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★ 海から見たしまなみ海道(2001年6月11日)★
1)しまなみ海道とは
しまなみ海道とは、1999年5月に「全通」した、本州四国連絡ルートの一つ、愛媛県の今治市と
広島県の尾道市を
結ぶ西瀬戸自動車道の愛称です。全通にカッコを付けたのは、高速道路としては未開通の部分が残っているからです。このた
め、何度も料金所をくぐり、一般道
を経ながら走る必要がありますが、とにかく、尾道・今治間が道路で結ばれたわけです。
しまなみ海道には大きく分けて7つ、細かく言うと11の橋が架かっています。尾道側から言うと、まず尾道大橋と新尾道
大橋、因島大橋、生口(いくち)
橋、多々羅大橋、大三島橋、伯方橋、大島大橋、来島第一大橋、来島第二大橋、来島第三大橋です。
尾道大橋は本州四国連絡ルートとは関係なく1968年に出来た橋で、横に隣接して新尾道大橋がかけられました。また伯
方橋と大島大橋はつながっているの
で、伯方・大島大橋とも呼ばれます。そして三つの来島大橋は、ひとまとめにして来島大橋、または来島海峡大橋と呼ばれた
りします。
今回は広島県三原市から今治まで船に乗り、このうち多々羅大橋、大三島橋、来島第二大橋をくぐりました。
2)せと観光ボート
三原港は、かつては四国への玄関口として大変賑わった港です。というのも、港が三原駅から徒歩数
分と大変便利な場 所にあり、新幹線からの連絡が良かったからです。
しまなみ海道が開通するまでは、今治へ、松山へ、そして芸予諸島の各島へと多くのフェリーや高速船が結んでいました。
しまなみ海道開通後はその数は大き く減りましたが、いまでも今治へは毎日8往復の高速船が出ています。
今回乗ったのは「せと観光
ボート」 の高速船です。
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近くから撮れなかったので絵が悪いですが、この「せとゆき」に乗りました。わずか15トン、旅
客定員20人と、文字
通りのボートです。でも運行速度は35ノットと高速で、船が小さいだけに体感速度はなかなかのもの
でした。
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「せと観光ボート」のホームページによると、所有船は「せとゆき」のほかに、17トンと一回り大きい「せとひめ」の二
隻だけ。「せとひめ」は少し大きい
だけなのに定員は51人と倍以上乗ることができます。そのかわり速度は28ノットと、「せとゆき」と比べると見劣りがし
ます。のるなら「せとゆき」がお薦 めです。ホームページの表紙も「せとゆき」のしゃしんです。
紹介ついでに、同社のページから、今回の航路図を借りましょう。出港は午前11時10分、今治到着は55分後の午
後0時5分です。
出港してしばらくすると、10分前に出た瀬戸田行きの船を追い越します。そのスピード差は圧倒的でした。
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