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★2018 年6月27日(水) 39年前 のミシュラン赤本 カーナビ以前の道案内 ガイドブックが好き(5) 
 実家の本 の整理をしていて、長らく所在不明になっていた1979年のミシュラン「レッドガイド・フランス」が出 てきました。
 この年の4月、ツアーでフランスに行き、パリからロワール渓谷、モンサンミシェルをバスで巡りまし た。その運転手さんが使っていたのがこの本と、同じミシュランのフランス全国の100万分の1道路地 図。本の下にある地図はパリに着いたときに買ったもの。レッドガイドは帰国後に欲しくなったので、8月 に丸善で買いました。2700円でした。
 ツアー中に団体行動で食べた昼食は4回でしたが、いずれもレッドガイドに掲載されています。うち2回 はパリとルーアンの都市部ですが、あと2回は郊外のレストランでした。
 現在のように、カーナビやスマホの地図がない時代、運転手さん は地図とレッドガイドを頼りに店を目指します。右の写真のように100万分の1という小縮尺の地図を補 完するのが、レッドガイドに載っている市街地図です。
 ロワールからモンサンミシェルに向かった時の昼食は、上の地図の左上に見えるシャトー・ゴンチエ (Chateau-Gontier)で食べました。右のレッドガイドの右ページに出ている Milwaultという店です。
 運転手さんはシャトー・ゴンチエの町に入るとレッドガイドを開きました。Milwaultは市街地図 の範囲外ですが、店の説明に「Basse-du-Rocher通りを通って北に2km」と説明がありま す。市街地図にその通りが出ており、迷わず到着しました。
 この当時のレッドガイドは、まだ現在のように一般的ではなく、丸善で売っていたのもフランス本国版。ホテルやレストランの説明はフランス語です。ただし 巻頭の説明は仏英伊独の4か国語で、内容はほとんどがデータ集なので、そんなに困ることはありません。 現在では本文が英語になっている英語版をアマゾンで簡単に買うことができます。
 39年前に泊まったホテルは今も健在です。左の2枚の写真はロ ワール渓谷のホテル「シャ トー・ダルティニィ」の紹介文です。上が1979年版、下は2009年版です。このホテル のレストランは1979年当時、「二つ星」でした。

 MONTBAZONというのが自治体名。37250は郵便番号。I.-et-L.(Indre- et-Loire)が県名。次は人口で、altは標高。なぜか2009年版では標高が低くなっていま す。「Chateaux de la Loire」というのは、この町が載っているミシュラン「グリーンガイド」のタイトル。地図とともに、レッドガイドとグリーンガイドも連携しています。
 ホテルの説明では、電話番号のあとに、1979年版でテレックスの番号があるのが時代を感じます。最 近の版ではEメールとネットのURLが載っており、説明が少し詳しくなりました。
 関連記事は以下にあります。
ガ イドブックが好き(4)「ミシュラン グリーン・ガイド」(2017 年12月2日)
ミシュランガイド100th Edition (「スイス鉄道の旅」 2009年3月28日&3月10日)
ガイドブックが好き(3) 鉄道旅行案内 (2017年9月30日)
ガイドブックが好き (2)「Eyewitness Travel Guides」(2016年6月29日)
ガ イドブックが好き(1)「望遠郷」(2013 年8月11日)

★2018 年6月16日(日) マツダ・ ロードスター 先進の安全技術 を搭載
 マツダの ロードスターがマイナーチェンジしました。6月7日に発 表がありました。美しいデザインはそのままです。
 主な改良点は▽安全・安心性能の進化。▽エンジンの進化=特にロードスターRFに搭載している2リッ ターエンジンは、最高出力が大幅にアップします。▽テレスコピックステアリングの採用=理想のドライビ ングポジションが作りやすくなります。
 先日、RX-8の車検でディーラーに行った際、尋ねてみると新しいカタログが出来ていました。ロード スター(左の写真)とロードスターRF、いずれも「安全・安心性能の進化」を強調した内容でした。「マツダが好き」のカ タログリストにも載せています。
★2018 年6月5日(火) 独創的な青い万年筆 セレニテ ウォーターマンが好き (4)


 ウォーターマンの青い万年筆を中心に集めているのですが、ようやく一番欲しかった逸品が手に入りまし た。Sérénité(セレニテ)のブルーです。
 他に類を見ない、曲線を描くフォルムが特徴。羽根ペンをイメージしていると言われていますが、日本刀 のようにも思えます。上の写真は日本刀式に置いてみました。曲線美を強調するためか、直立させるこ とが可能です。説明書によ ると、そのカーブは「自然の力に抗い、風の中でしなりながら直立を続けようとする様子を表しています」 とのことです。
 鮮やかなブルーは空と海の色であり、銀のリングは氷河がモチーフ です。

