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★ マツダが好き・カタ ログリスト(その2・その他編) ★
(その1・RX-7編)はこちら

その2はRX-8と、ファミリア、ランティス。おまけでロードスターです。
ヤフオクなどを見ても、RX-7のカタログと比べると、8はずっと少ないですね。
このほかにもカタログはありますが、とりあえずここまでにします。

RX-8

2003年3月?。 縦 20cm、横20cm。28ページ。
 RX- 8が発売されたのは、2003年の4月ですが、このカタログはその少し前に配布さ れた、いわゆるティザーカタログです。マツダのHPから申し込んだのか、ディーラーさんからも らったのか、どちらかだと思います。
 通常のカタログより小型ですが、表紙は厚紙で高級感があります。掲載されている車の写真はす べて「米国仕様プロトタイプ車」との断りがついており、左ハンドルです。表紙と同じく車の色も 赤(ヴェロシティー・レッド・マイカ)で、ステアリングホイールとシートは赤と黒のツートン。 登場時は赤がシンボルカラーだったんですね。でも、辻本が5月に試乗 させてもらったのは黒でした。
2003年4月。縦29.5cm、横21cm。8 ページ。

 これは見開きからさらに観音開きになる1枚もの4つ折り形式で、カタログというよりはパンフ レットです。表紙には車名の下に「SELECTION GUIDE」となっています。
 内容は「スポーツカーを変える、あなたが変わる。マツダRX-8、デビュー」とあり、初登場 時のものです。写真はティザーカタログと同じヴェロシティー・レッド・マイカの車、車種はタイ プSで、ステアリングホイールとシートはやっぱり赤と黒のツートンです。技術的な解説は少しし か載っていません。
2004年12月。縦29.5cm、横21cm。 20ページ+28ページ。
 辻本が入手したのはこのころですが、このタイプのカタログは2003年4月の初登場時から長 く使われていたようです。
 銀色の紙ケースは、ロータリーのマークの上の切り込みに爪がひっかかる形で閉じられており、 上下に開くと、下の写真のように赤い「フォトブック」(20ページ)と、黒い「メカブック」 (28ページ)が入っています。
 フォトブックのほうは、最初と最後に少し宣伝文句が書かれているだけで、文字通りの写真集。 風景は外国っぽいですが、左側通行なので日本かな。あんまりお洒落な写真はありません。そこが 少し物足りないところです。写真が美しかったのは、やっぱりFD3Sの最初のカタログでしょ う。
(下に続く)
 「メカブック」のほうは、 うって変わって楽しい内容。主査の片渕昇氏を初めとする開発担当者が、顔写真付きで「総出演」 しています。▽第2エンジン開発部・田島誠司氏▽企画設計部・任田功氏▽走安性能開発部・小田 昌司氏▽デザイン戦略スタジオ・前田育男氏▽車両実験研究部・中崎浩二氏▽車両レイアウト・ CAD部・守山幸宏氏▽衝突性能開発部・横山英樹氏の7人が、それぞれの分野を語っており、 RX-8にかけるマツダの意気込みが感じられます。
 ただ、赤と黒のツートンカラーのシートばかり強調するのは逆効果だったと思います。もっと大 人の雰囲気を見せることが必要だったのではないでしょうか。
2007年4月。縦29.5cm、横21cm。 20n+28n
 RX-8の登場から4年、このカタログは前期型終盤のものです。上の2004年12月版と同 じく2冊セットですが、ケースの色は銀色から黒に変わり、車名のロゴも縦長から角形に変わりま した。
 2冊の構成は「フォトブック」(下の写真の左)と「メカブック」(同右)と変わりません。 フォトブックは表紙を含めて前半の9ページは内容が変わりました。2004年版は表紙にあるよ うに、ベロシティマイカレッドの車体が中心でしたが、今回は表紙から5ページはブリリアントブ ラック、続く4ページはストーミーブルーマイカの車体になりました。
 シートの色も、2004年版は赤と黒のツートンばかりでしたが、今回の前半に登場するのは、 Type-SとType-Eに加わった「サンドベージュレザーパッケージ」装着車です。
(下に続く)
 メカブックのほうは、表紙と同様にあまり変わっていま せん。相違点は以下の4点です。
 ▽オートマチックが4速から電子制御の6速に進化。さらに「ドライバーの意図を瞬時に判断し て走行状況に最適なシフトを選択する」AAS(アクティブ・アダプティブ・シフト)機能が加 わった。
 ▽キーレスエントリーに対応した薄型のアドバンストキーを採用。
 ▽室内写真が「ブラック×レッド」シートから「サンドベージュレザーパッケージ」装着車に変 更。
 ▽モデルラインナップで、「サンドベージュレザーパッケージ」装着車に1ページを使い、主要 装備と主要諸元は4ページの別冊になった。
2008年3月。縦29.5cm、横21cm。 36ページ。New!
