スイス鉄道の旅
2002.08公開

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港 の見える街から
(辻本のホームページ)




フルカ・オーバーアルプ鉄道(FO)


Furka Oberalp Bahn
(その1)

2003年1月より「マッターホルン・ゴタルド鉄道」に。
Matterhorn Gotthard Bahn


(Oberwald駅で出発を待つFOの列車)

★最新ニュース(2003年4月3日追加

 2003年の元日から、FOはBVZ(ツェルマット鉄道)と合併し、「マッターホルン・ゴタルド鉄 道」(Matterhorn Gotthard Bahn)という名前になりました。両社のホームページはまだほとんど旧来のままですが、新会社のロゴが加わり、別ウインドウでお知らせが開くようになっ ています。そこから、PDFのプレスリリースもダウンロードできます。
 小さな会社が生き残りのために合併していくのは、洋の東西を問わないようで、避けられない流れなのでしょう。
 また、上記のプレスリリースを読むと、新会社が目指す当面のプロジェクトとして、Visp(フィスプ)での主要ジャンクション建設が挙げられています。 これはBVZの 紹介ページや、BLSの 紹介ページに掲載した地図を参照してほしいのですが、レッチベルクトンネルの難所を解消するために、2007年開通を目指して、勾配が緩く長大なレッチベ ルク・ベーストンネルが建設中です。このトンネルはVispの西側で、国鉄の幹線に接続します。Vispでのジャンクションというのは、この新トンネルの 完成を見据えているのでしょう。
 新しいロゴマークは、マッターホルンを表したものです。会社名の由来についてはプレスリリースに、「マッターホルンは疑いなくスイスで最も有名な名所」 「ゴタルドの名前も極めてシンボリックで、スイスの心臓部に位置する」などと書かれています。

★東西をつなぐ幹線

 FOは全長約100kmの大手私鉄で、「アルプスの十字路」と呼ばれるAndermatt(アンデルマット)を中 心に東はグラウビュンデン州のDisentis(ディセンティス、ディゼンティス)、西はヴァリス州のBrig(ブリーク)へ伸びています。起点は西の Brigで、本社もここにあります。またAndermattと、Gotthard(ゴタルド)トンネルの入り口の駅であるGoschenen(ゲシェネ ン)を結ぶ支線がありますが、支線のことは別の項目で書く予定です。
 DFBのページに書いたように、1982年にフルカ・ベーストンネルが開通したこ とによって、冬季でも運休することなく全線の運転が出来るようになったかわりに、沿線で一番の見どころだったローヌ氷河が、車窓から見えなくなってしまい ました。それでも名物列車の「氷河急行」が高い人気を維持しているのは、それ以外の沿線風景も素晴らしいからでしょう。
 今回の旅行ではOberwald(オーバーヴァルト)から西側は氷河急行に乗りました。このため、この区間については別ページで紹介します。

★DisentisからOberalp峠へ

 7月23日の16:18分、Reichenau(ライヒェナウ)からのRhBは定刻より3分遅れ、FOとの乗換駅、Disentisに着きました。ホー ムの反対側には既に16:28発のFO列車が待っていました。上の左の写真のように、赤いボディーに白い帯が入り、赤い文字で会社名が入っています。先頭 は機関車ではなく、ちょっとひょうきんな顔つきの客車です。それで一瞬、FOは機関車牽引ではなく、電車なのだろうか、と思ってしまいました。実際はそう ではなく、電気機関車が最後部から押す「プッシュプル運転」でした。
 列車の前には、線路の横断を禁止する看板が立っています。ちょっと写真では見にくいですが、一番下は日本語で「線路を横切ってはいけません!」と書いて あります。修道院で有名な町ですが、それほど日本人観光客が来るとは思えません。ひとえに氷河急行の利用客向けでしょうか。
 ところでDisentisは、正確にはDisentis/Musterといいます。こういう2つの名前がくっついているのはスイスには時々見られます が、ドイツ語とフランス語が並んでいるのが多いようです。この例は、全然違う綴りなので、どういう意味なのでしょう。

 さて先頭の1等車に乗りましたが、前に機関車がいないので、デッキに立つと前方がながめられます。それでしっかり 鉄っちゃん乗りをしてしまいました。対向列車は前に電気機関車がいます。

 右は運転席の様子。プッシュプル運転の仕組みはよくわからないのですが、日本の列車とは違い、バスのような大きなハンドルが目立ちますが、ハンドルでは なくて、これがマスター・コントローラー、いわゆる「マスコン」のようです。それと運転士が半ズボンをはいています。車掌はどこでも制服でしたが、運転士 は私服のようです。

 所々アプト式のラックレールを使いながら、どんどん標高を上げていきます。RhBと比べると集落も小さく、駅もバス 停のようなところがあります。左はDisentisから6つめのRueras駅。集落の外れに駅だけぽつんとありました。

 Disentis駅の標高は1130m。上のRuerasが1447m。そしてFOの最高点が2033mのOberalppasshohe(オーバーア ルプパスヘーエ)駅です。駅に着くと前方には、左の写真のように線路に沿って湖が広がっています。このあたりは列車を入れた写真の名所です。
 駅を出て、後ろを見たのが右の写真。中央の建物は峠のドライブインのようで、鉄道はその下を短いトンネルでくぐり、トンネルを出たところが駅になってい ます。すでに17時半ごろですが、まだまだ昼間の明るさです。

 湖がすぎると、線路は一気に下っていきます。線路のカーブも急になり、列車の最後部の電気機関車がよく見えます。客 車はわずか3両のようです。


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