スイス鉄道の旅
2002.08公開

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港 の見える街から
(辻本のホームページ)




その他の国鉄線 (そ の3)
  


(Zurich中央駅の南側正面。中央がエッシャーの銅像)

★ZurichとBaselとの往復

 7月30日(火)は、ZurichからBasel(バーゼル)を往復しました。Baselはスイスとドイツ、フラ ンス三国の国境にあり、ライン川に臨むスイス有数の大都市です。スイスの国鉄とフランスの国鉄は、ライン川左岸側、ドイツ国鉄の駅は右岸側にあります。中 心市街地は左岸側です。

 Zurich発9:02のIC764列車は、これまで乗った列車と違い、様々な種類の客車がつながっていました。こ の写真は1等車ですが、ずいぶん古い感じ。トイレもタンク式ではなく、自然落下式でした。
 この列車も出発まで時間があったので、編成をチェックしました。

 最後尾が自転車用、先頭に向かって1等車2両、2等車3両、1等車1両、2等車3両、そして先頭が機関車ページのも載せた電気機関車Re4/4 II型の11212番機。
  左側の写真が乗り込んだ旧タイプ1等車の外観。緑一色というのも、これまでの客車とずいぶん違っています。右側は2等車。中は入ってみませんでした が、これも古いタイプの用です。下の写真の左側は、より新しいタイプの2等車で、前ページに載せた現在の標準タイプと似ています。同タイプでしょうか。
 このあたりの客車の分類は大変マニアックなので、とても辻本の手には負えません。模型ファンのみなさんの領域でしょう。たとえば、なおさんの 「Special Stage」というHPにスイスの客車のページが あります。
 上の写真の右側は、ホームの先の方の留置線に停まっていた国鉄のパノラマカー。白と灰色(銀色?)の横縞模様という独特のカラーリングです。この車両は 氷河急行とは違い、窓にブラインドがついています。

 さてIC764列車は定刻に発車。1等車には、スイス航空のクルーが乗り込んで来ました。Basel空港へ向かうので しょうか。
 この列車も途中はノンストップで、わずか50分後に到着。。沿線にはこんな風景が見られました。原発かな。


 これがZurichとBaselを結ぶ鉄道路線。複雑で、いろんな経路があります。バイパス的にトンネルが造られ ていたりして、さらに複雑になっています。
 IC764列車は「南回り」とでも呼べばいいのでしょうか、地図の下の方のOltenの手前から北上して長いトンネルを抜けるコースでした。
 Basel駅も工事中でした。左の写真の切符売り場がある中央コンコースから、ホームへ向かう地下通路の正面階段があるのですが、そこがふさがれていま した。建物の外側にも工事の足場が設けられており、説明パネルなどもありました。

 帰りの列車は14:53発のIR1777列車。これは出発ホームの風景。スイス国鉄の駅は、正確にはBasel SBBと呼ばれます。
 これに対してフランス国鉄の駅はBasel SNCF。駅は実際にはひとつなんですが、途中に国境のゲートがあるようです。確認できずに残念でした。

 帰りは行きとは違うルート。Baselを出るとしばらくライン川に沿って東へ向かいます。Rheinfelden駅 には、東京の原宿駅のような、こんなお洒落な駅舎がありました。現在は使われていないようだったので、何かの記念に保存してあるのでしょうか。

 Rheinfeldenのほか、Frich、Brugg AG、Badenにも停車し、Zurich HBには16:00着。行きの50分に比べると時間がかかっています。
ちなみにBaden(バーデン)とZurichの間が、スイスで最初の鉄道が開通した区間です。

