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★2023 年8月31日(木) 厚狭駅、 新岩国駅、東広島駅 山陽新幹 線の マイナー駅訪問
 新幹線に も利用者が少なく知名度も低い駅がいくつかあります。8月29日、山陽新幹線のそんな駅のうち、厚狭駅 と新岩国を訪問してきました。

 まず左が厚狭(あさ)駅です。そもそも難読駅名ですね。1900年(明治33年)に山陽鉄道の駅とし て開業した歴史のある駅で、開業時は山口県厚西(こうせい)村。その後、厚狭町を経て、現在は山陽小野 田市になっています。
 1975 年に山陽新幹線が岡山から博多まで延伸した時は、線路は厚狭駅の構内を通っていたのに、駅は設けられま せんでした。そして1999年3月13日に山陽新幹線の駅が開業。現在のところ、山陽新幹線でもっとも 新しい駅です。
 右は新幹線下りホームから、新幹線口の駅前を見下ろしたところです。閑散としており、目立つのは右手 のマンションと、左前方の不二輸送機ホール(山陽小野田市文化会館)くらいです。タクシーの姿も見えま せんでした。
 ホームから階段を下りた2階のコン コースも 狭く、改札口は 1か所。新幹線口へは階段を下りますが、1階には階段以外に何もありません。在来線 へは跨線橋が続いています。新幹線はこだまのみの停車で、時刻表 はこちらです。
 左は在来 線側の駅舎です。この駅は1975年3月29日朝、初めてひとりで乗った夜行列車、「急行くにさき」で 降り立った駅なんですが、あまり覚えていません。当時の日記には「思ったより立派な駅でした」と書い ていました。
 この時は美祢線に乗り換えて美祢駅から秋芳洞に向かったのですが、美祢線は現在、6月30日からの豪 雨の被害で不通になっており、代行バ スが運 転されていました。
 駅前には「寝太 郎」の銅像と、日本初の角膜移 植をたたえるモニュメントがあり ます。
 幹線である山陽本線の乗り換え駅として、在来線ホームは4面5線と多く、駅舎に面した1 番線ホームも広いですが、ホームの使われていない部 分も多く、閑散としていました。
 山陽本線下りの下関行きは105系?2両編成のワンマ ン列車で した。ただし下関までは ICOCAが使えることもあり、各駅ですべてのドアが開いていました。
 次は同じ 山口県の新岩国駅です。こちらは新幹線単独駅ですが、厚狭駅よりは立派な駅で、タクシーもちゃんと待っ ていました。山陽新幹線の博多延伸時に開業し、当時は唯一の単独駅でした。
 単独駅とはいえ、すぐ近くに岩日線の御庄駅があるのですが、岩日線が廃止対象の特定地方交通線であっ たためか、「乗り換え駅」とは認定されていませんでした。しかし、いつのころからか、時刻表の新幹線と 在来線の乗り換え案内には掲載されています。
 そして岩日線が第3セクターの錦 川鉄道に代わり、 2013年3月16日には、御庄駅が清流新岩国駅に改称されました。新幹線との接続を意識した名前です ね。

 さて新岩国駅のホームから階段を下りたコンコースは広いで すが、ガランとしています。さらに階段を下りると改札口。左の写真を拡大するとわかりますが、改札を出 た正面に「錦川清流線 清流新岩国駅  →」の表示が見えます。 時刻表もあります。駅舎の出口にもさらに「←」の案内表示が ありました。
 表示に 従って左折すると、高架に沿った通路があり、すぐに「清流新岩国駅 200m先」の表示があります。もう少し進むと右の写真のように「50m先 右折」の表示があり、右前方には清流新岩国駅が見えます。
 これらの表示がJRか錦川鉄道かどちらが設置したのかわかりませんが、親切でわかりやすい表示だと思 いました。
 両駅間は、錦川鉄道のホームページなどでは「約300m(徒歩7分)」と紹介されています。ホーム同 士の距離はもう少しありますが、今回新幹線で13:15に到着し、写真を撮りながら歩いても、清流新岩 国 駅のホームには13:21に到着しました。
 先の通路が錦川鉄道の線路をくぐる部分はこんな様子です。階 段を上ると清流新岩国駅のホームです。
 左上がホームの様子。ここには図解入りの「新幹線乗りかえ案内」がありました。ホームの中央には、右 上の写真のようにコンテナ列車の車掌室を改造した待合室がありますが、駅名表示が「御庄駅」のままに なっています。
 ホームのさらに先にも左のように屋根が設けられていますが、このあたりには列車は停まりません。やっ てきたのは13:25発の岩国行き「せせらぎ号」です。この車輌はNT3000形気動車4両のうちの トップナンバー、NT-3001でした。
 車内に運賃箱のあるワンマンカーですが、転換クロスシートで 快適です。JR岩徳線と連絡する川西駅まで6分、終点の岩国駅まで16分です。
 次は広島 県の東広島駅です。こちらは2022年11月24日に訪問しています。
 全額地元負担の請願駅として1988年3月13日に開業しました。在来線とは接続しない新幹線単独駅 です。

