スイス鉄道の旅
2002.08公開

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港 の見える街から
(辻本のホームページ)



ツェルマット鉄道(BVZ)
       Zermatt-Bahn


2003年1月より「マッターホルン・ゴタルド鉄道」に。
Matterhorn Gotthard Bahn


(KalpetranとStalden-Saas間の工事区間を走る氷河急行)

★最新ニュース2003年4月3日追加

2003年1月より、BVZはFOと合併して、Matterhorn Gotthard Bahn(マッターホルン・ゴタルド鉄道)となりました。詳しくはFOのページに紹介 しています。

★Zermattのための鉄道

 Zermattの駅前は上の左の写真のように広々としていますが、駅の建物自体は目立ちません。右の拡大写真のように、広場の続きにホームがあります が、ホームはすべて屋根に覆われているため、薄暗い感じです。切符売り場は右手の建物の裏側にあります。
 上の写真は朝の8時前なので、広場は閑散としていますが、夕方はホテル送迎用の電気自動車で埋まります。

 7月26日(金)、08:10発の列車でZermattに別れを告げ、Brig(ブリーク)に向かいました。で、この列車も実は氷河急行なのです。ただ し、パノラマカーは連結していません。ホテルで朝食を食べてから利用するのに便利な、次の08:50発の氷河急行が、パノラマカーだけで編成されているの に比べるとずいぶん地味です。その分、空いていて、予約無しでも大丈夫でした。

 ところで、どうしてツェルマット鉄道なのに略称がBVZなのかというと、1991年までは、Brig-Visp-Zermatt-Bahnといったから です。改称はツェルマットまで開通してから百周年を機に行われたようですが、文字通り、この鉄道はツェルマットのための鉄道と言えます。GGBも同じ経営 主体のようで、ロゴが統一されています。

 上の写真はツェルマットの手前、Tasch(テーシュ)にある大駐車場。ツェルマットはガソリン自動車の乗り入れが禁止されてい るため、マイカー観光客はすべて手前のTaschに車を止め、一駅だけのシャトル列車でツェルマットへ入ります。
 このためBVZでは、この区間を複線にしたいようですが、5.6kmで167mという標高差があるラック区間のため、なかなか難しいようです。BVZの ラック区間はこのほかStalden-Saas(シュタルデン・サース、シュタルデン・ザース)のZermatt寄りなど、全長44kmのうち 8.9km。全体の20%で、意外と少ないです。
 上の左の写真は次のRanda(ランダ)駅。このあたりでは1991年に山肌の大規模な崩落があり、川と線路と道路がすべて遮断されてしまいました。崩 れた土砂の量は1600万立方メートルもあり、BVZは105日間も普通になったそうです。現在も崩落のあとは生々しく、川の流れも曲げられたままです。 24日に乗った氷河急行では案内放送がありました。
 右の写真はKalpetran(カルペトラン)駅での行き違い。対向列車はFOの運転台付き客車とそっくりのタイプです。

 左はStalden-Saas駅に向かって、曲がりくねったラック区間を駆け下りる列車。このページのトップの写真 でもわかりますが、車体に白い帯が入っているのはFOの車両。その前の少し濃い赤に細い白線がRhB。1等車なので窓の上に黄色い線が入っています。これ は各社共通。その前の、少しだけ太い白線の車両がBVZの車両です。
 BVZの最急勾配は125パーミル。GGBの200パーミルと比べるとたいしたことはないようですが、編成が長いだけに、一生懸命走っている感じは強い です。

 Stalden-Saasは、マッター谷とサース谷が合流する地点。スキーリゾートのサースフェーへは、バスでしか 行けません。ここを過ぎると谷も広くなります。列車も最後の急な坂を下っていきます。
 Visp(フィスプ)からStalden-Saasが最初に開通した区間で、1890年の7月3日。8月26日にはSt.Niklaus(ザンクト・ニ クラウス)まで延長し、Zermattに至ったのは翌91年の7月18日でした。

 そして遅れて1930年の6月5日にVispからBrigまで国鉄に平行する路線が開通。その結果、BVZ、FO、RhBを走り抜ける氷河急行が生まれ たのでした。

★さまざまな客車

 定刻の09:33にBrigに到着。乗り換え予定の列車は09:59なので余裕がありました。それと乗車したのは 最後尾の車両だったので、歩きながら連結されていた各車両をじっくりながめました。
 上の左が最後尾。BVZの1等車です。右はFOの2等車で喫煙車。写真ではわかりませんが、窓の間の「2」の文字の下にタバコの絵が描いてあります。
 次は同じFOの2等車で、今度は禁煙車。タバコの絵に斜線が引かれています。FOの車両は赤色が他より鮮やかで、側面の白帯が太いのが特徴です。次が RhBの1等車です。
 次はまたBVZで、後ろ半分が1等車、前半分が2等車です。右の写真はその2等部分と最も前の車両。これはBVZの2等車ですが、荷物車兼用になってい ます。
 中はがらんとしています。でもよく見ると右の写真のように、簡単な座席もついています。多客期にはお客も乗るのでしょうか。Zermattで辻本が託し た荷物がしっかり運ばれています。(一番上のダッフルバッグ)

 先頭は電気機関車。これは新しいタイプです。機関車については、別 ページで各社をまとめて紹介しています。

 で、Brigからは進行方向が反対になり、会社もFOに変わるため、機関車は切り離されます。少し前方へ進んだあ と、隣の線路を通って移動していきます。
 背後に見える大きな建物は国鉄のBrig駅。次のBLSのページでも紹介します。 またパノラマカーも見えていますが、これは次の氷河急行につなぐのでしょうか。

 BVZとFOのBrig駅の全景です。駅というより、駅前の単なる乗り場です。駅名標の両側に両社のロゴが付いてい ます。
 左側に停まっているのがZermattから到着した列車で、ここにもホームがあります。機関車はすでに前方へ移っています。


Zermatt-Bahn

最初の開業年月日

1890-07-03
(Visp-Stalden Saas)

全長

4,3979m

軌間

1000mm

最急勾配

125パーミル

ラック型式

一部アプト式

ホームページ

www.bvz.ch/indexe.html


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