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★2024 年2 月16日(金) 神戸-大阪鉄 道開業150周年、500系は 削減へ JR西が発表
 2月14 日にJR西日本の定例社長会見が開かれ、いくつかの重要な 発表がありました。
 ひとつは、5 月11日が神戸-大阪間の鉄道開業150周年の記念日な ので、4月から記念プロジェクトが始まるという話です。特設ページが出来ていますが、まだ中身はほとんどあり ません。
 決まっているのは5月11日に神戸駅と大阪駅で記念式典があり、夜には神戸駅で駅舎を使ったプロジェ クションマッピングが行われるようです。
 ところで、「大阪-神戸」ではなく、「神戸-大阪」となっているのがうれしいですね。

 もうひとつは残念なお知らせです。「山陽新幹線の安全性・快適性の向上」という話の中で、 N700S系の導入に伴い、500系6編成のうち4編成が2026年度末までに廃止されるということで す。2編成はまだ残るわけですが、 500系ファンにとっては悲しいニュースとなりました。
★2024年2 月13日(火) 姫路城の西小 天守 初の特別公開
 姫路城の 3つの小天守(こてんしゅ)のうち、これまで公開されたことのない西小天守が、2月1日から29日まで 特別公開されているので、見に行ってきました。
 右の写真は入城口である菱の門の手前から見たおなじみの姿です。2つ見える小天守の右が西小天守で す。左が乾(いぬい)小天守です。ただ、このアングルだと残る東小天守が見えません。
 下は2015年4月、姫路城の北西にある男山から撮影した写真です。大天守が3つの小天守に囲まれて いる様子がよくわかります。
 3つの小 天守はいずれも三重ですが、乾小天守が他の2つよりも少し大きく、他の小天守、大天守と違って棟の方向 が南北方向であることがわかります。
  大天守と3つの小天守、それらをつなぐイ、ロ、ハ、二の4つの渡櫓(わたりやぐら)の計8棟は、そ れぞれ独立して国宝に指定されています。

 左下の地図は、特別公開のチラシの一部です。大天守を見学した後、 「イの渡櫓」の1階にある受付で 300円払い、昭和9年ごろの入場券を復刻したチケットを もらって階段を登ります。特別公開を見ない人 は、下の写真の階段の右側から、東小天守などの1階をずっと通り抜け、「ハの渡櫓」の1階が出口になっ ています。
 特別公開 のルートは渡櫓と小天守の2階を巡っていきます。残念ながら東小天守と乾小天守の3階へは登れませんで した。
 「ロの渡櫓」の2階は広くて窓が多く、明るい空間です。 ここの窓から西小天守のほうをのぞいたのが下の左の写真です。左が大天守、下は台所櫓の屋根です。
 そして西小天守の狭い階段で3階へ登ります。男性スタッフが交通整理をしていました。
 西小天守の3階の様子です。左は大天守側を向いたところで、右手が南側、姫路駅方面です。窓からの写真は撮り忘れましたが、2階から見るとこんな感じです。 左手の男性がのぞいてい窓から見ると、屋根が錯綜しています。 上の左の写真の反対向きです。乾小天守の特徴である、漆塗りに金箔を施した錺(かざり)金具付き火灯窓(かとうまど)もよく見え ます。
 下は西側を見たところです。破風部分の窓は格子まで距離があるので、こんな感じになり ます。
 西側の様 子も、2階からだと格子の隙間からのぞけるので良く見えます。左 手中央に見えるのが菱の門、右手の塀に囲まれた細い通路の先が「にの門」、攻め手が寄せてくるルートが 丸見えです。

 さて、登ってきた階段を降り、さらに狭い階段を降りると西小天守の1階です。下の左のように、「二の 渡櫓」への入り口は狭いです。大天守へ通じるルートなので、わざと狭くしてあるのでしょうか。大天守への扉は閉じています

 ところで、イ、ロ、ハの各渡櫓は1階2階とも小天守の1階2階と同レベルでしたが、「二の渡櫓」だけ レベルが違います。西小天守の1階が渡櫓の2階になり、しかも少し段差があります。これも通りにくくし てあるのでしょう。
 櫓の下は「水の五門」で、ここをくぐると左に折れ曲がる形で「水の六門」があり、これが天守群への最 終ゲートです。西小天守はそこを守っています。
 関連記事はこちらにあります。
修復なった姫路城と桜 (2015年4月11日)
姫路城の新線な視点 (2014年1月1日)
お城 めぐり
★2024年2 月11日(日) 雑誌「サラ イ」のミニ檸檬 万年筆が好き
 小学館の 雑誌「サライ」の2022年6月号に、万年筆「ミニ檸檬」 が付録となっていたのですが、気付 いていませんでした。
 今回たまたまネットのフリーマーケットに出ているのを見つけ、格安だったので即購入しました。箱入り の未使用品です。
 「ミニ檸檬」といえば、同じ小学館の雑誌「ラピタ」の2005年11月号の付録として初登場し、その 時はすぐに購入しています
 元になっ た万年筆は、書店の「丸善」が創業130周年を記念して1999年に限定販売した「檸檬」です。140 周年と150周年の時にも再発売されたので、150周年の時に購入しました
 左は3種類の檸檬を並べてみました。手前は今回のサライ版ミニ檸檬(2022年)、真ん中がラピタ版 檸檬(2005年)、奥が丸善150周年記念檸檬(2019年)です。

