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★ 苗代桜と下呂の桜めぐり(2008年4月12、13日)
(その1)

(幻想的?神秘的? ありふれた言葉では言い表せない苗代桜のライトアップ)

1)人気上昇中の苗代桜

 毎年桜のシーズンが近づくと、桜関係の雑誌が並びます。その中で、これまで知らなかった美しい桜 が紹介されていま した。岐阜県下呂市にある「苗代桜」で、ライトアップされた姿が水を張った田んぼに写っている写真でした。
 調べてみると、下呂温泉から夜桜のツアーバスが出ているようです。また、下呂温泉周辺には、ほかにも美しい桜の名所が いくつもあることがわかりました。 これは行くしかありません。
  苗代桜は下呂市 の中心 部である温泉街から南へ約11Kmの和佐地区にあります。集落の入り口にあるグラウンドが駐車場(協力 金300円)になっており、そこからシャトルバスに 乗り込みます。
 バスを降りると、家並みの向こうに苗代桜がすくっと立っています。ちょうど満開のようでした。
  桜の近くまで行 くと、 誰もが歓声をあげるような光景でした。
 苗代桜は2本の桜が並んでいます。解説板によると樹齢400年以上で、もともとは3本だったのに、昭 和27年に1本が枯れたようです。
 桜の種類は書いてありませんが、エドヒガンでしょう。しかし2本は微妙に花の色が違います。ウェブ用 の写真でもわかるでしょうか。向かって左が白っぽ く、右側はピンク色をしています。

 少し風があったので、水田の水面にさざ波が出来ており、なかなか美しく写ってくれません。また背景が 完全に山の緑だと桜の色がはっきりわかるのですが、 空が入ってしまうため、難しいです。現物はこの写真よりもう少し鮮やかに見えています。
 撮影地点はこんな感じ。すで に三脚で埋め尽く されて います。しかしカメラをのぞいている人は少なく、カメラが付いていない三脚もあります。
 どうやらこの人たちは夕暮れ時のもっとも美しい時間帯を狙って、今から場所取りをしているのでしょ う。この時はまだ午後2時前なんですが・・・・・・。
 違う角度から見るとこんな感 じです。
 道路から一段低いところに、木製のテラスというかお立ち台というか、撮影場所が作られています。まだ 木の色は新しいので最近整備されたのでしょう。
 初めに書いたように、雑誌などに紹介されるようになったのは最近のようです。

2)まさに「幻想二重奏」
 さてライトアップは午後6時30分から9時30分までです。夕暮れ時も見たいけれど、そうもいき ません。下呂温泉 の旅館に向かい、夕食を食べたあと、午 後8時出発の見学ツアーバスに乗り込みました。主要旅館や下呂駅前から出ており、料金は甘酒付きで900円。約20分で 到着です。
  今度は昼間を上 回る歓声があがりました。風がやんでおり、水面は鏡のようになっています。そこにライトアップされた2 本の桜がくっきりと映し出され、「幻想二重奏」とい うPRの言葉が納得できる光景でした。
 昼間来たとき、お立ち台の横には「三脚は午後7時30分までに撤去してください」との掲示があったの を確認していました。観客は3列くらい集まっていま すが、順番に前へ出て写真を撮っています。
 携帯で撮っている人が多いですが、うまく撮れたでしょうか。コンパクトカメラでストロボを光らせてい る人もいますが、それでは夜桜は写せません。
 もっとも一眼レフでもスローシャッターになるので手持ち撮影では厳しいです。
 この写真と、ページ最初の写真は何枚も撮った中でブレが少なかったもの。実は地面にカメラを置いて撮っているので、撮 影位置が低く、水面に映った桜が、 昼間と比べると少し寸詰まりになっています。
 いちおう大きいサイズも 入れておきます。また、 お立ち台の後ろにあった解 説板の写真も入れておき ます。夜桜の写真が付いていますが、色が不自然です。苗代桜の夜景はネットにも数多く出回っていますが、同じような色の 写真が多く見られます。ライトアッ プの夜桜写真は、ホワイトバランスの調整が不可欠です。
 下呂市による苗代桜のページはこちらで す。 やはり薄暮の時間が一番美しいと思います。

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