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★2018 年12月21日(金) WM-D6C、修理不能ですぐに退院 
 ソニーの サービスステーションに修理を依頼したウォークマン・プロフェッショナル、WM-D6Cですが、予想通 り「修理不能」との診断でした。
 「○○が不調だが、部品がありません」などの診断が出るかと思っていたのですが、修理報告書のような 書類はなく、写真の「請求明細書」の「対応内容」は、まるで日本語になっていない状況。受付の女性に故 障の原因を尋ねましたが、「ベルトなどの不良ですが、交換部品がないとしか聞いていません」とのこと。 そんな訳ないでしょうと思いましたが、受付の女性に言っても仕方ないです。
 修理できそうな人を探しましょう。
★2018年12月6日(木) WM-D6C、30年目で初の入院
 1989 年9月に購入してから、ずっとノートラブルだったウォークマン・プロフェッショナルWM-D6Cに、つ いにトラブル発生。テープをパソコンに取り込むために再生していたところ、突然、音が出なくなりまし た。回転は正常なのに・・・・・・。レベルメーターもまったく光りません。
 このため、大阪・難波にあるソニーのサービスステーションに持ち込みました。製造中止から十数年たっ ており、門前払いでも仕方ないのですが、「工場に送ってみます」との言い方で受け付けてもらえました。 どうなることやら。ついでに再生速度がはっきりと遅くなっていたWM-FX811も預けました。
 関連記事はこちらにあります。
ウォークマンが好き(2018年1月2日)
WM- D6Cがカタログ落ち(2001 年12月18日)
★2018年 12月5日(水) 続・70 年代ソニーデザイン TFM-4550、ICF-M10B  ラジオが好き(3)
 ソニーの FMラジオ紹介の続きです。左はTFM-4550、右はICF-M10Bです。
 TFM-4550は1978年の発売。1980年5月のカタログには小さく紹介されています。サ イズは幅68mm、高さ128mm、奥行き27.5mm、重さ255g。写真の黒のほかにシルバーも あったようですが、型番の区別はありません。コンパクトなボディに、単3電池がきちきち2本入ります。
 ICF-M10Bは1980年の発売で、「70年代デザイン」と言っていいでしょう。当時としては先 進的なPLLシンセサイザーチューナーを採用。サイズは幅56mm、高さ127mm、奥行き20mm、 重さ170g。幅と高さはほぼ同じで、ずっと薄く、軽くなりました。電池は単4が3本入っています。同 じ1980年5月のカタログには新機種とあって、大きめに紹介されています。
 両機種と も黒いボディは精悍で、プラスチックの安っぽさはありません。どちらも操作部を上部に集中させているの が特徴です。
 TFM-4550は右の写真のように、電源スイッチ兼用のボリュームダイヤルと、選局ダイヤルの2つ が並び、周波数のメモリは回転ドラム式とお洒落です。ただコンパクトなので、間隔が短く、選局は繊細さ が必要です。赤いLEDによるチューニングインジケーターも付いています。
 操作部を見ると、胸のポケットに入れることを想定しているようにも見えますが、現実には大きすぎて無 理です。それにイヤホンジャックは向かって左の側面についています。
 製造は台湾で、「MADE IN TAIWAN REPUBLIC OF CHINA」の表示に時代を感じます。
 一方、ICF-M10Bは左の写真 のように、イヤホンジャックも上面にあり、シャツのポケットに入れて使うことが可能です。選局のプリ セットはFM、AM各7局。前面にアップ、ダウンボタンがあり、ワンプッシュすると「ピッ」という音と ともにFMは0.1MHz、AMは9kHzずつ周波数が変わります。長押しすると「ピピピピ・・・」と スキャンできます。
 「ピットイン」という愛称が付けられ、AM専用の姉妹機ICR-M7、M7Bは後にグッドデザイン賞 に選ばれました。
 後年のように周波数を表示する液晶画面はないので、プリセットは少し面倒ですが、周波数の最低、最高 に達するとアラームが鳴るので、それを目印(耳印)に選局します。
 背面にはメモリーインボタンと、選んだ局を書き入れるスペースがあります(写真はこちら)が、シールが付いていたのでしょうか。
★2018年 11月22日(金) 70年代 ソニーデザイン ICF-7500  ラジオが好き(2)
 古いラジ オを何台か手に入れました。その中で一番のお気に入りがこれ。ICF-7500です。
 1976年11月に1万4,800円で発売され、翌77年にはグッドデザイン賞の「20周年記念通産大臣賞」に選定。70年代のソニーらし いデザインを代表する製品のひとつで、ソニー自身もラジオの歴史や、デザインの歴史の中で紹介しています。80年2月のカタ ログにも載ってい ます。
 銀座のソニービルで2015年に開かれた「Sony Design: MAKING MODERN〜原型づくりへの挑戦〜」展や、2016年から17年にかけて開かれていた「It's a Sony展」でも展示されました。

