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★☆   雨中の満開、能登さくら駅  ☆★
 
(2025年4月13日)

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  <満開の桜に包まれた能登鹿島駅で行き違う、のと鉄道の列車。ホームも人で大混雑していた>
(青い枠がついている画像は、クリックすると拡大画像が開きます)

1)愛称は「能登さくら駅」


 能登 半島を走る第三セクター「の と鉄道」にある能登鹿 島駅は、かつての国鉄七尾線時代から、桜に包まれる駅として鉄道ファンには知られていました。先日 の金沢の桜が満開前で、すこし残念だったこともあり、金沢より1週間遅れて満開になるのと鉄道の桜 を訪ねてきました。
 左はピンク色の瀟洒な能登鹿島駅。駅舎も桜に包まれています。駅前の解説板によると、桜は1932年(昭和7 年)の七尾線開業時に植えられたもので、樹 齢は90年以上になります。現駅舎ができた1988年(昭和63年)に、「能登さくら駅」という愛 称が付けられたようです。
 特急列車を乗り継ぎ、七尾駅で車掌さんから「つこうてくだしフリーきっぷ」を購入し、10時 37分に到着しました。
 右は 駅に到着した時の様子です。能登鹿島駅にはライブカ メラがあるので、事前に状況を調べておき ました。
 狭いホームはゆるくカーブしており、この時間に行き違う2つの列車と桜を写すには、ホーム上では 難しく、穴水寄りにある構内踏み切りを渡った場所から撮るのはよさそうでした。しかし列車の発着時 には構内踏み切りは渡れません。このため列車が着く前に降り口で待機し、到着すると急いで構内踏み 切りを渡って撮ったのが右の写真です。広角レンズです。
 あい にくの小雨模様でしたが、なんとか撮影できました。左は海の見える上りホーム。駅名標も桜が満開で す。ホームにはぼんぼりが吊るされています。
 駅周辺の桜は約110本で、ホームを完全に覆っています。下の左は下り線の七尾寄り、下の右は下 り線の穴水寄りです。
 下りホームから構内踏み切りに続く通路沿いにも枝ぶりの立派な巨木がありました。
 上り線側にある駅舎の前にも多くの桜があります。小さな広場には花見客を相手にした露店もでてお り、おにぎりや豚汁、焼き鳥などを販売していました。
 さて11時26分発の下り列車を望遠レンズで狙うため、穴水寄りにある駐車場へ移動しました。すると時刻表にない上り列車が到着し、降りてきたのはアニ メの少女たちです。
 左端が石川県の温泉地を舞台にした「花咲くい ろは」の主人公・松前緒花です。列車は 「花咲くいろは」のラッピングトレインで、「ゆ のさぎ(湯乃鷺)」とはアニメの舞台の架空温泉地の名前です。
 このあと下り列車が到着して写したのがトップに掲げた写真です。
2)桜並木の西岸駅、牡蛎と鉄道郵便車の能登 中島駅
 能登鹿島駅12時12分発の上り列車で帰途につきました。朝、七尾から乗った列車は3両編成で、前の2両は「震災語り部観 光列車」だったので、運転席横から前方を眺めることができませんでした。
 帰りも同じ3両でしたが、今度は最前部に乗れました。左は西岸駅。相対式の2面2線で、下りホー ム側に桜の木が見えます。駅の七尾側には桜並木があり、その前を対向列車がやってきました。
 下の右側は次の能登中島駅との間にあった桜並木です。NHK の番組によると、七尾線開通時に沿線の人た ちが植えたそうです。
 左が能登中島駅で、12時30分に到着。跨線橋のある立派な駅で、利用者も多いようです。
 2面2線ですが、上り線ホームは島式で、海側に今は使われていない線路があり、下の左の写真のよ うに線路の上を桜の枝が覆っています。この線路は車止めがあって列車は入ってこないので、線路の上 を歩くことができました。
 下の右は待合室にあった「中島かき子」と「中島菜々子」のパネルです。駅がある七尾市中島町はカキの養殖が盛んです。また能登の伝統野菜である 「中島菜」というのもよく知られているようです。辻 本は知りませんでした。
 駅舎の 旧事務室を使って「駅 マルシェ わんだらぁず」というお店が土日に営 業しています。そして予地元のカキを 使った駅弁を予約制で発売しています。しかしこの日は花見客が 多いためか、ホームで直接購入すること ができました。

 右は駅舎側の側線に静態保存されている鉄道郵便車「オユ10 2565」です。説明 版によると、1969年に製造され、1986 年まで使われていたそうです。廃車後はの と鉄道能登線の甲駅で保存されていましたが、同線廃止の前年2004年に能登中島駅に移されまし た。
 跨線 橋から穴水方面を眺めたのがこちらの写真。左手、下りホームの桜の陰に郵便車 が保存されています。右側上りホームの右側に見えるのが、使われなくなった線路です。

 能登中島駅には37分の滞在で、13時17分発の列車で七尾に向かいました。やってきたのは「ポケモン列車」 でした。4月6日から11月16日まで毎日1往復だけ運行しており、土日祝日に乗り込むと「記念乗 車証」がもらえます。狙ったわけではありませんでしたが、入手しました。
3)笠師保駅、田鶴浜駅、和倉温泉駅
 左は笠師保駅です。ここはホーム1面だけの小さな駅ですが、桜の木は他の駅より立派に見えます。駅全体が桜に覆われているように見えます。
 ホームに近づくと、かなりの花びらが散り始めているのがわかりました。

 下の右側は田鶴浜駅です。ここもホームが花びらで覆われて来ています。列車は「震災語り部観光列 車」を2両つないだ3両編成です。この2両は特別列車の「里山号」と「里海号」です。
 左は田鶴浜駅到着時の様子です。この駅も跨線橋があります。
 能登鹿島駅から笠師保駅までの4駅と比べると、桜は控えめですが、それでもいい雰囲気です。3月 21日に放送されたNHKの「運転席からの風景 絶景の桜」では、「この駅から 5駅連続で桜の駅が続きます」と言われていました。
 また田鶴浜駅を出発するとすぐ左手の集落脇に、枝ぶりが際立って立派な桜の巨木が咲き誇っていました。
 左は和倉温泉駅です。駅舎がある 上りホーム脇の桜はよく咲いていました。下りホームに停まっているのは能登鹿島駅でも見た「花咲く いろは」のラッピング列車です。先頭の窓で松前緒花さんが手を振っていました。ヘッドマークもよく わかります。
 七尾駅ではポケモンのパネルが子供たちに人気でした。
 以上で、のと鉄道の桜めぐりは終わりです。


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