 1999年に発売された最初のセレニテはブラックで、リングのデザインも異なっています。その 後、グレイや、限定品の木製(ボア)の発売を経て、2005年にブルーが登場しました。まさに「真打ち 登場」で、ブルーが一番美しいと思います。しかし手元にある2008年のカタログには、グレイしか載っ ておらず、2010年にすべて廃番に。余りにも個性的なデザインだったため、営業的には成功しなかった のでしょうか。
 18金の ペン先は小さくて個性的。キャップはウォーターマンでは珍しいねじ込み式。お尻のロゴの右側に溝があ り、クリップの先端がはまることで位置が決まります。ボディラインを乱さないためですね。
 ルマン100と並べるとこんな感じ。かなり大きなペンで、持つとずしりと感じますが、見た目は軽やか です。
 関連記事は以下にあります。
新加入 青い万年筆   (2017年12月17日)
青い万年筆が好き    (2017年9月15日)
ウォーターマンのカタログ(2017年6月13日)
ウォー ターマンが好き・その2(2017年6月10日)
ウォー ターマンが好き・その1(2009年10月11日)
★2018 年5月16日(水) キリンレ モン、キリンレモン
 高校生の ころ、よくキ リンレモンを飲んでいました。へそ曲がりだったので、当時の高校生がよく飲んでいたコカ コーラ、ファンタ、チェリオでなく、そのころすでに、ちょっとマイナーだったキリンレモンが好きでし た。
 そんなキリンレモンが今年、90周年を記念し、ボトルがリニューアルされました。昔の瓶に見立てた形 状で、キリンレモンらしい透明感を大切にしたデザインとのことです。ホームページにある「パッ ケージで振り返るキリンレモン」を見ると、こんなに変わっていたのかと、ちょっと驚きで す。
 最近はコンビニではあまり売っていなかったキリンレモン。リニューアルのおかげで、少し買いやすくな りました。
 5月31 日まで「復 刻版飲み比べキャンペーン」をやっています。その場で当たりがわかるので、何本も買いまし たが、当たりません。まだ応募期間はあるんだけど、コンビニの商品には、もう応募シールが貼られていま せんでした。「対象賞品は数量限定」と書かれているので、もう出尽くしてしまったのかな。欲しかったの に、残念・・・・・・。
★2018年5月15日(火) カノー ヴァが好き
 今回のイ タリア・フランス旅行では、ベルニーニとともにアントニオ・カノーヴァ(1757-1822)の彫刻を 見るのも目的の一つでした。
 カノーヴァは新古典時代の巨匠ですが、日本での知名度はいまひとつのように思えます。でも教科書にも 載っている彼の「アムールとプシュケ」(ルーブル美術館)を、ずっと見たいと思っていました。今回は ローマにある代表作も見てきました。

 左はヴァチカン美術館の「ペルセウス(勝利のペルセウス)」(1801)。姿を消すヘルメットと空を 飛ぶサンダルを身につけ、メデューサの首を掲げています。ちなみに右は、フィレンツェにあるチェッリー ニのペルセウス。比べてみてください。


 次はボルゲーゼ美術館にある「勝利のウェヌスとしてのパオリーナ・ボルゲーゼ」(1808)です。パ オリーナというのはボルゲーゼ家の当主・カミッロと再婚したナポレオンの妹です。彫刻では左手にリンゴ をもっていることから、「パリスの審判」で勝利したウェヌス(ビーナス)に擬神化されています。しかし フランス皇帝の妹の裸体像ということで、公開時には物議をかもしたようです。
 台座になっているベッドは木製ですが、マットレスは大理石。触ってみないととても大理石とは思えませ ん。
 ベルニー ニの代表作と同様、「パオリーナ・ボルゲーゼ」も美術館の1室の中央に置かれ、多くの人たちの注目を集 めていました。

 最後はルーブルの「アムールとプシュケ(エロスの接吻で目覚めるプシュケ)」(1787-93)。ア ムール(アモール)というのはギリシャ神話のエロスで、ローマ神話ではクピードー(キューピッド)で す。キューピッドとなると幼児を思いますが、もともとギリシャ神話では軍神アレスとアフロディテ(ビー ナス)の子供で、青年として描かれ、アフロディテの従者的役割を果たしています。
 プシュケは人間の娘。その美しさに嫉妬したアフロディテは、子孫を残せない鉛の矢で射るようエロスに 命じますが、エロスはプシュケに魅せられてしまいます。彫刻ではエロスの翼が目立っており、一度見たら 忘れられない姿をしています。
 左はアッ プです。ルーブルを訪れたのは夜だったので、撮影条件が悪く、見にくい写真なのはご容赦ください。ホワ イトバランスも一定していません。外国の美術館や協会は撮影可能なところが多くてありがたいですが、暗 い場所が多いので、難しいです。

 右はこの像の隣りにあったカノーヴァの同じ名前の像「アムールとプシュケ」(1797)です。右がア ムール(エロス)ですが、こちらは翼がありません。手に持っているのは蝶。最終的にプシュケは神々の仲 間入りをするのですが、神になったプシュケは蝶の羽根をつけた姿で描かれることがあるようです。
★2018年5月10日(木) ヴェネ ツィアといえばリアルト橋
 400も の橋があると言われるヴェネツィアですが、大運河(カナル・グランデ)に架かる橋は4つしかありませ ん。今回はそのうち、リアルト橋、スカルツィ橋、アカデミア橋を訪 問してきました
 中でもリアルト橋は、サンマルコ広場とともにヴェネツィアのシンボルとして有名で、多くの書籍でも紹 介されています。名実ともに街の中心であり、左の写真のように、夜でも多くの観光客で賑わっていまし た。
 「橋 が好き」からご覧下さい。