 駅舎は左のように和風の造りで、あんまり新幹線の駅らしくありません。駅のある東広島市は旧西条町な どが1974年に合併して誕生しましたが、旧西条町は多くの酒蔵が並ぶ街として知られています。駅舎も 酒蔵をイメージしているようです。
 和風の新 幹線駅舎というのも珍しいのですが、この駅は駅舎が地平にあり、下りホームの側面にある階段を 下りるとすぐに改札口があります。山間部のローカル線に見られるような形式です。例えば因美線那岐駅の 階段はこんな様子です。
 新幹線のホームが地平にあるのは米原駅や豊橋駅などがありますが、いずれも橋上駅舎です。平屋の駅舎 が地平にあるのは珍しいと思います。
 右の写真の右手に見えるのが下りホームに向かう階段です。上りホームへは地下道をくぐっていくことに なります。
★2023 年8月15日(火) 眺望・曲 線・ 秘境駅 篠ノ井線と飯田線の旅
 夏の青春 18きっぷを使って、篠ノ井線と飯田線の列車に乗ってきました。
 夜行バスに乗り、朝5時22分、長野駅前に到着。長野駅はかつて寺院風の和風駅舎でしたが、長野五輪 と新幹線開通に向けて1996年に近代的な橋上駅舎が完成しました。しかし和風の駅舎を望む声が強く、 2015年に長野市が特徴的な大きなひさしと列柱を設置し、それに合わせて駅舎も改築されました。
 写真のように列柱には提灯が掲げられ、善光寺の門前町にふさわしい駅舎です。
 提灯に描 かれた○に「縁」のマークは、長野市のキャッチフレーズである「ながのご縁を 信都・長野市」のロゴ マークです。イベント等に応じて真田氏の六文銭マークになったこともあるようです。
 上の写真の手前、時計台のよこに銅像が見えます。右の写真、「如是姫(にょぜひめ)像』です。周囲に ハスの鉢が並んでいて仏像のようですが、お釈迦様の力で疫病から救われたインドの長者の娘の像です。娘 を助けるために功徳を積んだ長者が作った阿弥陀三尊像(一光三尊)が、日本に伝来して善光寺の本尊に なったとの伝説があり、長野にとっては大切な像です。
 横から写した写真を見 るとよくわかりますが、駅には背を向け、善光寺に向かって華を捧げています。

 長野駅から篠ノ井線で松本方面へ向かいます。最初に乗車するのは5:57発のしなの鉄道軽井沢行き普 通電車です。長野はもともと信越本線の駅ですが、北陸新幹線(長野行き新幹線)の開業に伴って、並行在 来線のしなの鉄道が発足しました。しかし、篠ノ井–長野間は、信越本線のままになっています。
 左がしなの鉄道のSR1系。先頭車はクモハSR112-103です。ロングシートですが、豪華なハイバックタイプでした。

