Home

▽ お城めぐり

▽日本 のあちこち
 
さよなら500系 のぞみ
 苗代 桜と下呂の桜
 
日光滝めぐり
 
横浜の建築と産業遺産
 
「あ さかぜ」「さくら」
 
三 井寺の夜桜
 
坂の 町・金沢
 
石鎚山登山記録
 
海から見たしまなみ海道
 
来 島海峡大橋塔頂体験
 
ワ ンダーランド手柄山
 
灘の けんかまつりルポ
 
姫路の 地名

▽Mac のある生活

▽ 好きなもの色々

▽ リンク

▽過去の日記
 
★ 来島海峡大橋塔頂体験(2002年4月 20日)

1)来島海峡大橋と馬島

 2001年8月の多々羅大橋塔頂体験に続き、今回は来島海峡第三大橋の主塔に登ってきました。

 来島海峡大橋は3つの橋がつながった三連吊り橋ですが、尾道側から第一、第二、第三と名付けら れています。第三大橋 はもっとも今治側にあり、四国本島と馬島を結んでいます。中央径間は1030mと、しまなみ海道で もっとも広く、全長は1570m。主塔は馬島側が8P、 今治側が9Pと呼ばれ、ともに海面からの高さは184mです。
 左の写真は第三大橋を今治から尾道方向へ走行中、今回登った8P主塔を写したものです。主塔のス タイルは中央と最上部に水平材が入っているだけの、大変 シンプルです。主塔の間から、第二大橋の6P主塔が見えています。

 さて、塔頂体験の集合場所は今治市側にある来島海峡サービスエリアです。受付すると、キャンセルがあったために、最後 の組は一人だけで、公団の職員にマ ンツーマンで案内してもらうことになりました。
 ところで、サービスエリアに近い主塔は9Pなのに、どうして8Pに登るのかというと、9Pの橋脚は海の中に作られてい るが、8Pは馬島に建っているため です。橋脚の足元まで車で横付け出来るのです。橋の上は駐停車禁止のため、9Pに登るためには、長い距離を歩く必要があ るのです。
 馬島へは一般の出入り口はありませんが、管理用の通路が設けられています。
 左がその部分。馬島のバス停が設けられている場所から、連絡道路が延びているのがわかるでしょうか。右はそのアップ。 バス停の向こう側に遮断機が見える でしょうか。遮断機が2本あるのは、ここには自転車、歩行者用の歩道があるため、その両側に遮断機を設けているのです。 なお、通路は馬島と今治方面との行 き来のみ可能で、馬島から尾道方面へ向かうことは出来ません。
 ところで馬島では大橋工事中の1998年6月10日、橋桁が落下して作業員7人が亡くなり1人が重傷を負う大事故があ りました。現場は、8P主塔とバス 停の間の高架橋部分、ちょうど上の左側の写真に見えている手前の部分です。主塔の足元近くには、地元の人たちが建立した 7人の慰霊碑がありました。

2)広い主塔の「屋上」

 主塔は基礎の周囲を金網のフェンスが取り囲んでおり、立ち入り禁止です。錠を外して、上の写真 の左側に見える階段を 昇ると、基礎の上に立つ主塔の足元に出ます。出入り口は、さらに階段を昇ります。

 エレベータが設けられているのは2本の主塔のうち北側、尾道方向へ向いた最初の写真では左側の塔だけです。入り口のド アを開けるとすぐにエレベータで す。
 エレベータの表示は多々羅大橋と同じく、主塔の絵が描かれています。近くには説明図もありました。エレベータが停まる 階は8か所ですが、回数表示は1- 8階ではなく、一般のビルの高さ感覚がつかめるように、3mを1階と換算して表示してあります。このため最上階は52階 ということになります。左の写真は 最上部の表示です。
 エレベータを出て、少し階段を昇ると、左の写真のような広い空間にでます。ここは、上部の水平材の中です。ここから更 に階段を昇ると、右の写真のよう に、水平材の屋上にでます。両側の手すりは胸の高さまであるので、怖くはありません。エレベータが着いているのは、写真 の奥に見える主塔です。公団の職員 がいるところが、階段の出入り口です。

 今治方面をながめたところ。あいにく、今にも雨が降りそうな天気だったので、あんまり見栄えは よくありません。対岸 右手の山に糸山展望台があります。
 それにしても、橋を渡る車が少ないですね。案内してくれた公団の人も、ちょっと残念そうでした。

 反対側、尾道方面を見たところ。第二大橋と第一大橋が一直線に重なって見えます。
 手前の6P主塔の上部水平材は背景の山の色に溶け込んでしまい、H型の主塔のように見えます。こ の主塔も第三大橋の8P、9Pと同じ184mあります が、第二大橋の尾道側主塔5Pは174mと少し低くなっています。
 また、吊り橋は主塔の両側もケーブルで吊られているのが普通ですが、第三大橋は両側は桁橋になっ ています。また第二大橋は今治側が桁橋で、尾道側は吊り 橋です。