 2008年3月にビッグマイナーチェンジが行 われ、後期型となった際のカタログ。前期型のケース入り2分冊から、普通の1冊になりました。 表紙はローターだけが浮いているように見えますが、実は表紙がローター の形に切り抜かれており、見えているのは3ページに載っているエンジンの写真です。このページには「New RX-8 Debut !!」の文字が入っています。
 後期型はフロントのエアイ ンテークが拡大して顔つきが精悍になるなど、格好良くなりました。車種は新たにType RSが登場し、無印のRX-8(5速MT&6速AT)、Type E(6速AT)、Type S(6速MT)、Type RS(6速MT)の4種類になりました。
 エンジンは前期型とほぼ同じですが、Type SとRSは235馬力で、前期型Type Sの250馬力からおとなしくなりました。Type Eと無印は215馬力で、こちらは前期型と同じです。
2009年2月。縦29.5cm、横21cm。 36ページ。
 2008年3月版とほぼ同じカタログ。表紙のデザインが少し変わりましたが、ローター部分が 切り抜かれているのは同じです。
 2008年3月版にも書いたように、ビッグマイナーチェンジした後期型は格好良くなりまし た。辻本は前期型の顔つきはいま ひとつだったのですが、後期型を見て、買い換えてもいいかと思うようになりました。このカタログは買う気になってディーラーでもらったもので、何度も読み 返したため、無線綴じのページが外れました。
 この時に登場したタイプRSは、ガンメタの19インチ鍛造アルミホイールや、レカロ社と共同 開発のバケットシート、ビルシュタインダンパーがおごられたお買い得車なので、すっかり魅せら れてしまいました。買うならこれしかないと決めていました。格好いいタイプRSの詳細は、 CarWatchの「写 真で見るRX-8 」をご覧下さい。
2011年2月。縦29.5cm、横21cm。 36ペー ジ。
 これは実際にエイトを購入するときに使ったカタログです。同じ体裁で2009年10月のカタ ログも持っています。そこまでは、カタログに登場するメーンのタイプRSの色は、オーロラブ ルーマイカだったのですが、このカタログのタイプRSは、ストーミーブルーマイカに変わり、よ り大人っぽくなりました。実際に買ったのもその色です。
 また上のカタログとの間、2009年5月に小さなマイナーチェンジがあ り、レインセンサーワイパーやオートライトな どが全車種標準装備になったかわり、オーディオは標準では未装着になるなど、簡素化も行われて います。まあ、オーディオは好みの差がありますからね。これで良いのかもしれません。カタログ の内容は上と同じで、相変わらずタイプRSは格好いいです。
2012年1月。縦29.5cm、横21cm。 32ページ。
 2011年10月7日、マツダはRX-8の最後の限定車「スピリットR」を11月24日から 発売するとともに、生産は2012年6月で終了すると発表しました。このカタログは、すこし日がず れていますが、スピリットRが中心のカ タログです。これまでタイプRSが写っていた写真が、そのまま銀色のスピリットRに変わってい ます。
 内容は少し簡略化されましたが、ロータリー車の締めくくりとして、「あのときも、これから も、『飽くなき挑戦』が夢を叶える」と題して、1961年以来のロータリーエンジンの歴史を振 り返っています。
 なお、スピリットRは限定1000台だったのですが、思いの外に反響があったようで、 2012年4月には1000台の追加生産が発表になりました。13年2月現在で、まだ少 し在庫があるようです。
ファ ミリア
1993年2月。縦 28cm、横28cm。30ページ。
 ファミリアのカタログは数種類持っていますが、これは1993年1月に買った1800GTが 掲載されているものです。
 セブンやエイトとは違い、あくまでファミリーカーなので、カタログは車自体の写真も大きく、 装備品の紹介が中心です。エンジンや足回りの紹介は、2WDと4WDの各2ページだけです。
