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★2019年4月29日(月) 「パリの中 心」に衝撃  ノートルダム大聖堂炎 上
 4月16日(火)、朝のニュースが衝撃的な映像を伝えていました。日本時間の同日未明、パリのノートルダム大聖堂で火災が起き、尖塔が崩壊、屋根もほと んどが焼失しました。修復工事中の出来事でした。
 幸い、内部の聖像や美術品の多くは搬出されて被害を免れたようですが、パリの信仰と観光の中心地での 出来事だけに、世界中の人々が驚いたことでしょう。
 この大聖堂には1979年4月に初めて訪れ、南側の鐘楼から町並みを見下ろしてきました。2016 年、18年にも訪問しています。左はアルシュヴェシュ橋南詰めからセーヌ川越しに眺めた大聖堂です。何 枚か美しい姿を紹介し、一日も早い復興をお祈りします。
2016年3月6日。パルヴィス広場か ら見た大聖堂。
2018年2月9日。夕陽に映える大聖 堂。
屋根に雪が残る。モンテベロ河岸から。
2018年2月13日。トゥールネル橋 から
見た大聖堂。左はアルシュヴェシュ橋。
★2019年4月17日(水) 桜のキャンパス
 長かった桜のシーズンも終わりです。今年は事情があって、花見を楽しむことができませんでした。それで身近な桜をちょっとだけ紹介します。
 左は茨木市にある追手門学院大学安威キャンパスに咲く桜。天気が良くて 逆光だったので、写真写りはいまひとつで す。下にアップも載せました。アップにすると、少しは美しいです。
 そして桜の背後に写っている建物ですが、この建物も桜に覆われているんです。下の左側は外装パネルの アップです。
 大学の本部機能がある1号館で、2009年に完成。アルミの鋳物で、採光と同時にスダレの機能も果た すすぐ れものです。
 右の写真 は、この春に開校した総持寺キャンパスの大学棟「アカデミックアーク」で す。
 正三角形の平面を持つユニークな建物ですが、ここもよく見ると桜に覆われています。「桜ファサード」 と呼ぶようです。
 新旧キャンパスにはそれぞれ桜並木も作られており、桜にこだわった大学のようです。
★2019年4月10日(水) 新快速 「大久保行き」と、快速「宝殿行き」


 先日の6日、大阪からの帰り、JR神戸線(東海道線)が乱れていました。遅れていた新快速に乗り込ん だところ、走行中にアナウンスがあり、「この列車は、大久保行きに変更となります」とのこと。びっく り。長いこと新快速に乗っているけれど、そんな行き先は初めて聞きました。芦屋で降りた若者が、行き先 表示の写真を撮っていました。
 まねをして、三ノ宮到着時に写したのが左の写真。ホームの列車案内表示を見ると、前後して走っている 快速は「宝殿行き」になっていました。こっちも初めて聞く行き先でした。
★2019 年4月 3日(水) PEN- Fを守るアイテム オリンパスが好き(3)
 オリンパスのPEN-Fはクラシックなボディが美しく、裸で持ち歩きたいところですが、右手のひっか かりが無いため、落とすのが不安です。純正品の外付けグリップがありますが、調べてみると高価なわり に、品質がいまひとつとの情報もありました。
 このため、グリップ代わりにケースというかボディジャケットを購入しました。左の写真です。高級品は 避けて、中国製の格安品です。 赤いステッチが、スポーツカーのシートやハンドルを思わせ、それなりに格好いいです。作りもしっかりし ています。バッテリーの交換も、ジャケットを外さずに可能です。ただSDカードは抜きにくいので、写真 の移動はケーブルをつなぐことにしました。
 もうひとつはフードを付けたままのレンズを保護するフー ドハットです。アメ リカのオプテック製ですが、ニコン純正のフードハットを作っている会社です。
 関連記事はこちらにあります。
精密感あふれるPEN-F(2019年2月22日)
★2019年4月 1日(月) 三代目の「檸檬」 丸善創業150 周年記念万年筆
   万年筆は青いペンしか買わないと決めていたのに、誓いを破ってしまいました。丸善創業150周年を記 念した「檸檬(れもん)」です。
 丸善にゆかりの梶井基次郎の小説にちなむ黄色いペンは、130周年、140周年でも発売されており、 今回が三代目になります。 
 丸善&ジュンク堂のホームページによると、小説に登場 するカリフォルニア産レモンをイメージ して、歴代のペンよりフレッシュな色合いに仕上げているそうです。
 ペン先は14金。F(細字)、M(中字)、B(太字)の3種類があったので、Fを選びましたが、日本 製なので、本当に細いです。ウォーターマンなどのFに慣れていると、細すぎる気もします。Mでもよかっ たのかな。
 ペン先には左の写真のように「LEMON 150 MARUZEN」の文字。クリップの上部には「方位盤」が刻まれています。重さは24gと軽く、コンバーターはプッシュボタン式です。

 ケースは記念の品らしく凝っていて、下の写真のように辞書風の本を模しています。
 本を開くように中のケースを開けると、新潮文庫の「檸檬」が同梱されています。しかもカバーは丸善&ジュンク堂限定の初版復刻カバーです。さらに小説の抜粋と、丸善と「檸 檬」の年表がついており、丸善店舗の移 転の様子がよくわかります。

