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★ 大洲城と鵜飼い(その2)

3)大洲城(続き)

 本丸の西側部分は一段低くなっており、井戸があります。そこから天守予定地を見上げるとこんな感じです。藤棚が邪魔で、うまく撮影できませんが、右手が高欄櫓、左に少し見えるのが台所櫓です。

 本丸から市街地の中心を眺めた風景です。左側に肱川橋が見えます。
 本丸が木陰が涼しく、人影は少なく、静かないい場所です。南側にある大洲高校のブラスバンドの練習が聞こえていました。

 高欄櫓の南側、一段低い部分には、かつての庭園の跡でしょうか、池の石組みが残っています。水は枯れ、樹木に覆われて目立たなくなっていますが、ごらんの通り石橋が架けられています。

4)城の周辺と城下町

 城山の西側には1989年に整備された「内堀菖蒲園」があります。東屋が設けられ、休憩には最適の場所ですが、あまり人影はありません。
 城山の周辺には散策路が巡らされており、菖蒲園のほか、北側の肱川の河原に降りたり、石垣の裾をぐるりと歩き回ることもできます。
 また菖蒲園のすぐ北隣りには大洲ユースホステルがあります。

 城址から南へ少し歩くと、大洲高校の東側に4つめの櫓、「南隅櫓」があります。1766年(明和3年)改築と、4つの櫓の中では最古です。
 東側は、かつての外堀ですが、今は埋め立てられて大洲高校の第二グラウンドになっています。
 写真に写っている照明灯も、櫓のライトアップのためではなく、グラウンドの照明用です。
 大洲高校の敷地内には、江戸時代の儒学者、中江藤樹の屋敷跡があり、当時の住居を想定復元した「至徳堂」があります。
 城下町らしく、周辺の道路は細く、折れ曲がっていますが、あちこちに地図や案内標識が設けられており、迷うことはありません。

 大洲南中学校の北側の通りは、水路にハナショウブが咲き、錦鯉が泳いでいます。水路に沿う塀も、城下町にふさわしい白壁土塀です。(コンクリートかもしれませんが)
 大洲高校や南中学校の塀も同様で、城下町の雰囲気を保とうとしていることが良く伝わってきます。
 またこのあたりの散策路はすべて石張りの舗装がされています。小さな町なので、見どころはすべて歩いて回れます。

 国道56号線の東側には、明治の面影を残す古い町並みが残っています。その一角にあるのが「おおず赤煉瓦館」。
 1901年(明治34年)に大洲商業銀行として建てられたものです。

 現在は内部がリニューアルされ、物産の展示即売や喫茶室、ギャラリーなどを備えた観光の拠点となっています。お土産の中には、「元禄五年大洲城絵図」の復元図や、明治時代の天守を写した写真のジグソーパズルもありました。いずれも2000円と、ちょっと高いのが難点です。

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