 大ヒットした「赤いファミリア」以来、ファミリアといえばハッチバックが定番でしたが、辻本 はセダンが好きでした。それもリアウインドウが立っているカチッとしたタイプが好きでした。
 同時期の車ではプジョー405のM16が好きでした。マツダのユーザー向け広報誌にファミリ アの話を書いて投稿した時、「プジョー405みたいなセダンも造って下さい」と書いておいた ら、掲載された文章はその部分だけ削除されていました……。
Mazda3
2019年5月。縦 29.5cm、横21cm。54ページ。
 マツダの新時代を開くMazda3の発表に合わせた最初のカタロ グ。最近のマツダの車と同じ く横長で、ロードスターよりも分厚く力が入っています。表紙は写真なしでシンプルです。
 表紙をめくると「美しく走る。」これがMazda3のテーマ。最初のページはあえてモノクロ 写真にし、その後は、ひたすら美しい車体のカラー写真が続きます。
 解説はまず「まっすぐ走れる。あたりまえのことだと思っていませんか」とドライビングポジ ションから始まり、ヒューマン・マシーン・インターフェースから、新概念のスカイアクティブ・ ビークル・アーキテクチャーへと続きます。文章は簡潔でわかりやすいです。終盤には安全装備に ついての 説明が満載でした。
Mazda MX-30
2020年9月。縦 29.5cm、横21cm。48ページ。
 マ ツダ初のハイブリッド車であるMX-30の カタログ。表紙は上のMazda3と同 じくカモ メマークと車種名だけのシンプルなもの。お洒落ですが、格好良さやワクワク感には乏しいです ね。
 表紙をめくると「Be a driver」と一言だけ。最近のマツダのブランドメッセージです。RX-8以来となるフリースタイルドアを採用した新世代のファミリーカーですが、カタ ログからはその意図は伝わりにくいです。ちょっとゴチャゴチャした感じです。
 2020年はマツダ創業100周年なので、特別記念車の紹介もあります。表紙左下にも小さい 文字で「ESTD. 1920 Hiroshima, Japan」と書かれています。
ランティス
1993年8月。縦 28cm、横28cm。42ページ。
 ランティスは1993年8月24日に発表され、9月から発売が始まったので、これは登場時の カタログです。表紙をめくると緑色のクーペTypeRと、エンジ色のセダンTypeRが並んで おり、キャッチコピーは「ランティス・アピール」。さらに「『ボディ性能』という、新しい発想 へ」などと説明文が続きます。
 ランティスは玄人受けした車で、ウィキペディアでは「秀逸なデザインや優れたハンドリングと ともに安全性能にも力を入れ、現在も各所から高く評価されている」と絶賛されていますが、当時 ははっきり言って不人気車でした。ちょっと時代を先取りしすぎていたのかもしれません。キャッ チコピーもわかりにくいですね。
 カタログでは走りや高剛性ボディを詳しく紹介していますが、ファミリカー的な写真も多く、中 途半端だった気がします。
1995年7月。縦28cm、横 28cm。34ページ。
 こちらは1996年1月に購入した際に使ったカタログ。技術解説のページは上のカタ ログと全く同じ。表紙をめくったページのコピーは「The Sports Body」と少しわかりやすくなりました。
 また前半のグラビアや最後の車種紹介は、まずクーペから登場しており、セダンが先だった上の カタログとは順番が逆転。スポーツ性の高いクーペを売り出そうとなったようです。
 実際、ランティスのクーペTypeRはよく走りました。V6の2リッターエンジンが載ってい るとは思えないコンパクトなボディは、性能の高さを内に秘めた格好良さがありました。ただ、フ ロントの表情は、いまひとつ精悍さに欠けていたと思います。
 FD3Sがなくなるというので乗り換えてしまいましたが、もっと乗り続けてもよかった車でし た。
★ ロードスター
1989年7月。縦 18.5cm、横26cm。12ページ。
 小さくて、薄っぺらなカタログです。ロードスターは1989年8月に先行予約を開始し、9月 から発売が始まったので、これはティザーカタログかもしれません。初登場時のロードスターは 「ユーノス」ブランドで、そこではシトロエンも扱っていました。このカタログはシトロエンBX とZXのカタログをもらいに行って、一緒にもらったものです。
