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昔からガイドブックや旅行のパンフレットが好きでした。
子供のころ、京都の日本航空の支店に行き、
ジャルパックのパンフレットをもらっていつまでも眺めていました。

最近の日本のガイドブックは、
名所案内というよりは、お店ガイドになってしまっているのが残念です。
個性的なガイドブックを紹介します。
地図が好きなので、地図色の濃いガイドブックが多くなっています。

このページは、新しいものが上に並んでいます。
タイトルか写真をクリックすると、解説ページに飛びます。

金 沢ガイドブックの変遷
ひがし茶屋街はいつ観光地になったのか
2021-09-16(木)


 金沢の代表的な観光地「ひがし茶屋街」は、1980年代までのガイドブックでは「旧東 廓」と紹介され、まだ観光地ではありませんでした。1971年から2021年までのガイド ブックの変遷をみます。

 

魅 力半減、最近の「レッドガイド」
ただのレストランガイドになるのか
2021-02-11(木)
「日 本案内記」全8巻
戦前の旅行案内の決定版
2021-06-25(金)

 ミシュランのレッドガイドには、国別のほかに「Main Cities of Europe」というヨーロッパ主要都市を集めたガイドがありました。ところが最近のものは内容が貧弱になり、残念です。

 戦争が本格化する前の昭和4 年から11年にかけて鉄道省が編纂した「日本案内記」全8巻は、戦前の旅行ガイドの集大成、決 定版です。その内容や地図は、現在の目で見ても充実しています。

大 正7年版「鉄道旅行案内」
百余年前の日本の姿がわかる
 2019-06-29(土)
「地球の歩き方」事業譲渡
海外旅行ガイドの定番だった
2020-11-20(金)

 大正7年(1918年)版の「鉄道旅行案内」は新書判くらいの薄い本ですが、辞書のよ うな用紙でページ数があり、各種の統計資料も充実していて、読みごたえがあります。

 「地球の歩き方」を出版して いたダイヤモンド・ビッグ社が、その事業を学研プラス社に譲渡しました。「地球の歩き方」は発 行が続いていますが、時刻表の発行は現在も止まったままです。

ミ シュランの「グリーンガイド」
赤本と緑本は名コンビ
2017-12-02(日)
1979年のミシュラン「レッドガイド」
カーナビ以前、道案内はこれで
2018-06-27(水)

 ミシュランといえば、今はレストラン格付けガイドの代名詞になってしまいましたが、観 光ガイドの「グリーンガイド」もあります。かつては独特の判型とイラストへのこだわりで有 名でした。

 1979年にツアーでパリか らロワール渓谷やモンサンミシェルをバスで巡った時、運転手さんはミシュランのレッドガイドと 100万分の1の全国地図を見ながら走っていました。

「Eye Witness Travel Guides
英国製はなじみやすいかも
2016-06-29(水)
吉 田初三郎と「鉄道旅行案内」
大正時代の鳥瞰図絵師が全国を案内
2017-09-30(土)

 英国 Dorling Kindersley(ドーリング・キンダースレイ)社のガイドブック「Eye Witness Travel Guides」は図版が豊富で、眺めているだけでも楽しいです。上の写真からさらに増えています。

 鳥瞰図絵師で「大正の広重」 と呼ばれた吉田初三郎が挿し絵を担当した「鉄道旅行案内」ですが、大正10年版と13年版では その絵図に大きな違いがあります。2冊を比べてみます。

ミ シュランの「100th Edition」
レッドガイドのスペシャルな1冊
2009-03-28(土)
同 朋舎出版の「望遠郷」
異色の硬派なガイドブック
2013-08-11(日)

 「ミシュランガイド」は1900年に創刊され、戦争による発行休止があったために 2009年版が「100号記念版」となりました。特別の装丁が施された1冊はとても美し く、内容も充実しています。

 フランス・ガリマール社のガ イドブックを翻訳した同朋舎の「望遠郷」は、マニアックな図版が多く、日本のガイドブックとは 雰囲気も内容も一味違います。