★Zurich中央駅から空港駅へ

 帰国の日、7月31日(水)は、Zurich HBを朝8:17発の近郊電車、Sバーンで空港駅に向かいました。Sバーンは地下の21番ホームからの出発です。
 空港の出発は11:10なんですが、お土産も買う必要があるし、中央駅には早めに来ました。スイスパスは30日で切れているので、切符が必要です。中央 コンコースの真ん中、地下へ降りるエスカレーターのそばに、スイスに着いたとき、空港で見たのと同じ自動販売機がありました。こんどは、コイン投入口の横 には「空港駅までCHF5.40」と表示がありました。
 次はどの列車に乗るか。長距離列車で空港に寄っていく列車もあるので、とりあえず出発時刻表を確認します。近郊電車もすべて載っています。すると 8:17発に間に合いそうだったので、21番ホームへ急ぎました。中央のエスカレーターを降り、地下の商店街を通り抜け、更にエスカレーターを降りるとS バーン用のホームでした。発車寸前だったので、空港までの10分間は、ドア横のデッキ部分に立っていました。

★ライゼゲペック(別送手荷物)システム

【ご注意】現在ではこのシステムは変更されており、かなりのサービス ダウンになっています。当日中の到着が保証されるのは、かなり限定的になってしまっています。2005年7月時点での現状は、こち らのページをご覧下さい。
 以下の記述は、2002年夏時点での話です。(2005年8月28日)


 スイスの鉄道旅行の快適さを支えていることのひとつが、このシステムです。Reisegepackの「gepack」とはドイツ語で、英語で言えば 「luggage」です。「reise」は運ぶかな、乗るの意味かな。
 国鉄、私鉄を問わず、またケーブルカーなども含めてほとんどの駅で手荷物を預けることが可能で、30キロまで1個CHF10.00。あくまで「手荷物」 なので、基本的には目的駅までの切符を持っていることが条件らしいですが、4回利用して1度も切符の提示は求められませんでした。目的地を口頭で言って、 荷物を差し出すだけでオーケーでした。

 上の写真がカバンに付けられた荷札です。真ん中の枠の中が目的地。左から、ZurichからAndermatt(アンデルマッ ト)行き、AndermattからZermatt(ツェルマット)行き、Luzern(ルツェルン)からZurich行きです。
 Luzern駅では、この荷札が記入台の上に置いてあり、裏側に自分で目的地と連絡先(住所またはホテル名)を書くようになっていました。それで Zurichとだけ書いて出したところ「Central station?(中央駅ですか?)」と聞かれてしまいました。Zurichの場合は空港駅もあるので、最初からZurich HBと書くべき所でした。

 それと、このシステムの特徴は、荷物は必ずしも預けた人と同じ列車で運ばれるわけではないということ。一番左の荷札を見ると、目的地の下に 「Goshenen」と書かれているのがわかります。また右の荷札には「ZUG」とあります。これは経由地です。
 ZurichからAndermattへは、レーティッシュ鉄道を通って丸々一日がかりで行ったのですが、荷物の方は、真っ直ぐにゴタルドトンネル方面に 向かい、Goshennenで乗り換えてAndermattに着いたのです。

 また荷物の到着駅では、3日間は無料で保管してくれます。このため、日程の先のほうの目的地へ、大きな荷物だけ先送りすることも可能です。実際に今回の 旅では、7月26日朝にZermattを出発するとき、その日の宿泊地のWengenではなく、27日の宿泊地であるLuzern宛に送りました。(な お、口頭で「ルツェルン」というと、「ルッツェ〜ルン?」という風に聞き返されました)。
 ところが27日の18時ごろ、Luzern駅で荷物を受け取ろうと半券を差し出すと、係の人はちょっと探した後、首を振りながら戻ってきます。そしてメ モを差し出しながら「その荷物は19:03に着く」と言います。「そんなはずはない。昨日送っているんだから」と言ってもらちがあきません。まあ、その時 刻まで待つしかないと思い、いったんホテルに入りました。ホテルで荷物が遅れていると言うと、駅に尋ねてみてくれました。そしてもし19:03で着いた ら、別料金が必要だがホテルまで届けるサービスがあるとのこと。この日は少し疲れていたので、届けてもらうことにしました。このため、Zermattから Luzernへの荷札は残っていないのです。


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