 表紙を開くと、下の写真のようにBowさんのイラストと「だれもが、しあわせになる」とのコ ピー。なかなかお洒落です。そのあとはボディ内外の写真とエンジン・足回りの解説と一般的で す。
 ロードスターは初代 (NA)に続いて1998年のNB、2005年のNCと、次第に大型化してきました。でも一番お洒落だったのは、一番小さい初代ですね。
 現在、アルファロメオとの提携で、次のロードスターがどうなるかが話題を呼んでいますが、ま たコンパクトになるとの噂もあり、期待できそうです。
1990 年11月。縦 29.5cm、横29.5cm。36ページ。
 初代ロードスター(NA)の本格カタログ。表紙は銀色で、ユーノスのロゴがエンボス加工され ています。表紙を開くと、「だれもが、しあわせになる」の言葉と Bowさんのイラスト。しかしティザーカタログとは少し違います。2種を比べて見てください。
 内容は、緑の中を駆け抜ける場面や、木漏れ日を浴びるコックピットなど、オープン カーらしい写真が満載。技術解説は Bowさんのイラストとともに「人馬一体、ということ」 とのコンセプトから始まり、続いて「いつもの40km/hとは、まるで違う」など と、オープンカーのこだわりがあふれています。
 表紙裏に「そしていま、ニューバージョン“Vスペシャル”登場」とあり、1車種のみだった ロードスターに、90年7月に加わったVスペシャルを巻末で詳しく紹介。専用のブリ ティッシュグリーンを身にまとうなど、英国テイストです。
1992年3月。縦29.5cm、 横29.5cm。 36ページ。New!
 上のカタログから1年4か月後、表紙は黒地に真っ赤な文字。写真では見にくいですが、エンボ スでユーノスのマークが入っているところは同じです。
 表紙を開くと「ときを重ねていく、しあわせ」 との言葉。「すっかり街の風景のひとつになったいまも、このクルマは、道ゆく人の眩しそうな視 線を浴びてしまう」との文章に、基本を変えずに熟成させていく姿勢と、ライトウェイトオープン カーを定着させた自信がうかがえます。BowさんのイラストはVスペシャルの写真に変わりまし た。
 その他の内容は90年11月版とほとんど同じで、写真は真っ赤なスペシャルパッケージ装着車 が中心です。エンジンは登場時から変わらず1597cc、120馬力(AT車は110馬力)で す。
1992年8月。縦29.5cm、 横29.5cm。 36ページ。New!
 上のカタログから5か月後、今度はブリティッシュグリーン地に金色の文字の表紙になりまし た。
 今回の大きな変化は、生まれながらのダイレクトなハンドリングフィールをさらに研ぎ澄ました 「Sスペシャル」の登場 です。ロードスターの歴史の中では珍しく、リアスポイラーが付いています。
 これで車種は無印(スペシャルパッケージ装着車)、Vスペシャルに加えて3車種となりまし た。Sスペシャルは5速MTのみ。他の2種は5速MTと4速ATです。
 表紙を開くと「ときは重なり、ゆめは深まる」。 「Sスペシャル」の登場が新しいときめきであり、じっくりと時を重ねていくことで夢が深まって いくと語っています。Bowさんのイラストも復活しています。
1997年6月。縦29.5cm、 横24.5cm。 24ページ。
 NAのカタログ。98年1月には2代目(NB)が発売になるので、NAの末期です。93年7 月に エンジンが1597ccから1839ccに変更されて130馬力へとパワーアップしましたが、軽快感が薄れた との声もあり、95年8月、フライホイールを軽量化し、最終減速比を大きくするなどのマイナー チェンジを実施。このカタログは「1800 SERIES 2」となっています。
 車種はビルシュタインのダンパーやフロントサスタワーバーを装備したSスペシャル type1、同type2、上質なVスペシャル、同type2、ノーマル、同Mパッケージ、同 スペシャルパッケージの7タイプと細かく分かれています。
