スイス鉄道の旅
2002.08公開

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港 の見える街から
(辻本のホームページ)




ゲシェネンとゴタルド・トンネル
Goschenen und Gotthard-Tunnel (その1)



(Goschenen駅の南にあるGotthardトンネルの北入り口)

★アルプス越えの大幹線

 標高1436mのAndermatt(アンデルマット)の直下、標高1151mの地中を南北に貫いているのが、 Zurich方面とイタリア・ミラノ方面を結ぶ国鉄の大幹線・ゴタルド・トンネルです。(ゴッタルド・トンネルと書く場合もあります)。1882年に完成 し、15,003mと現在でも有数の長さを誇っています。

 このルート(太線部分)の地理的な重要性は、左の地図でわかるでしょう。つまり、単にスイスの幹線というだけでな く、ドイツやベネルクス3国とイタリアを結ぶ大幹線でもあるのです。アルプスを南北に越える幹線鉄道は限られているのです。

 このトンネルをくぐる国際特急と、Andermattを東西に通過する「氷河急行」は、お互いに知らん顔をしていますが、実はトンネルの北側の入り口に あるGoschenen(ゲシェネン)とAndermattは、FOの支線で結ばれています。(もともとはSchollenen Bahn=シェーレネン鉄道という私鉄でしたが、1961年にFOと合併したようです。)
 この支線の途中、車窓から「悪魔の橋」がしっかり見えます。鉄道とトンネルと橋、辻本の好きなものが集まっています。これは乗ってみないわけにはいきま せん。

★AndermattからGoschenenへ

 FOのページに書いたようにAndermatt に7月23日の17:44に到着する予定の列車は、約10分遅れました。Goschenen行きは17:50。当然間に合わないところですが、あわてる必 要はありませんでした。
 時刻表では別の列車のように見えますが、実はDisentis(ディセンティス)からの列車がそのままGoschenenまで行くのです。乗り込むと き、車両の横についていた行き先札にGoschenenと出ていたのに気付いていました。念のため、Andermattで、先頭車から降りてきた運転士に 確認しました。Andermattからは引き返す形で出発。すぐに列車は左へ分かれる支線に入ります。

 上の写真は分岐してすぐのところ。右へカーブして山の上へ登っていく本線のレールが見えます。

 少し進むと急な下り坂になり、ラックレールがかみ合ってスピードが落ちます。本線の勾配は最大110パーミルなのに、支線は179パーミルなのです。で も、ゆっくり走ってくれるおかげで、断崖のトンネルに入る寸前に見える「悪魔の橋」の写真が撮れました。この橋については「スイ スの橋」のページで詳しく説明しています。

 トンネルを抜け、さらに長いスノーシェッドをくぐり、Andermattから約15分。Goschenenの駅が見えてきました。駅の標高は 1106m、Andermattから330mも下ったことになります。
 

 この写真の右手に、ページのトップに掲げたゴタルドトンネルの入り口が見えます。
 複線のトンネルが2本あります。1882年の開通時から、複線のトンネルだったのはすごいことです。当時は複線トンネルが1本だったはずなので、後にも う1本加わったのでしょうか?2004.02.11 追記

 この疑問に対して、「このトンネルは何回もくぐりました」という中川さんか らお答えをいただきました。中川さんによると、上の写真の向かって右側の2本が本線で、左側の2本はGoschenen駅の引き込み線と待避線の続きとい うことです。このため、左側の2本はトンネルを入って少しの所で本線に合流しているそうです。疑問が解決しました。ありがとうございました。(2004.03.19)

 Andermattからの列車は、何本もの線路がある国鉄線とは駅舎を挟んで反対側の、ひっそりとしたホームに到着します。ただし、こちら側が町への玄 関口のようで、がらんとした駅前広場があります。スイスの小駅の例に漏れず、どこまでが駅で、どこからが駅前広場なのか、わかりません。

 しばらく停車した後、同じ列車でAndermattへ引き返しました。

 辻本はトンネルなどの土木構造物に大きな関心があるので、本当はトンネルをくぐってみたかったのですが、時間的な余裕がありませんでした。またここは単 にトンネルだけでなく、その前後のルートを含めて、鉄道がアルプスを征服するという歴史的に大きな意味がある区間です。現在、ゴタルドトンネルの下に、長 大なベーストンネルが掘られていて、将来は今のトンネルは廃止になるかもしれません。それまでにぜひ、もう一度スイスを訪れて、しっかりと観察したいもの です。2004.02.11追記

★トンネルの歴史

 という理由で、今回は通れなかったのですが、トンネルの歴史について、ちょっと詳しくまとめておきます。次のペー ジへどうぞ。
 今まで次のページにあったトンネルの歴史は、「ゴッタルド線の旅」のページへ移しました。こちらを見 てください。

Furka Oberalp Bahn(Schollenen支線)

最初の開業年月日

1917-07-12

全長

3.8km

軌間

1000mm

最急勾配

179パーミル

ラック型式

アプト式

ホームページ

www.fo-bahn.ch/


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