 さて「檸檬」の万年筆と言えば、2005年10月に発売された雑誌「ラピタ」の付録、「ミニ檸檬」が あります。左の写真の真ん中で、130周年の「檸檬」を85%サイズで復刻したものです。これも付録と は思えない、よく出来た万年筆でした。
 下は丸善丸の内本店の開店を記念した限定品、ウォーターマンの「レタロン・リュネール」です。これは 軸がブルーなので、コレクションの範疇です。
 関連記事はこちらにあります。
丸善京都本店、10年ぶりに復活(2015年8月24日)
丸善&ジュンク堂 梅田店オープン(2010年12月22日)
丸善ゆかりの「ミニ檸檬」(2005年10月10日)
丸善京都河原町店が閉店へ(2005年10月3日)
★2019 年3月23日(土) 元気な函館市電 はるばる 行ったぜ函館 その2
 函館市は路面電車、函館市電が健在です。路線の総延長は10.9km。運行系統は2系統。市街地の東 部、湯の川温泉のある「湯の川」、五稜郭の最寄り駅で飲食店も多い「五稜郭公園前」、古くからの中心地 で系統が分岐する「十字街」、造船所や外国人墓地に近い「函館どっく前」、立待岬に向かう「谷地頭」な ど、観光客にも便利です。
 料金は対キロ区間制で、210円〜250円。1日乗車券は600円なので、3回乗ればお得です。予想 以上に利用客は多かったです。

 函館市のホームページによると、現有車両は特殊車両や 運行休止中車両も含めて33両。多くが 広告をま とったラッピング車両です。左は函館山を背景に走る3002号車(はこだてわいん)です。旧アルナ工機製で1994年に導入されています。
 2段目の 左は十字街電停を発車する8005号車(美鈴商事株式会社)と、停車中の720号車(千秋庵総本家)。 710形と8000形は函館市電の主力で、8005号車は1994年製、720号車は1960年製のベ テラン車両です。
 2段目の右は十字街電停に到着する2001号車(株式会社トーショウビルサービス)で、1993年 製。函館山から見た夜景が描かれています。

 3段目の左は、函館駅前のカーブを曲がる812号車。この車両は広告のない車両です。800形は多く が8000形に改造され、残るのは1965年製の812号車のみです。
 3段目の右は五稜郭公園前電停に到着する9603号車「らっくる号」。9600形はアルナ車両製のリ トルダンサーシリーズで、北海道初の超低床車だということです。9603号車は2014年製。

 右の写真は「地域交流まちづくりセンター」前を走る3001号車(野村證券株式会社)。ドームが目立 つこの建物は、1923年(大正12年)に建てられた旧今井百貨店函館支店でした。函館にはクラシック な建物が多く、市電が似合います。
★2019 年3月17日(土) はるばる行った ぜ函館 その1
 JALの マイレージの大半がこの3月末で消えてしまうため、マイレージを使って函館へ行ってきました。写真は函 館山から見た夜景です。今回は17mmF1.8をつけたPEN-Fだけで撮影。 35mm換算の34mmで、広角すぎるかと思ったけれど、大丈夫でした。
 上は18時5分。ISO1600、絞り優先AE、F5.6、1/8秒、-1補正。下は17 時57分で、ISO3200、絞り優先AE、F5.6、1/30秒、-1補正。拡大写真はピクセル等倍。展望台の柵にひじをついただけの手持ち撮影として は、シャープに撮れたのではないでしょうか。
 関連記事はこちらにあります。
精密感あふれるPEN-F(2019年2月22日)
★2019年3月1日(金) パリの彫刻たち
 去年の2月、ローマとパリで彫刻やモニュメントの写真をいっぱい撮ったのに、全然整理できていませんでした。ようやく、「彫刻 が好き・海外編」として独 立させました。とりあえずはパリだけですが、追ってローマも追 加する予定です。

 左はリュクサンブール庭園にある「メディシスの泉」。もともとは、イタリア・フィレンツェのメディチ 家からフランス国王アンリ4世に嫁いだマリー・ド・ メディシスが、故郷のボボリ庭園をしのんで造った庭園の一部でした。上部の中央にある盾状の飾りには、 フランス王家の百合の紋章と、メディチ家の紋章が描 かれています。
 マリー・ド・メディシスといえば、ルーブル美術館には彼女の生涯を24枚の連作にしたルーベンスの大 作が並んでいます。一番有名な「マリーのマルセイユ到着」 だけ写してきました。
 さて、上 部の紋章の両側は、川を表す寓意像で、セーヌ川とローヌ川だということです。現地の説明版に よると、作者はピエール・ビアール。その下の壁面の3つの窪み(ニッチ)は、イタリアの庭園によくある 岩窟(グロット)です。もともと彫刻はなかったのですが、19世紀に周辺道路の整備に伴って泉を 30m移設した際、ニッチに彫刻が配置されました。
 また中央部、崖の下で抱き合っている恋人たちは、海神ネレウス(ネーレウス)の娘で、海のニンフ (ネー レーイス)のひとり「ガラテア」と、川のニンフの息子「アーキス」です。上から2人をねらっているの は、 ひとつ目の巨人キュクロープスのひとり「ポリュペーモス」。ガラテアに横恋慕したポリュペーモスが投げ た石で、アーキスは殺されてしまいます。これらの作者はオーギュスト・オッタンです。ガラテアは美人で 有名だったようで、ガラテアとポリュペーモスを描いたモローの絵が、オル セー美術館にありました。
 両側のニッチにあるのは、左が「ファウヌス」。ギリシャ神話の名前「パーン(パン)」で知られる牧神 です。拡大写真でわかりますが、右手に笛を持っています。右側は「ディアナ」らしいです。ギリシャ神話 のアルテミスです。欠けていますが、左手に弓を持っているようです。この2人もオッタンの作でしょう か。
 神話の登場人物は名前が統一されておらず、書き出すと難しいですが、この人物が誰かがわかると、彫刻 を見るのが楽しくなります。
 関連記事は以下にあります。
ディアナ・ディアーヌ・ダイアナ(2018年4月11日)