 カタログの表紙は一般的な走行写真になりました。内容もBowさんのイラストはなくなってい ます。
1998年1月。縦29.5cm、 横24.5cm。 36ページ。
 2代目(NB)登場時のカタログで、表紙にも「NEW」の文字。「すっかり新しいのに、ひと 目でロードスターとわかるオープンボディ、タイトな2シーター、もちろんFR」とうたわれてい ます。
 エンジンは一新され、1800(1839cc、145馬力)と1600(1597cc、 125馬力)の2本建てになりました。車種も別構成で、1800がS、RS、VS。1600が 標準車、Mパッケージ、スペシャルパッケージとそれぞれ3タイプ。
 1800のマニュアル車は6速となり、「エンジン回転を大きく落とさずにシフトアップできる など、ダイレクトな加速感とパワーを使い切って走る楽しさが何よりの魅力だ」と説明。NBから 加わったRSは、ビルシュタインのダンパー、フロントサスタワーバーに加え、専用タイヤ「ミ シュランPilot SX GT」(195/50R15 82V)を採用しています。
2003年10月。縦21cm、横30cm。6 ページ。
 これは珍しいカタログ。というか三つ折りのリーフレットです。そういえば2代目のNBには、 こんなクーペがありました。
 表紙になっているのは「イタリアンテイスト」をうたうクーペTypeA。さらに「クラシカル でエレガント」なTypeEと、「チューニング・ベースモデル」というTypeSの計3種類が 1.8リッター。また1.6リッターの普通の「クーペ」も用意されていました。
 TypeAとEは、それぞれライトニングイエローとベロシティレッドマイカの2色があり、 真っ赤なTypeEは昔のフェラーリみたいで、なかなかお洒落です。
2004年3月。縦29.5cm、横21cm。 28ページ。
 2代目となるNBのカタログ。2005年には3代目NCが登場するので、モデル末期です。そ のためなのかどうかはわかりませんが、28ページと、次のNCのカタログと比べると薄いです。
 表紙をめくると「毎日が、待ち遠しくなる。リフレッシュ、マツダロードスター」との言葉。 Zoom-Zoomのコンセプトも述べられています。これは2001年10月の東京モーター ショーで発表されたマツダのブランドメッセージで、幼児語の「ブーブー」にあたり、子供の頃に 体験した動くことへの感動を忘れず、走る喜びを全身で感じる車を届けたいなどの意味合いです。
 メインの写真は表紙に続く外国人カップル。技術解説は初代と比べると淡々としています。車種 はM、NR-A、SP、RS、RS-II、VScombinationA、 VScombinationBと7種もあります。NR-Aはサーキット走行用のベース車です。
2005年6月。縦20cm、横20cm。 20ページ+DVD。
 2005年8月25日発売の3代目となるNCの登場にあわせ、国内限定500台(全世界 3500台限定)で発売された「3rd Generation Limited」のカタログ。6月15日から受注開始となりました。左の写真は紙製のケースで、中に下の写真のようなカタログとDVDディスクが 入っています。サイズは小さめの正方形です。
 NCの正式発売前なので、使われている写真は標準仕様車が2005年ジュネーブモーター ショー出品車、限定車は同年のニューヨーク国際オートショー出品車。すべて左ハンドルで、載っているのは外国人です。
 限定車はベロシティマイカレッドの車体に17インチアルミホイールなど、限定車専用の装備に 身をつつんでおり、なかなか格好いいです。(下に続く)
 下に載せている2009年のNCはフロントのグリルが マツ ダ統一の5角形になっていますが、NC登場時は楕円形のグリルなので、愛嬌があります。
 NCはNAやNBと比べるとエンジンが2リッターになり、ボディーも大柄になった印象があり ましたが、この限定車は愛嬌のある顔つきにもかかわらず、なかなか精悍です。アルミホイールが 格好いいからでしょうか。
 DVD は走行風景が中心です。
2006年8月。縦 29.5cm、横21cm。 40n+8n+DVD。New!
