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★☆ 鉄道中心 台湾の旅(2023
年2月24日〜3月3日)☆★
【第1章 鉄道編】その1 (準備と台北到着)
<十分(Shifen)の中心街をゆっくり進む平渓線の気動車。後部から見ています>
(青枠の写真は、クリックすると拡大します)
鉄分が多いページです。
鉄道に関心が薄い方は「食べもの編」や「観光&街 並み編」を
先にご覧ください。
1)適当にプランニング
今回の台湾の旅のスケジュールは次の通り。
2月15日から3月14日までが休みなので、その中間に適当に決めました。
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・2月24日(金) 関空→羽田→台北・松山空港
・25日(土) 台北→台南
・26日(日) 台南→台中→日月潭
・27日(月) 日月潭滞在
・28日(火) 日月潭→台中→台北
・3月
1日(水) 台北(平渓線、十分、九份)
・2日(木) 台北(故宮博物院)
・3日(金) 台北・松山空港→羽田→関空
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左の絵地図は、九份の土産店で買ったマグネット。小さいけど情報量多いです。
行程の参考になる地図や鉄道路線図を探しましたが、
直接貼り付けられる適当なサイズのものは見つかりませんでした。
一般的な地図は、台
湾観光局の「台湾全エリアガイドマップ」をご覧ください。
鉄道関係は簡単ですが、観光局の「台湾鉄道-途中下車の旅」が便利です。
ネットを探すと、台湾鉄路管理局が作った地図がありましたが、
公式サイトでは見つけられませんでした。
2014年1月の地図で、高速鉄道の台北–南港間が予定線になっています。
かわりに2017年版の「臺灣鐵路年鑑」に載っている路線図を掲げておきます。
電化・非電化、複線・単線の別もわかります。
公式サイトの英語版の「About TRA」からダウンロードできます。
(南廻線、屏東線の一部が非電化の表示です
が、現在は電化されています)。
これは距離がわかりますが、すべての駅は載っていないし、
高速鉄道も載っていません。
そこで役に立つのが
「ひまわりデザ
イン研究所」が作成した「日式台灣鐵路路線圖」です。
これは位置関係を無視して、路線のつながりを重視した
鉄道ファン向けの路線図なんですが、
台湾のメディアでも紹介されて話題になったそうです。
地形図は、日本の国土地理院にあたる「内西部國土測繪中心」の
「國
土測
繪圖資服務雲(Taiwan MAP Service)」が便利です。
説明は英語版で読んで、地図を見るのは中文版がいいですね。
スマホ版もあるので、旅行前に知っていれば良かったです。
2)公式アプリで計画作り
台湾の鉄道は大きく2種類に分かれています。
ひとつは在来線で、台湾政府の交通部台湾鉄路管理局が運行する「臺灣鐵路」、
通称、臺鐵(台鐵、台鉄)。
英語表記だとTaiwan Railway、略してTRAと書かれます。
もうひとつは2007年に開業した台湾版新幹線、
台灣高速鐵路股份有限公司が運行する「台
灣高鐵」。
こちらは通称、高鐵(高鉄)で、
英語表記はTaiwan High Speed Rail、略してTHSRとなります。
このふたつは全く別の組織なので、公式アプリも別々です。
今回、台北の地下鉄なども含めてダウンロードしたのは次の通りです。
9種類のうち、左上から5種類は実際に使いましたが、
残りの4種類は試しただけでおわりました。
上段の左が台鉄の公式アプリ「台鐵e訂通」。
上段中央と右が高鉄の公式アプリで、
中央が時刻検索や情報収集用、右側がチケット購入用です。
「台鐵e訂通」の画面は以下の通り。
左は中国語繁体字、右は英語モード。
英語がわかりやすいけれど、駅名を探す時は中国語が見慣れているので、
適宜、切り替えて使いました。
時刻の検索は「 Timetable」を使います。
チケットの予約と購入、発券は「Booking Ticket」から。
これで、2月26日の台南から台中への特急列車指定席を購入しました。
3)台湾の4連休と重なっていた!