 出っ張りの少ない、メタリックでシャープなデザインで、一番の特徴として、チューナー部とスピーカ部 を分 離することができます。
 上の写真 のように、前面のレバーをずらしながら、チューナー部を上へスライドさせます。右は接合面。6つの接点 の下がジョイント部分で、銀色の板バネが密着させています。40年たった今でもガタついてはいません。

 左は 1977年2月の「トランジスタラジオ総合カタログ」の紹介ページ。「外出したらポケットに。部屋に戻 ればポータブル」というコンセプトがよくわかります(2021/01/23、 拡大画像を更新しました)。その後の「通勤ラジオ」の元祖といえ、定期券を入 れることが出来るカバーも付属していました。
 サイズは全体で幅155mm、高さ101mm、奥行き23.5mm、重さ400g(単三電池2本を含 む)。チューナー部だけだと幅65mmm、重さ160gで、ちょうどワイシャツの胸ポケットに入る大き さです。
 全体の大きさも、チューナー部の大きさから決まったのでしょう。60年代から70年代初めにソニーの ラジオの中心だった「11(イレブン)シリーズ」が1kg前後だったことを思うと、かなりコンパクトで す。
 FMの選 局範囲はワイドではなく、76 〜 90MHz。それでもアナログチューナーは遊びがあるので、毎日放送のFM補完放送である90.6MHzは受信可能です。上の図にイヤホンが付いているこ とからわかるように、FMステレオは聴けず、ヘッドフォンをつけても左耳しか音がでません。
 LEDのチューニングインジケーターはありません が、それほど困りません。

 ロッドア ンテナは左側面の溝に収納するしくみで、とことん出っ張りを抑えています。

 スピーカーは7.7cmの円形で、良い音が出ているとおもいます。23日に動画を加えてみました。地 元のKiss FM KOBEで、「Yuming Chord」を聴いてみたところです。曲はLady Gagaの「I'll Never Love Again」がかかっていました。くぐもった音ではなく、クリアに聞こえています。
 関連記事は以下にあります。
カ セットケースサイズへのこだわり ICF-SW1 ラジオが好き(1)  (2018年1月14日)
★2018 年11月17日 (土) ヘッド フォンが好き(2)
 昨日の続 きです。3番目はオーディオテクニカのATH-ESW9で す。この機種は今年1月にも紹介しましたが、2007年10月の発売で、マリンバなどの打楽器に使われ るアフリカンパドックという木材をハウジングに使っていることが特徴です。

 発売されたとき、とにかくお洒落で格好が良いので、電器店へ行くたびに展示品を装着して試していまし た。それまで、耳を押さえつけるオンイヤータイプは好きではなかったんですが、これは側圧がそれほど強 くなく、これなら欲しいと思いました。しかし高級機だったので、なかなか手が出ませんでした。
 イヤーパッドは「装着感、耐久性に優れた」というラムスキン(仔羊の皮)で、これも高級機の証です。
 2015 年には後継機でハイレゾ対応のATH-ESW950が出たものの、ESW9の在庫品はそれほど値下がり しませんでした。それで買いそびれていたのですが、ついにヤフオクで手に入れました。