 登場からちょうど1年たった3代目NCのカタログ。この時に「パワーリトラクタブルハード トップ(RHT)」が加わりました。左の写真は紙製のケースで、オープンカーの特徴である爽快 感があふれている良い写真だと思います。
 中には下の写真のように、カタログが2冊とDVDが入っています。DVDの紙製パッケージ は、2辺を切りとって折り畳むと、DVDジャケットになる仕組みです。
 NCは2リッター(1998cc)エンジンで170馬力(AT車は166馬力)となりました が、車重は1トンを超え、MT車が1090kg、AT車が1100kgと重くなりました。それ でも05年11月には日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しており、表紙を開くと大きく受賞の文字が目立ってい ます。
 ロードスターのカタログは初代からずっと「楽しさ」を 強調してきましたが、3代目NCでは「Lots of Fun」という言葉に整理されています。前半の写真パートが終わると、主査の貴島孝雄さんの書名入りで、<「人馬一体」と「Lots of Fun」の継承と進化> というメッセージが語られています。
 続く解説パートは「Fun」をキーワードに、「Fun to Drive」「Fun to Look」「Fun to Use」「 Fun to Open」と続きます。カタログのページ数も多く、読みごたえがあります。
 車種はソフトトップとRHTのそれぞれに無印、RS、VSがあり、計6車種。RSはMTのみ ですが、他の車種にはATもあります。
 RHTについては、折り畳み8ページの別冊も用意 されています。4代目のNDではリトラクタブルハードトップはリアピラー部が残るタルガ型にな りましたが、NCは完全オープン型なので、格好いいです。車重はソフトトップ型より40kg重 くなっているものの、それを感じさせないスマートさがあります。
 折り畳んだ屋根はトランク部のスペースを犠牲にしないように、シート背後に収納されるのが特 徴で、DVDを見るとその仕組みがよくわか ります。
2009年1月。縦29.5cm、横21cm。 48ページ。
 3代目となるNCのカタログ。2006年にはパワー・リトラクタブル・ハードトップ (RHT)モデルも加わり、大きく豪華になってきています。でもRHTモデルでも車両重量が 1,160kgにとどまっているのは軽量化にこだわるマツダらしいと言えます。
 表紙をめくったところにはZoom-Zoomのコンセプトが述べられていますが、もう1枚め くると「しあわせが、加速する」と車のキャッチコピー。初代の「しあわせ」が今も引き継がれて います。
 主査はFCの足を造った貴島孝雄さんで、「Lots of Fun」と題して「人馬一体」の楽しさを語っています。以下、「Fun to Drive」「Fun to Use」「Fun to Open」など、楽しさをキーワードにした解説が続きます。最後には「We Love Roadster」と題して、ロードスターが愛され続ける理由が語られています。
2015年3月。縦21cm、横29.5cm。 12ページ。
 4 代目ND形のカタログ。これは3月24日の 先行展示会で配られていた簡易カタログ です。先 行予約は4月4日から
 表紙、裏表紙を除いた10ページのうち、「S」「S スペシャルパッケージ」「S レザーパッケージ」の3車種紹介にそれぞれ1ページ、ボディーカラー紹介に1ページ、残りの4ページは走行シーンなどの写 真で、詳しい解説は載っていません。
 また、主要諸元、主要装備、四面図などのデータは、別冊になっています。残念ながら、スポー ツカーとしての思い入れを感じることは出来ません。写真を1ページ減らして、ロードスター25 年間の歩みや新型への思いを載せてほしかったと思います。
2015年5月。縦21cm、横29.5cm。 36ページ。
 簡易カタログとまったく同じ表紙ですが、こちらは本格的なカタログ。表紙をめくると、「『だ れもが、しあわせになる』25年前に誕生した初代ロードスターの、カタログ・コピーです」や 「25年前の原点に立ち戻って、人とクルマの間の『間隔』を徹底的に磨きあげました」など、こ のクルマの立ち位置が語られる。さらにページをめくると、ロードスターの代名詞ともなった「人 馬一体」について触れている。
 その後はパッケージング、軽さへのこだわりなどの解説が続きます。わかりやすいけれど、かつ てのRX-7のカタログのような、外部の人の寄稿や、思い入れたっぷりの解説がないのは少し淋 しいです。主要諸元などは簡易カタログと同様に別冊となっています。
2015年11月。縦21cm、横29.5cm。 40ページ。