次は高鉄です。
左の「台灣高鐵」は時刻の検索だけですが、駅の構内図などの情報が見られます。
高鐵のホームページを、そのまま携帯サイズにしたものです。
チケットの購入は右の「台湾高鐵 T-EX行動購票」を使います。
これで、2月25日の台北から台南への新幹線を購入しようとしました。
ところが、朝8時以降で検索してみても、夕方の列車しか出てきません。
台湾新幹線は1時間に数本あるはずなのに、おかしい。
それで色々調べてみると、
2月25日(土)から28日(火)まで、
「和平紀年日」(2月28日)に合わせた4連休だとわかりました。
そう、日本のゴールデンウイークですね。
高鐵のサイトを調べると、この期間だ
けの時刻表もありました。
(日本語ページだと、昨年の時刻表がでてきました)。
臨時列車も走っていましたが、
連休初日に首都から乗ろうなんて、そりゃ、満席でしょう。
当然のことながら、28日の台中から台北へ戻る新幹線も満席。
念のため在来線も調べましたが、やはり満席でした。
仕方ないので、自由席を利用することにし、
混雑に備えて、キャリーケースは2人でひとつに集約しました。
4)台北到着、まずは「悠遊卡(ヨウヨウカー)」
準備の様
子が長くなりましたが、ここからようやく本編スタートです。
2 月24日(金)、台北に到着しました。
今回は都合で松山空港に21:00着というスケジュールです。
本来ならタクシーでホテルへ向かうべきでしょうが、
空港連絡の鉄軌道があるなら、それを使うのが鉄道ファン。
幸い、台北の地下鉄、台北捷運(MRT)は深夜まで頻繁運転しています。
アプリは「乗換案内 台北」を使いました。
公式アプリ「台北捷運Go」も使ってみましたが、
「乗換案内 台北」のほうが、駅構内図が見やすかったのが決め手になりました。
ただ、広告は邪魔でしたね。
左は「乗換案内 台北」の初期画面。日本語になっています。
発駅、着駅、日時を入れて検索すると真ん中の画面。
最初の経路をクリックすると右側の画面。
ここから「路線図」を押すと、路線図上に乗車経路が示されます。
また青字の駅名を押すと、駅の情報や構内図が見られます。
ただし、日本製アプリなのか、駅名が勝手に日本語名になっています。
「松山空港」駅は、「松山機場」駅だし、「台北駅」駅は「台北車站」駅です。
さて、実際にMRTに乗車する前にすることがあります。
それは、台湾版ICOCA、あるいはSUICAの「悠遊卡」の購入で す。
「ヨウヨウカー」と詠み、英語では「 Easy Card」です。
MRTの切符売り場では、公式デザインのカードしか買えないらしいので、
松山空港の国際線到着ロビーにあるセブン-イレブンへ向かいました。
あまり種類はなかったけれど、ドラえもんのカードを購入。
右は妻が買ったシナモロールです。
カードの購入は100元(台湾ドル)ですが、チャージが必要です。
日程を十分調べ、500元をチャージしました。
この分だけは、出発前に関空で台湾ドルを用意しておきました。
でも、セブン-イレブンはクレジットカードも普通に使えたようでした。
5)
文胡線から大混雑の板南線へ
準備が整い、ようやくMRTへ向かいます。
ターミナルビルの外へ出たところにMRTへの連絡口があります。
この写真は帰りの時に撮りました。
案内表示は目立たなかったですね。利用者は少ないのかな。
エレベーターで地下1階に降り、動く歩道でMRT駅のほうへ移動。
そして更にエレベーターで地下2階へ降りたところがMRTの改札階です。
悠遊卡を自動改札にかざして通り、またエレベーターへ。
ホームは地下4階です。深いです。
エレベーターがわかりやすいところにあるので助かりました。
ちょうど21:32の電車が出たところで、次の21:36発、動物園行きに乗りました。
この文胡線のうち、松山機場駅のひとつ南側の中山國中駅から南側が、
1996年3月28日、台北捷運で最初に開業した区間です。
機場駅を含む中山國中駅から北側は、2009年7月4日に開業しています。
そして文胡線は他の路線と違い、神戸のポートライナー
のような
新交通システムとなっています。
台湾のガイドブックを見ると、
「文胡線の車内は狭いので、荷物がある時はタクシーで」と
書かれていることがありますが、大丈夫でした。
平日ですが、連休前日なので若者の姿が多かったです。
松山機場駅をでると、文胡線はすぐに高架になります。
でも夜なので、あまり景色は楽しめません。
そして乗り換え駅の「忠孝復興」駅へ。
高架ホームから地下ホームへと垂直の移動距離が長いので、
事前にしっかり構内図を調べておきました。
それで文胡線を降りて、すぐにエレベーターで地下3階の板南線コンコースへ。
ホームは地下4階。エレベーターを出たすぐの階段は、
上りのエスカレーターしかなく、階段を下りました。
すぐに来た頂埔行き電車は超満員。
この板南線は台北市内を東西に貫通する主要路線のひとつです。
幸い、次の「忠孝新生」駅で大勢の人が降りました。
そして「台北車站」駅に21:56に到着。
上の地図は板南線の改札を出て、エスカレーターを上がった地下1階の案内図。
台北捷運のホームページから一部借用しました。
ホテルは板南線から近く、地下通路で直結しているところを選びました。
残念ながらステップレスとはいかず、10段くらいの階段がありましたが、
エレベーターでホテルのロビーに上がれました。
チェックインで事前支払いを済ませたのは22:03でした。
初日は大きな荷物を持ち、夜間の混雑する地下鉄だったので、
写真が撮れなかったのが残念でした。
【鉄道編】その2に続く
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