 ESW9はオーディオテクニカの「EAR SUIT」シリーズのトップだった機種で、専用の紹介ページは今も残っています。キャッチフレーズは 「Le Luxe ひとときのやすらぎとさりげない贅沢」で、お洒落な感じを強調しています。こういうのに弱いんです。
 購入した機種は、前のオーナーさんがコードをMoon Audio社のBlack Dragonに換装されていました。下の写真はプラグ部分のアップ。龍のマークもロゴも格好いいです ね。
 もともと ATH-ESW9は屋外での使用を想定したポータブル機なんですが、辻本は外では使わないので、取り回 しが不便な太いコードでも大丈夫です。主にウォークマン・プロフェッショナルWM-D6Cでのリファレ ンス用です。
 一般的にケーブル類は太いほど良い音がすると言われています。詳細を聞き分ける耳は持っていません が、音楽を聴いてみると、確かに情報量が多いように思います。
 次はゼン ハイザーのMomentum On-earの「Samba」 です。2014年6月の発売。この年、ブラジルのリオデジャネイロで開かれたサッカーのワールドカップ にちなみ、ブラジルの国旗に使われている黄色と緑のカラーリングです。
 このシリーズは2012年10月に発売されたMomentumか ら始まりました。これはアラウンドイヤータイプでしたが、2013年8月、オンザイヤータイプの Momentum On-earが登場。2015年にはともにリニューアルされ、折り畳みできる第二世代となっています。またノイズキャンセル機やBluetooth機もで るなど、バリエーションが広がっています。
 またOn-earはカラーバリエーションが豊富なのが特色なんですが、Sambaは限定色として特に 派手なタイプです。
 派手な色 は苦手なんですが、「限定品」に弱いので、これもヤフオクで買ってしまいました。元箱、ケース、 iPhone用ケーブルなど付属品一式がそろった程度も上々のお買い得品でした。

 イヤーパッドとヘッドバンドには、外国車のシートなどに使われている人工皮革アルカンタラが使われて います。東レのエクセーヌ(現在は「ウルトラスエード」に変更)のヨーロッパ向けブランド名で、天然の スエードに勝るとも劣らない優れた人工皮革です。またアルミ製?のヘッドバンドもメタル感が格好いいで す。
 かけてみると見た目ほど側圧は強くなく、152gと軽いので気軽に使うことができます。
 最後は AKG(アカゲ)のK24Pです。2005年の発売です。当時は小型軽量ヘッドフォンの代表的機種とし て、よく話題になっていました。オープンエアタイプ(メーカーではセミオープンとしていました)なの で、屋外で使うと音漏れがするので、実用的ではないのですが、密閉型の姉妹機K26Pよりもお洒落だっ たので、こちらを選んだ記憶があります。妻からのプレゼントなので、購入価格は不明です。4,000円 台で売っていたように思います。

 63gで、とっても軽いですが、そのぶん側圧は強めです。そしてイヤーパッドのスポンジが薄いので、 長時間の使 用にはむきません。小型軽量が優先なので、ヘッドバンドのクッションも小さなものが2か所についている だけです。
 右の写真 のように折りたたむと、眼鏡くらいのサイズになるので、カバンに入れて持ち運ぶのには便利です。でも屋 外の使用には向かないので、ちょっと矛盾しています。
 そういえば、一昔前は電車の中でシャカシャカと音漏れさせている人が大勢いました。今はイヤホンも耳 栓型(カナルタイプ)が主流なので、そういう人は少なくなりました。このK24Pも過渡期の製品です ね。
 ベッドに入ってからiPhoneで音楽を聞いたり、YouTubeを見たりするのに使っていました が、iPhoneにミニジャックがなくなってからは、使う機会が少なくなりました。
 【2019年12月25日・追記】自分自身の備忘録のた めにも、5機種の主要データを一覧表にしました。なお、ソニーのMDR-10RBTについては、インピーダンス、音圧 レベル、再生周波数帯域、最大入力はいずれも有線接続時のもの。

K24P Momentum On-Ear Samba
ATH-ESW9
MDR-CD780
MDR-10RBT
メーカー
AKG
ゼンハイザー
オーディオテクニカ
ソニー
ソニー
発売日
2005年
2014年6月5日
2007年10月
2000年1月
2013年10月
発売時価格
4,000円台?
オープン
想定 22,000円
36,000円
11,000円
オープン
27,000円前後
付属品(取説類除く)
キャリングポーチ
キャリングケース
接続ケーブル2種
合成皮革製ポーチ
標準プラグ
マイクロUSBケーブル
接続ケーブル
キャリングポーチ
タイプ
ダイナミック型
オープンエア
オンイヤー
ダイナミック型
密閉型
オンイヤー
ダイナミック型
密閉型
オンイヤー
ダイナミック型
密閉型
アラウンドイヤー
ダイナミック型
密閉型
アラウンドイヤー
イヤーパッド
スポンジ
アルカンタラ
ラムスキン
布製
合成皮革?
重さ(ケーブル除く)
63g
約152g
約170g
約300g
約210g
ドライバー


直径42mm
直径50mm
直径40mm
インピーダンス
32Ω
18Ω
42Ω
32Ω
40Ω
音圧レベル
110dB
112dB
103dB/mW
106dB/mW
100dB/mW
再生周波数帯域
13-27,000Hz
16-22,000Hz
5-35,000Hz
5-30,000Hz
5-40,000Hz
最大入力