 今回の購入にあたって事前に情報を集めたところ、同じ「ミニ檸檬」ですが、ラピタ版とサライ版では大 きな違いがあることがわかりました。それは本体の材質です。
 ラピタ版はボディー、キャップとも金属製で、付録と思えぬそのズシリとした質感は、当時ずいぶん話題 になりました。
 一方、今回のサライ版は樹脂製です。 安っぽいといえばその通りなんですが、本家の丸善150周年記念檸檬も樹脂製なので、そこは本家に忠実 になったと言えます。
 ペン先はいずれもスチールですが、書き味はそれほど悪くはありません。ペン先の模様はともに雑誌の キャラクターマークを刻んでおり、左のラピタ版はカエルに流水紋、サライ版はラクダに唐草風レモンをあ しらっています。拡大写真でよくご覧ください。上の箱にも描かれていますが、この唐草風レモンの紋様は お洒落ですね。

 材質のほかにも違いがあります。クリップ先端の形状が、今回のサライ版は本家と同じ球形になっていま す。
 そして寸 法が微妙に違います。ラピタ版が出た時は、「元のレモンを85%に縮小」とうたわれていました。今回の サライ版はそういう記述はないようです。
 手作業で測ってみました。全長が17mm、キャップを後ろにつけた使用時が126mmです。太さは ボディが10.3mm、キャップのリング部分が13.0mmです。樹脂製のために、キャップをねじ込ん でいくとどこまでも入ってしまいそうなので、数値はあくまで参考値です。
 一方ラピタ版は、全長115mm、使用時133mm、ボディの太さ10.5mm、キャップのリング部 の太さ13.5mmでした。左右の写真を見比べると、ラピタ版が少し太いことと、黒い首部分の寸法やネ ジの造りの違いがわかると思います。ラピタ版は全長が短いのに、キャップを後ろにつけると長く、男性の 手には、ラピタ版のほうがしっくりくる感じです。
 重さはずいぶん違います。サライ版は本体だけだと、なんと8g!。付属のミニカートリッジではなく、カ ヴェコ用のコンバーターを 付けても10gしかありません。一方ラピタ版は本体だけで27gで、一般の万年筆と同じくらいです。 
 カヴェコ 用のコンバーターはミニサイズなので、ミニ檸檬にもピッタリです。ウォーターマンのインク、セレニ ティーブルーを入れてみました。

 ラピタ版より少しですが細いので、マイクロ5のシステム手帳のペンホルダーにもすんなりと納まりまし た。しばらく使ってみることにします。
 関連記事は以下にあります。
三代目の「檸檬」。丸善創業 150周年記念万年筆 (2018年6月5日)
丸善ゆかりの「ミニ檸檬」 (2005年10月10日)
★2024年2 月3日(土) 芸備線の「再構 築協議会」 3月26日に初会 合
 今朝の読 売新聞朝刊2面に「芸備線存廃 初の協議会 国・自治体・JR 来月26日会合」という記事が載っていました。これはJR西日本が昨年10月3日、地域公共交通活性化再生法に基づいて国交相に設置を要請していたものです。
 別紙資料には2019年度の平均通過人員(輸送密度)だけでなく、1日あたりの駅別乗車人員も出てい ますが、左の比婆山駅は、立派な駅舎があるのに1日あたり2人です。1月3日に通った時も、乗降客はあ りませんでした。
 地域公共交通活性化再生法や、再構築協議会については、JR西が昨年11月28日に、「輸 送密度2,000人/日未満の線区別経営状況に関する情報開示」をした時の参考資料に説明があります(分かりにくいです が……)。
 協議会の設置がそのまま廃止に結びつくわけではありませんが、厳しい状況であることは間違いがありま せん。
 JR西管 内のローカル線(地方交通線)に関しては、加古川線の西脇市以北(西脇市ー谷川)についても1月31日 に、「法定協議会」の設置を兵庫県などに求める方針を明らかにしています。
 「法定協議会」と「再構築協議会」の違いや、兵庫県内のローカル線の協議の現状については、「鉄道協議会日誌」 というサイトの「兵庫のJR6線区は前途多難の協議に…廃止を防げるか?」 というページに 詳しく紹介されています。
 最初に紹介した別紙資料では、備後落合駅の乗車人員は1日あたり14人ですが、左や下の写真のよう に、休日の限られた時間帯とはいえ、乗り換えの利用者はもっと多くいます。「乗車人員」には乗り換え客 は含まないのでしょう。
 芸備 線や加古川線の場合は、錦川鉄道のような行き止まりの「盲腸線」とは違い、他の路線とつながるネット ワークを形成しています。阪神大震災の時は、加古川線が山陽本線、東海道本線に代わる貨物列車の輸送 ルートにもなりました。
 そういうネットワークが断絶されてしまうことは、地域だけでなく、国全体にとっても大きな損失ではな いでしょうか。三江線が無くなって空白が広くなった中国地方の路線図を見て後悔するようなことは、もう 起 きてほしくないですね。
 富山県の氷見線と城端線は「あいの風とやま鉄道」へ譲渡されるようです。芸備線 も路線存続のアイデアが生まれるよう願っています。