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 手柄山の名前の由来は諸説あるようです。
 ひとつは、近くの神が手で草を刈り、食べ物を置く敷物にしたことから、「手苅」という名前がついたという説。もうひと つは、姫路に移り住んだ渡来人が、 稲を刈るのに鎌を使うのを知らず、直接手で稲を刈ったから、「手苅りの村」といったという説です。「播磨国風土記」には 「手苅丘」として記載されていま す。
 公園の頂上近くにあった説明板によると、かつては弥生から古墳時代の遺跡が多く存在したが、公園建設のためにほとんど が破壊されてしまったそうです。

 さて、モノレールの話が出たときに述べた、「姫路大博覧会」では、名古山霊園、大手前公園とともに、手柄山中央公園が 「中央会場」となりました。姫路市 の市制百周年記念誌に、当時の会場案内図が載っています。

 右下にモノレールが見えます。その両側に派手な建物が見えますが、この右側部分が先ほど見た尖塔や石壁の残っている 場所です。
 モノレール駅はこの図では近代建築風ですが、現実は周囲の建物に合わせたレンガ造りの建物に吸い込まれています。今で はその入口は大きな板でふさがれて います。

 

 右側の写真は、左の写真のすぐ右側に続く部分で、当時の駅の出入口でしょう。この写真を撮影した位置の背後が、水族 館の入口にあたり ます。この場所から、階段を上ると、緑の相談所のある駐車場に出ます。昔の案内図では、ここにも異様な建物があります が、これは残っていません。

 

 緑の相談所の前には、地下鉄入口風の地下へ降りる階段がありました。写真を撮影したときはカーテンを引いて閉ざされ ていましたが、両 側のスモークガラスからのぞくと、階段が確認できました。先ほどの写真のアーチ型入口の前にある立て札によると、中には 「研修室」とされていますので、今 でもときどきは使われているようです。
 (阪神電車のホームページの中にある「ま にあっく・阪神」のページに「廃線跡訪問」のコーナーがあり、姫路市営モノレールも取り上げられています。 そこには、この階段を下りた旧コンコー スと思われる写真も掲載されています。)

 また、緑の相談所の周囲には、右の写真のようなローマ風(?)の東屋がいくつか残っています。これは、博覧会の案内図 にも載っており、当時の遺物のよう です。

 水族館の上の部分は、こんなサンクガーデンになっていますが、あまり人影はありません。前ページで見た、城郭風の建 物のあたりも人は まばらです。
 西側のふもとには遊園地があり、大きなプールもあるために、夏場は大変にぎわいます。また、公園全体で見ると、先に触 れた文化ホールや温室植物園などの 文化施設や、高校野球も開かれる市民球場、陸上競技場、中央体育館などのスポーツ施設が集中しており、活気のある場所で す。

 ほかにこんなのもあります。

 

 左は回転展望台。喫茶室になっているようですが、場末のムードが漂っています。写真を撮った位置の背後には、姫路市 平和資料館があり ます。また、遊園地の山上側入り口もこの近くにあります。
 右は、城郭風建物のあたりから、文化センターの裏手へ降りる小道の途中にあった石碑。日蓮宗関係のものらしいですが、 よくわかりません。

 このように、にぎわいの中に、不思議な静寂のある手柄山。城跡巡りの気分で探検するのもおもしろいかもしれません。


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