1,000mW
1,500mW
1,000mW
コード長
1.5m
1.4m
1.2m
3.5m
1.2m
コード/脱着
両出し / ×
片出し / ○
両出し / × 片出し / ○ 片出し / ○
★2018 年11月16日(金) ヘッド フォンが好き(1)
 社会人に なってからはずっとアパート、マンション暮らしなので、音楽を聴いたり、ビデオを見たりするときはもっ ぱらヘッドフォンを愛用してします。
 初めて買ったのはパイオニアのSEL-3(3,500円)でした。量販店で適当に買ったので、どんな 機種だったか、ネット検索してもわかりません。ヘッドフォンはある意味、消耗品なので、定期的に更新し てきました。次はソニーのMDR-CD5です。これはカタログがあります。
 その後、いろいろ変遷があり、現在は上の5機種が稼働中です。左からAKGのK24P、ゼンハイザー のMomentum On-Ear Samba、オーディ オテクニカのATH-ESW9、 ソニーのMDR-CD780、 ソニーのMDR-10RBTで す。右から順番に紹介していきます。

 最初はMDR-10RBT(左の写真)。これだけコードが付いていないことと、型番にBTとあること からわかるようにBluetooth機です。iPhoneとiMac用に使っています。ヤフオクで格安 で入手しました。
 この機種 は2012年に発売されたMDR-1Rシ リーズの小型軽量版として、翌2013年に発売されました。姉妹機に有線の10R、ノイズキャンセリン グの10RNC、オンイヤータイプの10RBCがあります。小型版とはいえ、ちゃんと耳を覆うアラウン ドイヤータイプです。
 ヘッドフォンでは、音と同時に、いや時にはそれ以上にかけ心地が重要です。1Rシリーズと10Rシ リーズが発売されたとき、電器店やソニーストアに展示されていた両機種を試してみて、かけ心地には満足 していました。側圧が強すぎず弱すぎず、ちょうど良い感じです。長時間使うには、耳に押しつけるオンイ ヤータイプより、耳を覆う形が楽です。
  Bluetoothは出始めのころ、高音が出ないイメージがあったけれど、今は進化しており、普通に聞 く分には有線との違いはわかりません。AACやaptXという高音質の技術にも対応しています。 iPhoneやiMacとの接続も簡単ですし、家の中ならどこでもつながりました。

 左側のハウジングには電源と通信状態を示すランプ、電源ボタン、充電用のマイクロUSB端子、有線接 続用のInput端子があります。右側には音量ボタンと、iPhoneなどの操作ができるジョグスイッ チがあります。これは便利ですね。
 また黒と銀色主体のボディーで、ハウジングを1周する赤のラインが美しいです。
 次は同じ ソニーのMDR-CD780で す。2000年1月に1万 1,000円で発売。2003年10月19日に9,200円で買いました。
 この機種が載っている2002年春のヘッドフォンなど「AVアクセサリ総合カタログ」が残っています。このこ ろすでに、耳かけ式、ネックバンド式の軽 量ヘッドフォンや、イヤーレシーバータイプが主流になっています。大きな密閉式は後ろのほうに載ってい ます。

 CD780はシリーズ6機種の上から2番目です。シリーズものの場合は、2 番目を買うことが多かったと思います。最高機種は飛び抜けて高かったためです。この機種の前、1989 年11月5日にかったMDR-CD777もそうだし、1986年7月4日に買ったMDR-CD5もそう でした。(「ソニー坊やと呼ばれた男」さんのページに、MDR- CD5が登場した時のカタログがあります)。 まあMDR-CD5の場合は、上位機種との差 は5,000円なんですが・・・・・・。
 さて、こ のヘッドフォンの一番の特徴は、右の写真でもわかるようにイヤーパッドの形状です。耳のまわりだけでな く、全体を覆っています。先にリンクした発表時の資料やカタログによると、厚さ25mmの低反発ウレタ ンクッションを使い、肌触りの良い布素材で全面を覆っています。
 かけてみるとモコモコとした感触が心地よく、長時間使っていても疲れません。また布製なのでサラサラ しており、夏場でも汗に濡れることもありません。さらにヘッドバンドは長さ調節不要のフリーアジャスト で、自然とフィットします。
 袋やケースに入れることなく、放置したままで長年使っているので、ほこりだらけになっていますが、手 放せない愛用品のひとつです。
 関連記事は以下にあります。
ウォークマンが好き(2018年1月2日)