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★☆  四 国の秘境駅「坪尻」と、年に2日しか営業しない駅「津島ノ宮」 ☆★
後編
(2025 年8月4日)前編はこちら

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  <1年に2日間だけ営業する津嶋ノ宮駅。駅名標も2日間だけ特別仕様になります>
(青い枠がついている画像は、クリックすると拡大画像が開きます)

4)「日本一営業日が短いJR駅」へ



 2日目の8月4日(月)は、琴平を9時42分発の多度津行き普通列車で出発しました。そして次の 善通寺で下車しました。ここは1889年5月23日の開業時の駅舎が残っています。ただ目立ってい る車寄せ部分は、1922年の陸軍特別大演習の際に増築されたようです。ここは乃木希典が初代師団 長を務めた旧陸軍第11師団がありました。現在も陸上自衛隊第14旅団があります。
 時刻表を見ると、大都市近郊を思わせる本数です。でも下りを見ると、ほとんどが次の琴平行きで す。土讃線は多度津から琴平までの区間のみが電化されており、善通寺と琴平のみ、ICOCAが使え ます。
 左は 多度津駅の地下通路に貼ってあった津嶋神社の 夏季大祭のポスターです。「一年にたった二日間、島がつながるその日」とあるのは、神社の本殿があ る沖合いの島に到る橋は、夏季例大祭の2日間以外は、床板が外され、物理的に通行不能になるためで す。
 右は改札口横に掲示してあった時刻表です。JR 四国の発表資料によると、臨時列車は4日の1 往復だけで、通常列車の臨時停車が2日間 でのべ53本になっています。早朝と深夜を除く全列車が止まるようです。
 多度 津発10時51分の観音寺行きに乗りました。2両の電車は満員でしたが、なんとか先頭から前方を望 みました。
 津島ノ宮は多度津から松山方面へ2駅目ですが、上の善通寺の時刻表のように、路線図には載ってい ません。市販の時刻表も、夏の一時期しか掲載されません。

 対向列車が遅れ、2分遅れで到着。駅のホームにいる人だけでなく、手前の踏み切りで待っている人 たちも、大勢が電車にカメラを向けていました。
 駅の施設には、昔ながらのヨシズが立て掛けられ、日差しを遮っていました。
 上の 写真は電車から降りて、先頭側から見たところです。ほとんどの乗客が下車しました。1面1線のホー ムは、そのまま広場になっていて、大勢の乗客をさばくことが出来ます。

 右のように電車とホームの間には大きな段差があります。ホームがカーブしており、列車が外側に傾 いているためでもあります。先に紹介したJR四国の発表資料にも、「乗降の際は、列車とホームの間 が広くあいております」と注意を呼びかけ、子供の場合は係員が手伝う場合もあると書かれています。

 ホームと反対側には架設のテントが並んでおり、記念品などを売っていました。行列が出来ていたの は記念入場券でした。
 8月4日用と5日用は駅名標の図柄が異なっていて、2日間だけの特別仕様の駅名標があしらわれ5 日用もほしかったのですが、当日分のみの発売でした。津嶋神社は「子供の守り神」なので、大人と子 供の入場券がセットになっていました。
 下は改札を出たところです。正面、ヨシズがけの屋根の下が改札口です。その左側は駅舎ですが、 きっぷは駅舎ではなく、自動車を使った臨時のきっぷ売り場が出来ていました。
5)子供の守り神にお参り
 駅を 出て道なりに進むと、すぐに露店が建ち並んだ参道に出ます。上の写真の鳥居をくぐると、島に渡る 「つしま橋」があります。
 「渡橋料」は大人500円、小学生200円です。鳥居の下に「しあわせ橋 切符売場」という表示 が見えます。遊園地のようです。
 右上の写真のように、橋は中央がロープで仕切られ、行きと帰りの一方通行になっていました。花火 がある夜は大混雑するようですが、この時はまずまずの込み具合でした。子供連れが目立っていまし た。
 島に着くと鳥居の手前が少し広くなっており、階段を登ると拝殿、本殿、お守り売り場などがありま す。下の写真のように、昇殿して祈祷を受けている家族も大勢見受けられました。

 右は石段の上から陸地側を見たところです。駅は正面の右手、木立の向こう側です。
 構内に入ると乗車口に列が出来ていました。下のように線路側の駅名標は通常どおりです。15分遅 れてきた11時42分発の高松行きも2両でしたが、なんとか乗れました。
6)(おまけ)マリンライナーから見た瀬戸大 橋
 岡山発の快速マリンライナーは、高松側の先頭車が二階建てで、1階が普通車指定席、2階と最前部の4席がグリーン車指定席です。
 今回は展望を楽しむため、右側の1番C席を確保しました。運転席直後のA、B席は少し高くなって いますが、運転士がいるため見えにくいのです。
 左は見えにくいですが、右側が櫃石島橋、左側の主塔2つが岩黒島橋の連続斜張橋です。下の左右は 北備讃瀬戸大橋と南備讃瀬戸大橋です。線路は意外と曲がっていて両側から見えます。
 帰りのマリンライナーでは、新快速同様に先頭に立って前を眺めました。
 上は右から南備讃瀬戸大橋の北側主塔で、瀬戸大橋 タワーの支柱が重なっています。円盤型の 展望室 は地上に降りているようです。その先が北備讃瀬戸大橋です。左前方遠くに下津井瀬戸大橋の主塔がの ぞいています。
 左は南北備讃瀬戸大橋と与島の先に岩黒島橋と櫃石島橋の連続斜張橋が見えています。遠いですが、 思ったよりはちゃんと写せました。

 このあと岡山県側の児島で途中下車し、うどんを食べて帰りました。以上で四国の記録は終了です。



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