 篠ノ井で途中下車し、 6:45発の飯田行き(右)に乗ります。こちらはJR東日本の近郊型211系です。
 篠ノ井か ら松本までの篠ノ井線は、山岳路線となり、稲荷山駅から25パーミルの坂を上ると、スイッチバックの姨 捨(おばすて)駅に到着しました。駅名標もスイッチバックの形状を表しています。
 松本方面行きの2番ホームだと、列車の中からも長野盆地の雄大な風景を望むことが出来ます。右側の案 内板の上のあたりに「田毎の月」で知られる棚田が見えます。この風景は「日本三大車窓」と呼ばれまし た。あと2つは根室本線の狩勝峠と、肥薩線の矢岳越えです。
 5分の停車時間で駅舎も見てきました。1934年改築の趣ある駅舎です。逆光が強く、うまく写せませ んでした。
 松本には 7:53に到着。また駅舎の写真を撮りました。西口(アルプス口)側のコンコースは、北アルプスの山々 が望めるようにガラス張りになっています。
 8:13発の上諏訪行きに乗り、8:40分に岡谷着。3分の連絡で飯田駅に乗り換えます。この電車は 篠ノ井から松本まで乗ってきた電車で、岡谷で22分も停車していました。
 辰野からいよいよ飯田線に入ります。
 飯田線の 見どころは、天竜川に流れ込む川を越えるため、河岸段丘を下っては上る大カーブの繰り返しです。左上に 地図を掲げた伊那福岡駅を過ぎると、そういう地形が始まります。でも残念ながら、スイスの鉄道のような パノラマ風景は見られず、写真でもその魅力はわからないでしょう。
 上の中央は中田切川橋りょう(74m)、上の右は田切駅です。1991年に公開されたアニメビデオ 「究極超人あ〜る」に登場し、駅前には「アニメ聖地巡礼発祥の地」の碑があります。
 何度かこういうS字カーブを繰り返しながら進みます。11:14に飯田に到着しました。
  飯田駅は名産のリンゴにちなんで真っ赤な屋根です。1978年はこんな風景で した。
 飯田線は私鉄4社が戦時国有化で統合された路線で、全通は1937年8月2日です。飯田駅は1923 年8月3日開業で、跨線橋では「開業100年記念写真展」が行われていました。
 飯田からは11:32発の天竜峡行きに乗ります。飯田から次の切石駅までの間、今度は動画を撮ってみ ました。短い直線と左カーブをへて、次の右カーブからどんどん谷へ下っていきます。前方に見えるのは地 形を無視した中央自動車道です。松川を渡ると切石です。

 天竜峡に は11:59着。右に見えるのが乗ってきた電車で、JR東海の313系、先頭車はクモハ 313-3013です。駅舎は観光地らしく、小さいけれどお洒落な造りで、正面のステンドグラスが目 立っています。
 次の列車まで51分あるので、天竜峡のハイライト部分を見に行きました。駅前の観光案内所で「お散歩マップ」を入手し、目指すのは吊り橋の「つ つ じ橋」です。
 つつじ橋 まで十数分。橋から上流、駅方面を見たのが左の写真です。拡大するとわかりますが、正面に見える建物は 温泉旅館の「龍峡亭」です。
 また写真では分かりにくいですが、右手(左岸側)の樹木越しに、白い岩が見えています。これが「天龍 峡十勝」のひとつ、「龍角峯」です。つつじ橋の手前に展望台があり、そこから見ると右の写真のように はっきり見えます。この手の名所は名前負けが多いですが、これは壮観でした。
 高さ70mとのことで、中央の白い部分には「龍角峯」と文 字 が掘られています。また写 真を拡大するとてっぺんに展望台が見えます。残念ながらつつじ橋から左岸側の遊歩道は、土砂崩れで通行止めでした。
 駅に戻る と、待合室に「秘境駅マップ」が貼ってありました。これは2020年に運行された「急行 飯田線秘境駅号」の車内で配られたものです。こ の列車は「みまさかスローライフ列車」 のように、秘境駅訪問に徹した特別列車で、2023年は4月に3日間運転されましたが、夏や秋は運転が ありません。また運転されれば乗ってみたいですね。

 そもそも「秘境駅」に厳密な定義はなく、牛山隆信氏の2001年の著書「秘 境駅へ行こう!」など で知られるようになってきました。左のマップも、牛山氏がウェブサイトに 掲載しているランキングを記しています。
 飯田線の天竜峡ー中部天竜間には、このランキング入りした秘境駅が集中しています。今回は通過してい くだけです。
 さて天竜峡駅にはステンドグラスが美しい立派な待合室があり、ここでも飯田駅開業100周年記念の写真展をやっていました。
 右は天竜峡12:50発の313系で、先頭車はクモハ313-1701。この列車は辰野ー豊橋間を走 破する上下各3本のうちの1本です。
 秘境駅も列車の先頭で見ているだけではあまり代わり映えしません。適当に紹介します。
 左は「為栗(してぐり)」で、難読駅名でもあります。天竜川が美しいです。右は「伊那小沢(こざ わ)」で、秘境ですが、列車交換が可能です。ホームの先、トンネルの手前には右へ分かれる側線があり、 保線車輌と大勢の鉄道マンがおられました。

