スイス鉄道の旅
2002.08公開

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港 の見える街から
(辻本のホームページ)




その他の国鉄線 (そ の1)
  


(Zurich中央駅で出発を待つChur行き二階建て列車)

★ 空港からZurich中央駅へ

 7月22日(月)、スイスの鉄道体験の最初は、Zurich Flughafen(チューリッヒ空港駅)からZurich HB(Haupt Bahnhof=中央駅)への10分間の旅でした。

 空港の手続きを終えてロビーに出ると、左手に鉄道駅への案内が出ています。光っているので見にくいですが、ドイツ語 でBahn、英語でRailway、それに電車のマークが付いています。ここでは階上へ向かいますが、これは道路を渡るためで、空港駅は地下にあります。

 同じ案内標識に従って進んでいくと、途中に切符の自動販売機のような機械が並んでいます。まだ駅じゃないとは思ったのですが、もしかしてと思って、しば らく様子を見ていました。すると男の人が「鉄道の駅はもっと下だよ」と教えてくれました。それで、これは何の自販機なのか尋ねると、駐車場の定期券だと言 うことでした。

 もう少し降りると、今度こそ鉄道の自動販売機がありました。なんか、さりげなく置いてあります。
 この反対側には、長距離切符や手荷物などの窓口がありました。この空港駅は近郊線だけでなく、長距離列車も発車するのです。

   

 これが操作部分ですが、日本とはずいぶん違います。スイスパスは翌日から使うつもりなので、この日は切符を買います。あらかじめ ガイドブックで知識は得ていたつもりでしたが、やっぱりまごつきます。使い方は、左の駅名一覧か、右の色分けした地図から行き先の駅が属するゾーンを調 べ、そのナンバーを10キーで打ち込むと、上の緑色の液晶画面に料金が表示されるので、コインかお札を入れます。お札は20フラン札しか使えないようで、 お札の絵が描かれています。
 さすがに利用者の多い、Zurich HBについては、コイン投入口の横にオレンジ色のステッカーが貼ってあり、「Zurich Cityは2等CHF5.40」と出ていました。おかげで何とか買えました。

 この時は良く理解できていなかったのですが、チューリッヒでは(他の都市圏でもそうかもしれませんが)、国鉄と近郊の私鉄、それに路面電車が共通の料金 体系になっていて、空港から中央駅までの切符で、そのまま路面電車にも乗れるのでした。路 面電車のページにも書いていますが、路面電車の乗り場にある自動券売機で購入している人が少ないのは、一度買ったら24時間有効であることに加 え、中心部へ向かうために周辺の駅で切符を買っている人が多いということもあるのでしょう。(2004年6 月21日・追加
 キップを買って更にエスカレーターで下に降りるとホームです。ホームは2面4線ですが、ここまでの曲がりくねった通路と地下のために方向感覚を無くし、 最初、Zurichとは反対方向行きのホームに降りてしまいました。すぐに気が付き、反対側へ。
 ホームの片側には上の写真のように二階建て列車が、反対側には近郊電車が停まっており、近郊電車は発車間際でした。飛び乗ろうとしたのですが、また間違 うといけないので、念のため慎重を期して見送りました。そしてホームの表示をしっかり確かめてから二階建ての列車に乗り込みました。2等車です。
 帰国してからわかったのですが、この二 階建て列車は、スイスの鉄道近代化計画「Bahn2000」 の柱のひとつで、最新型の客車でした。このページトップの写真もそうです。そんな新型客車なのに、やっぱりドアは手動で開けます。ドア横のボタンには、 独、仏、伊?、英の4か国語で表示がありました。
 発車時刻は19時33分。あとで時刻表をチェックしたところ、空港駅始発のLuzern(ルツェルン)行き、IR1985列車だったようです。
 空港駅を発車すると、すぐに地上へ出ます。初めて見るスイスの鉄道沿線。それなのに上のような風景を見て、見慣れた日本のJRの京都・大阪間のようだな あと思ってしまいました。大幹線とあって線路が何本も並んでいたり、駅を通過するときもホームに接していない通過線を通ったりしたので、そんなふうに感じ たのでしょう。

