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★2019 年6月29日(土) 100年前の日本の姿 大 正7年版「鉄道旅行案内」 ガイドブックが好き(6)
 以前、鳥瞰図絵師・吉田初三郎のパノラマ地図を掲載した大正10年と13年の「鉄道旅行案内」を紹介 しましたが、「鉄道旅行案内」という本は大正3年から昭和の初めまで、毎年のように発行されています。
 左は大正7年版の「鉄道旅行案内」。初三郎版は鉄道省の編集・発行ですが、こちらは「鉄道院」です。 鉄道院が鉄道省となるのは大正9年(1920年)5月のことです。この本の奥付を見ると、発行は大正7 年(1918年)5月30日で「非売品」となっています。そして初三郎版と同様「博文館に許可を与えて 翻刻せしめ、定価1円50銭にて一般に発売する」となっています。偉そうですね。

 判型は今でいう新書判。辞書のような薄い紙を使っているので、分厚くはないのに526ページもありま す(折り込み地図や上質紙の挿絵は除く)。101年前の本ですが、読み応えがあり、地図や図版は眺める だけでも楽しいです。
 主な特徴は次の通り。▽当時の国営鉄道のすべての駅を順番に紹 介。小駅は読み仮名と前の駅からの距離(マイル表示)のみを記載。▽地図は右の写真の京都市街地図のよ うに大変詳細なものと、手書き風の概略図が混在。▽広重の風景版画もカラーで挿入▽鉄道路線図は大きな 折り込み図で、全国を5枚(本州中部、本州西 部、本州東部、九州、北海道)に分けて掲載▽数値データがやたらと細かいーーなどです。
 特にデータ類はこれでもかとばかり載っています。主要駅乗降人員では、上野、大阪、桜木町、東京、新橋と 続き、新宿は8番目です。また京都の案内のところに玉露製茶の主要産地と金額(出荷額?)、絹糸製造高 などが記載されるなど、地域の特色がよくわかります。
 市街地図が載っているのは、横浜、京都 (大津)、神戸、広島、下関、金沢、鹿児島、長 崎、仙台、前橋、長野、新潟、秋田、函館、小樽、札幌の16市。小縮尺で広範囲を収録した「付近図」が 東京、名古屋、 大阪、岡山、福岡の5市。他に「略図」が静岡、岐阜、福井、津、福島、青森、会津若松、旭川の 8市あります。
 なかでも上に掲げた京都市は、折り込みで3ページ分を使っっており、他の都市と比べて目立って詳しい 地図です。ほとんどは左の神戸市のような1ページ以下の扱いです。市外地図以外にも観光地図とよべる地 図が多数収録されています。辻本の出身地である宇治の地図があるのがうれしいです。京都や奈良、大阪の 「帝陵参拝順路図」など、時代を感じるものもあります。
 東京の市 街地図でわかるように、東京駅と秋葉原駅の間は未開通で、中央線も万世橋駅が起点です。東京駅は本が発 行される4年前、大正3年(1914年)に開業したばかりです。この本には当時の東京駅の平面図が載っ ており、大変貴重です。列車用の乗車口と降車口、電車用の出口が分けられ、皇室用通路、荷物用通路など もよくわかります。
 展望車がついた「東京下関間特別急行列車」の車内レイアウト図も 興味深いです。
 関連記事は以下にあります。
ガ イドブックが好き(5) 1979年の「ミシュラン・レッドガイド」(2018 年6月27日)
ガイドブックが好き(4)「ミシュラン グリーン・ガイド」(2017 年12月2日)
ミシュランガイド100th Edition (「スイス鉄道の旅」 2009年3月28日&3月10日)
ガイドブックが好き(3) 鉄道旅行案内 (2017年9月30日)
ガイドブックが好き(2)「Eyewitness Travel Guides」(2016 年6月29日)
ガイドブックが好き(1)「望遠郷」(2013 年8月11日)
★2019年 6月25日(火) 続々・70年代ソニーデザイ ン ICF-250ICF-S3 ラジオが好 き(5)
 左は1970年9月発売のICF-250。翌年にはブラックタイプのICF-250Bも発売されました。この時代は同じ70年のICF-11Rや ICF-500S、69年のICF-300など選局表示を上面に設けた機種が多く、いずれも今見ても格 好良いです。ICF-250はその末弟ともいえる存在で、9800円と一番安かったこともあってよく売 れたようです。ブラックより銀色がいいですね。
 大きさは幅140mm、高さ84.5mm、奥行き41mm、重さ360g(単3電池4本含む)です。 コンパクトですが、少し厚みがあります。
 もう1台 は1979年9月発売のICF-S3。「ザ・感度。Super Star」というシリーズの1台です。右は82年9月の「スーパースター総合」カタログから。すでに「品 薄機種」のマークが付いています。
 大きさは幅181mm、高さ94mm、奥行き36mm、重さ480g(単3電池4本含む)。コンパク トとは言えないサイズですが、ICF-250より薄くなり、格好は良くなりました。
 上の写真でわかるように、FM、AMの切り替え指標は銀色で、お洒落な感じですが、見にくいです。こ のあたりはデザイン優先のようです。7800円とICF-250より安いのに、LEDのチューニングイ ンジケーターが付いているのは、時代が進んだせいでしょう。
 76年のICF-7500が単3電池2本だったのに、こちらは4本。その分、出力は430mWで、 ICF-7500の250mWより大きくなっています。ボディーが長いため、AM用の内臓アンテナも長 いのでしょう。AMもFMもよく受信できます。
 関連記事は以下にあります。
ア ナログ選局の楽しみ ICF-4900ほか ラジオが好き(4)  (2019年1月10日)
続70年代ソニーデザイン TFM-4550、ICF-M10B ラジオが好き(3) (2018年12月5 日)
70 年代ソニーデザイン ICF-7500 ラジオが好き(2)  (2018年11月22日)
カセットケースサイズへのこだわり ICF-SW1 ラジオが好き(1)  (2018年1月14日)
★2019 年6月22日(土) サッポロビールが好き
 へそ曲が りで少数派が好きなので、ビールはサッポロを愛飲しています。もっとも最近は健康上の必要から発泡酒が 中心の生活なんですが・・・・・・。
 3月に函館に行ったとき、北海道限定で発売されている「サッポロクラシック」が気に入りました。右の 写真は、函館のソウルフード、ラッキーピエロのチャイニーズチキンバーガーを食べながら飲んだ時のもの です。おいしかったので、1缶は持って帰ってまだ冷蔵庫の中にあります。「クラシック」は麦芽 100%。これまで麦芽100%はそんなに好きじゃなかったのに、やっぱり地元で飲んだら美味しいんで すね。そういえば、沖縄で飲んだオリオンビールも最高でした。