 そして下の写真がランキング3位で、飯田線の秘境駅でもっとも有名な「小和田(こわだ)」です。皇后 陛下の旧姓と同じ文字なので、ご成婚の時にちょっとしたブームになりました。
 秘境駅には珍しく、木造の立派な駅舎が残っています。これが秘 境らしさを盛り上げています。入り口脇のバイクの残骸もポイントですね。駅舎前には「三県境界駅」との 表示が見えます。
 小和田と次の大嵐(おおぞれ)の間が、飯田線の最後の開通区間です。左は大嵐駅。正面に見えるのが次 の水窪(みさくぼ)との間にある長い大原トンネル(5,063m)です。大嵐から佐久間までは、もとも とは天竜川沿いでしたが、佐久間ダムの建設で水没するため、1955年に路線が大きく変わりました。こ のため長大トンネルで東側の谷へ抜けています。
 大原トンネルを抜けた水窪は、久 し ぶりの街並みがありまし た。ここで飯田線の紹介は終了です。
★2023 年7 月28日(金) 濃醇で本格的 なコク サッポロビールが好き (7)
 久しぶり にサッポロビールの話題です。これは7月11日から全国で限定発売されている「サッポロファイブスター」です。
 1967年にプレミアムビールの先駆けとして発売され、現在は札幌市の「サッポロビール園」だけで飲 むことができるそうです。特徴は、じっくりと丁寧に長期間熟成し、濃厚かつ芳醇で本格的なコクがあると のことです。

 金色をベースにロゴ周りを黒で締めたデザインは、とてもプレミアム感にあふれています。イラストは サッポロビール園の建物でしょう。また左側の500ml缶を見るとわかりますが、裏側には商品の紹介も 記されています。
 普段は350ml缶を飲むのですが、夏は500mlが欲しくなりますね。
  関連記事はこちらにあります。
「ビアサプライ」シリーズ第10 弾(2022年6月3日)
「冬物語」の季節到来        (2021年11月14日)
今年の夏の限定版          (2021年6月13日)
「北海道限定」を再び     (2020年8月10日)
ビヤホールの味 「達人の生」 (2020年1月12日)
サッポロビールが好き     (2019年6月22日)
★2023年7 月23日(日) 「好きなもの 色々」のリンクを拡充 
 左側にリンクがある「好きなもの色々」に、「ラジオが好き」 と「地図が好き」 を加えました。これまでは独立したページだけをリストアップしていましたが、下に書いた「日本のあちこち」と同様に、最 近は別ページを作ることが少なくなったので、いずれも日記の本文へのリンクをまとめた形式です。このあとも色々増やす予 定です。
★2023年7 月19日(水)  「日本のあちこち」のリンク を刷新
 左側にリンクがある「日本のあちこち」は、これまで独立したページだけをリストアップして紹 介してましたが、最近は手間を省くため に独立したページを作らず、本文で紹介することが多いため、リンクが付いていませんでした。今回から、日記の本文で紹介 したミニ旅行などもリンクを付けました。最近は鉄道旅行が増えています。
★2023年7 月2日(日)  タコが通常の3倍! 淡路屋が「大入りひっぱりだこ飯」
 神戸、明 石などで駅弁を販売している淡路屋が、7月1日と2日だけ、タコが通常の3倍入った 「大入りひっぱりだこ飯」を発売しました。関西で旬のタ コを食べる習慣があるという「半夏生 (はんげしょう=今年は7月2日)」にちなんだ商品です。
 通常の「ひっぱりだこ飯」と比べると、明らかにタコが目立って います。お値段は税込み1480円で、通 常の1250円より高いですが、それだけの値打ちはありました。
 「ひっぱりだこ飯」は人気商品で、兵庫県警や海上保安庁とのコラボ商品など、様々なバリエーションが 生み出されています。壺を再利用するためのフタも売っています。でも人気があるのは、何よりも食べてお いしいからだと思います。