 そして予定通り10分後にZurich HBに到着。(これは機関車のページにも載せた写真です。)
 着いたのは53番ホーム。ここは駅のずいぶんはずれにあります。最近増設されたホームのようでした。

 Zurichの路面電車などを経営するVBZのページの中(左のNetzplan の中のBahnhofplaneの中)にZurich HBの詳細な構内地図が載っているのですが、それにはこの53番ホームはありません。頭端駅の中心部へすぐに出ると思っていたのに、なかなか遠かったの で、おかしいなあと思いました。

★ZurichからChurへ

 7月23日(火)は、Zurichを早朝にたって、レー ティッシュ鉄道に乗るためにChur(クール)へ向かいました。
 午前7時前のZurich中央駅は、朝日に輝いています。これは駅の東側。メーンの入り口は繁華街に近い南側で、早朝だということもあるのでしょうが、 あんまり人がいません。まず大きな荷物を預けました。(荷物の別送扱いについては、後の方で詳しく説明します。)

 無料の時刻表を手に入れるため、切符売り場に行きました。さすがにここは人が並んでいます。一般的に外国では時刻表 を読めない人が多いようで、切符売り場でえんえんと相談している人をよく見かけます。このため、発車時刻ギリギリに行くと間に合いません。だから、切符を 買わなくていいスイスパスは、こういう場合には便利です。
 頭上には発車時刻の案内が出ています。さすがに大規模な駅なので、7時2分から33分の間に、14本もの列車が表示されています。(近郊電車も含まれて いますが……)

 切符売り場の外へ出て、ホームの先端が集まるコンコースの中心には、もっと大きな出発時刻案内板がありました。多くの人が注目しています。乗車予定の Chur行きIC755列車は7:33発。列車は表示されているものの、発車ホームがなぜか表示されません。いささか不安になりだしたころ、ようやく表示 され、みんなでぞろぞろとホームへ向かいました。Churはサンモリッツなどの山岳リゾート地域への入り口なので、ハイキング姿のグループ客が目立ちま す。
 入線してきたのは、このページトップの写真の二階建て列車。スイスパスは1等用を買っているので、混雑する2等は避けて、1等に乗りました。ヨーロッパ の鉄道では、1等は「1」、2等は「2」と単純明快な数字が書いてあります。また1等の客車には黄色いラインが入っています。これは国鉄も私鉄も共通で す。この二階建て列車では、デザイン優先のためか、ドアの部分にだけ、黄色い帯が入っています。

 もちろん二階に乗りました。始発駅なのでなんなく席は確保できましたが、1等車もそれなりに乗車率は高く、あんまり 気軽に写真を撮る雰囲気ではありませんでした。
 この写真は階段部分。二階ですがそれほど天井の圧迫感はありませんが、サイドはさすがに上部が湾曲しています。手前が車端部で、前方が客室の中央部。客 室部分は2列+1列で、いずれも向かい合わせ型。座席の間には固定式のテーブルがあり、テーブル面は折り畳み式で広げるとかなり広くなります。

 列車は定刻に発車。進行左側はすぐに湖が広がりますが、座ったのは進行右側。こちらはしばらく大都市近郊の住宅地が 見えましたが、ほんの30分も走らないうちに、このような緑の草原が広がります。もったいないような広さ。牧草地なのでしょうか。

 さらに10分ほど走り、8時10分ごろには、遠くに少し雪をかぶった高山が見えるようになりました。
 途中、Landquartにのみ停車して、Churには定刻の8:51に到着。Zurich HBから122キロを1時間18分。表定速度(停車時間も含めた平均速度)は93.8キロでした。

 決して遅い速度ではありませんが、この二階建て列車は最高速度200キロが出せる列車なので、少し物足りない感じです。走る距離が短すぎたようです。


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