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★☆★ オリンパスμ720SWが好き(その1) ☆★☆
(小さいデジカメが好き・3)
★デザインに一目惚れ
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2006年1月27日、オリンパスの新しいμシリーズが欧米で発表されました(国内での発表は
1月31日でした)。 3種類のμの中で、一目惚れしてしまったのが、μ720SWで
した。
これまでもμシリーズは生活防水をウリにしていましたが、これは本格的な3m防水に加え、
1.5mの耐衝撃性を誇り、それでいて薄くてスタイリッシュな ボディが特徴です。
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前面にトルクスねじの頭を露出させていることや、梨地の前面パネルの造りなど、これまでの曲線を強調したμとは一線を
画しています。それでも、他社の防
水カメラのように無骨なイメージではなく、あくまでお洒落で軽快な感じを失っていないところがさすがだと思いました。機
種名がプリントでなく、彫り込みで あることも、ポイントになりました。
その一方で、スペック的には残念な部分も数々見られました。
一番残念だったのは、レンズの焦点距離が38mm-114mmと、広角側が長すぎることです。理想は28mmなのです
が、それが無理ならせめて34mm くらいまで頑張って欲しかったと思います。
もう一点は、動画撮影が毎秒15フレームであること。動画撮影はほとんどしないとはいえ、やはり最新のデジカメである
からには、毎秒30フレームが必要 です。
最後に液晶モニターが、11万5000画素しかないこと。サイズは2.5インチと、最近の大型化トレンドに沿っている
のに、画素が少なめです。もっとも
これは、画素の多い液晶を使うと、薄型化が困難になるという事情があるようなので、仕方がないのかもしれません。
それから、これは欠点というのではありませんが、このカメラにとっては710万画素というのはオーバースペックだと思
います。スナップや記念写真が主体 なので、500万画素で十分だと思うのは私だけでしょうか。
とはいえ、温泉で気軽に使えるデジカメを欲していた辻本にとっては、まさにうってつけのカメラであることは間違いない
ので、発売日の3月18日、ヨドバ シで現物の手触りを確認した上で、お持ち帰りしました。
★歴代のμとの比較
歴代のμと比べてみました。
一番上は、μ-mini
DIGITAL。2004年10月15日の発売です。辻本はその約1年後、後継機のμ-mini
DIGITAL Sが出て、値下がりしているのを買
いました。
一番下は、フィルムカメラの初
代μ。発売は1991年3月。辻本は、コンパクトカメラの歴史における傑作のひとつだと思っています。大変
コンパクトなカメラなのですが、こうし て最新の720SWと比べると、その大きさに驚いてしまいます。
ちなみにそれぞれの寸法は以下の通りです。
・μ-mini 幅95mm、高さ55.5mm、奥行き27.5mm、重さ115g
・μ720SW 幅91mm、高さ58.7mm、奥行き19.8mm、重さ149g
・μ 幅117mm、高さ63mm、奥行き37mm、重さ170g
720SWの薄さが目立っています。カメラの薄さというのは、カバンに入れたり、ポケットに入れたりする場合、全体的
な大きさ以上に重要になってくるポ
イントです。19.8mmという数値は、「20mm以下」にこだわった値ではないでしょうか。
★はからずしも実証された耐衝撃性
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買ったばかりのこのカメラなんですが、早速大きな傷を付けてしまいました。
奥出雲に桜を見に行った帰り、舗装道路で転んでしまい、右手に持っていたカメラを路面にたた
きつけてしまいました。
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その結果はごらんの通り。でも、本体の動作には何の影響もありませんでした。
写真に写っている側面の扉は、USBケーブルのコネクタカバーです。また底面には電池とXDカード収納部のふたがあり
ます。μ-miniの場合は、
ちょっと落とすとそのふたが開いてしまったことがあります。しかし720SWの場合は、こんな衝撃を与えても、ふたは閉
まったままでした。
また防水性能については、立ち寄った温泉でお湯の中で撮影してみました。25種類の「シーンモード」の中から、「水中
ワイド」を選んだのですが、予想以 上に鮮明にとれました。
温泉の場合、お湯の温度を気にする人もいますが、しょせんお遊びですので、深く考えずに使っていくことにします。
★安心感が増したパッキン部分
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防水性能を左右するパッキン部分をμ-miniと比べてみました。
μ-miniの場合は、USBケーブルのコネクタも電池やXDカード収納部と同じ所にあるのに対
し、720SWでは上でも書いたようにUSBケーブルコ
ネクタは別になっています。その分、電池とカード収納部の開口部は小さくなり、防水面では有利にな
りました。パッキンも広めに張られているのがわかると思 います。
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さらに違っているところは、ロックのかけ方です。下の写真はふたを閉めたところです。μ-miniの場合は、樹脂製の
ふたの先端が爪状になっており、そ
れをボディにひっかける形でロックしています。はっきり言ってふたの密着度は頼りなく、爪の部分はすぐに樹脂が磨り減っ
て、バカになってしまいそうです。
それに対して720SWでは、ふたは金属製になりました。ロック部分はあいかわらず樹脂製ですが、ひっかけるのではな
くて、スライド式のかんぬきタイプ になりました。そのために密着度も強化され、爪が磨り減る心配も減ったと思います。
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