 で、先日ファミリーマートに行くと、「北海道」という限定醸造のサッポロビールが目にとまり、買って きました。北海道産の大麦麦芽とホップを50%以上使っているというのがウリのようです。
 棚をよく見ると、通常の「黒ラベル」のほかに、缶の色がちょっと違う「黒ラベル Extra Brew」という限定品もあり、一緒に買ってきました。アルコール分が5.5%と、黒ラベルより0.5%高くなっていました。
★2019年5 月27日(月) 美しく走る。 Mazda3 がデビュー
 5月24 日、マツダの新時代を開く新車、Mazda3の発表があり、発売も始まりました。ニュースリリース特設ページをご覧下さい。上は早速いただいたカタロ グ。分厚くて力が入っています。最初の言葉 は「美しく走る」。これがMazda3のテーマですね。
 右は同日に配信された発表会の様子。社長に続いて登壇した別府耕太主査の話が興味深いです。パワーや スペックの新技術を主張するのではなく、感性に訴える説明。聞いていて乗ってみたくなりました。

 左は、神戸市内の某所で発表を待つ Mazda3のファストバック。一番美しいのは上のカタログのように斜め後方から見た姿だと思います が、横からでも充分美しいです。
 座らせてもらいましたが、メーターパネルもシンプルで美しかったです。RX-8のメーターパネルは空 白部分が多くて物足りないのですが、Mazda3は燃費計などのメーター類が多くてうらやましかったで す。
 またドアハンドル部分に鍵穴はおろか、キーレスエントリー用のボタンもないなど、こだわりに満ちてい ました。
 関連記事はこちらにあります。
マツダが好き
ロードスターがマイナーチェンジ(2018年6月16 日)   ・マツダRX-VISIONお披露目(2015年10月31日)
新型ロードスターに試乗(2015年5月24 日)               ・新型ロードスター先行展示(2015年3月24日)
マツダ車に乗り続けて30年(2013 年2月17 日)          ・RX-7からRX-8へ(2011 年10月8日)
RX-8試乗(2003 年5月10 日)                                  ・ランティスからRX-7へ(2002 年8月23日)
★2019年5月14日(火) 「泉の広場」の泉を撤去
 大阪・キタの地下街「Whytyうめだ」の待ち合わせスポットだった「泉の広場」がリニューアルのため5月9日から周辺を含めて閉鎖に なりました。広場のシンボ ルだった泉は6日が見納めに也、7日から撤去されました。
 通勤ルートにあたるので、見慣れた風景でしたが、はっきり言って、広場としての機能は最低のレベルで した。その大きな理由は、ベンチなど、腰を下ろす場所がないためです。
 左の写真ではちょっと見にくいですが、泉の周囲にはちょうど腰を下ろせる高さになっており、ベンチ代 わりになりそうですが、ここには水が流れていました。
 左の写真に見える細いパイプに小さな穴が開いており、噴水状に水が出ていました。この時点では、撤去に備えて水は止まっていますが、注 意書きが見えます。
 右は広場の歴史を解説したパネル。3代目は2002年に改装されたんですが、その前は全然覚えていな いです。
★2019年5月1日(水) 平成から令 和へ 新天皇が即位
 5月1日の午前0時、新しい天皇が即位し、令和時代が始まりました。左は11時12分から始まった「即位後朝見の儀」で、国民代表の前で初めてお言葉を 述べられた新天皇、新皇后両陛下。NHKテレビの中継画面です。

 下の写真は4月30日午後、「退位礼正殿の儀」を終え、壇上からおりた上皇さまが、あとに続く上皇后 さまに手を添える場面。天皇としての最後公式行事でも、おなじみの光景が見られました。この自然さが、 国民に敬愛された理由のひとつなんでしょう。
 思い返す と、昭和から平成に時代が移った時は、国全体が昭和天皇の喪に服す雰囲気がありました。しかし今回は、 様々な令和グッズも誕生し、新しい時代への期待と歓迎のムードがあふれています。
 辻本は以前から西暦使用派なので、元号に特別な思いはありませんが、世の中が明るくうきうきした雰囲 気に包まれるのは良いですね。
 4月1日に新元号が「令和」と聞いたときは、「冷」を思わせる冷たい感じがしましたが、「令息、令 嬢」の「令」でもあり、聞き慣れると「イケメン元号」なのかもしれないと思うようになりました。