイズの中型地図としては、大変充実した内容だと思います。
 「大百科事典」と名前が異なっていた1984年版と、現時点では最新の「世界大百科事典」である 2007年版の日本地図も興味がありますが、手に入れていません。今後の課題です。
 また平凡社の地図製作部門が独立した平 凡社地図出版は、ユー キャンの通販商品「日本大地図」 も手がけており、世界大百科事典世界地図の流れとも関係があります。これについてもまた紹介する予定です。
  【12月5日】写真入れ替 え、本文手直し。【18日】表と本文を再 修正。
 関連記事はこちらにあります。
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新しい1/1万地形図「松山」(2001年8月16日)
★2021 年 11月28日(日) 久しぶりに美術 展へ 「メトロポリタン美術館 展」
 コロナ禍 で美術展とも長らくご無沙汰だったんですが、ようやく状況が改善されてきたので、大阪市立美術館で開か れている「メト ロポリタン美術館展」へ 行ってきました。
 ネットで1時間ずつの時間指定でチケットを事前購入。だから空いているかと思ったけれど、日曜日なの で思ったよりも混雑していました。入り口は行列です。みんな待ちわびていたのかもしれません。
 メーンのビジュアルはカラヴァッジョの「音 楽家たち」。チケットにも採用されています。日本初 公開とのことです。この展覧会では、 65点の展示作品のうち46点が日本初公開です。
 最初の部屋は小さい作品が多かったので、ちょっと期待外れでしたが、だんだん見ごたえのある作品が出 てきました。クラーナハ(クラナッハ)の「パリスの審判」や、フェルメールの「信仰の寓意」などは人だ かりが目立っていました。
 辻本が見 たかったのはジャン=レオン・ジェロームの「ピュ グマリオンとガラテア」です。(作品の アップはこちら)。思ったより小さい絵でしたが、彫刻が生身の人間に変わってゆく途中の姿 がリアルです。絵はがきも買いまし た。この話はオードリー・ヘプバーン主演で映画になった「マイ・フェア・レディ」の元ネタです。
 右の箱は、メトロポリタン美術館の内部の様子をイラストマップにしたジグソーパズル。作るのが楽しみ です。
2022年2月9日・追記】雑誌 「Pen」2022年3月号に紹介されています。元絵はKIDS 用マップでした。
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サロメに再開 「ギュスターブ・ モロー展」 (2019年9月8日)
★2021 年 11月14日(日) 「冬物語」の季 節到来 サッポロビールが好き (5)
 すっかり 冬の風物詩になった感があるサッポロビールの「冬物語 2021」が発売されています。 1988年に最初に発売され、もう34年目になるんですね。毎年違うデザインが楽しみで、缶を残してい たこともあります。2016年からはあまり変わっていなかったんですが、今年は大きく変わりました。
 中央の2本は、ファミリーマート限定の「至 福のコク」です。ビアサプライズシリーズの第9弾で す。
 右端は黒ラベルの限定醸造版「黒 ラベルエクストラモルト」です。通常の黒ラベルより 麦芽の量を増やしてアルコール度数も少 しアップとのこと。いずれもこれから飲みますが、楽しみです。
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今年の夏の限定版        (2021年6月13日)
「北海道限定」を再び    (2020年8月10日)
ビヤホールの味 「達人の生」(2020年1月12日)
サッポロビールが好き    (2019年6月22日)
★2021年 11月9日(火) 「中年探偵の青 春小説」 樋口有介さん死去