 ひとつ上の15年5月のカタログとほぼ同じ表紙だけど、社名のロゴが太く小さくなっている。 また、カモメマークの周囲の白い部分がなくなっている。
 内容で一番大きな違いは、車種に「RS」が加わったこと。これに伴いページ数も若干増えた。 細かい点では、表紙裏に「2015-2016  日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞」「日 本自動車殿堂カーオブザイヤー」のロゴが加 わっている。
2018年5月。縦 21cm、横29.5cm。 48ページ。
 18年6月7日に発表されたマイナーチェンジを受けたカタログ。車の発売は 7月26日。
 内容はこれまでと大きく変わり、デザインの美しさ、走りの楽しさに加えて、安全対策や安全の ための技術もクロースアップ。「マツダの安全は、自動ブレーキだけでは終わらない」として、▽ 安全運転をサポートする人間中心の基本設計▽「ヒヤリ・ハット」を減らすための安全技術▽万が 一の事故や衝突による被害を軽減するための技術▽目前の事故の回避と被害の軽減、などを詳しく 紹介。
 車種には特別仕様車として、12月24日まで注文を受け付ける「キャラメル・トップ」が加 わった。
2018年5月。縦21cm、横29.5cm。 40ページ。
 16年12月から発売が始まった「RF」のカタログ。上と同じく、18年6月発表のマイナー チェンジ版。
 今回の変更でRF専用の2リッターエンジンは、158馬力/6,000回転から、184馬力 /7,000回転へと大きく馬力アップしたけれど、カタログの本文にはそのことは触れられず、 「これまで以上に力強く爽快なエンジンへと進化を遂げました」とあるだけ。
 海外向けがメーンなのか、最初に載っている写真は左ハンドル車だった。安全対策については上 のカタログと同様に、詳しく紹介されている。
2021年5月。縦21cm、横29.5cm。 38ページ。
 上のカタログから3年たって、カタログは他のマツダの車と同じ表紙になりました。はっきり 言って、つまらないです。コストダウンのためでしょうか。この後、延々と同じ表紙が続きます が、仕方ないですね。色が微妙に違うのは、単に画像処理の問題です。
 内容は、これまでのソウルレッドの写真が少なくなり、イメージカラーはポリメタルグレーメタ リックになりました。ドライバーは女性が目立っています
 車種は2020年10月、Sレザーパッケージに「ホワイト・セレクション」が加わりました。 シートはピュアホワイトのナッパレザーを使っています。
2022年4月。縦21cm、横29.5cm。 32ページ。
 2021年12月、新車種の990Sが加わり、このカタログでも大きく紹介されています。 990Sは原点に立ち返って、車重を990kgまで減量。オーディオはラジオだ けにし、LSDやスタビライザーも廃止。代わりにフロントブレーキにBrembo社のベンチレー テッドディスクと対向4ピストンキャリパーをおごり、RAYS社の鍛造アルミホイールを採用。 専用の セッティングと、ダークブルーのソフトトップで差別化を図ったことなどで、人気を呼んでいます。
 一般的な新技術としては、コーナリング時の安定した姿勢制御を実現する「キネマティック・ポスチャー・ コントロール(KPC)」 を全車種に取り入れています。
2022年10月。縦21cm、横29.5cm。 38ページ。
 11月17日から予約受け付けとなった特別仕様車「Brown Top」を大きく紹介。23年7 月末までの受け付けです。
 過去2回ではイメージカラーだったポリメタルグレーメタリックがなくなり、ジルコンサンドメ タリックが増えました。ポリメタルグレーメタリックは良い色だったので、少し残念です。
 巻頭言は、前回から「あなたにとって、ロードスター とは、どんな車ですか。」 となっています。毎日走っている道でも、いつも新線に感 じられるという、ロードスターの日常の楽しさはそのままに、ワインディングロードなどで「走る 能力」を最大限に引き出すのがKPCだと説明しています。
2022年10月。縦21cm、横29.5cm。 32ページ。
 上のロードスターのカタログと同時期のRFのカタログ。表紙をめくったところに使われ ている写真は、 まるでロードスターではない車のようですが、これはこれで格好良い とは思います。
 2018年5月のRFのカタログでは左ハンドル車の写真が使われていましたが、このカタログ では右ハンドル車を採用。ただし「海外仕様車をベースに一部画像を加工しています」との注があ ります。
 技術解説はロードスターの8ページと比べ、6ページと簡略化。RFならではオープンエア感覚に1ページを費や しています。車種はすべて2リッターで、ベースのS、豪華仕様のVS、VSホワ イトセレクション、VSテラコッタセレクション、スポーツ仕様のRSです。