Bernの上の写真を見ると、側面にいくつもあるドアの様子がよくわかります。どこから乗ってもいいし、どこか
ら降りてもいいわ けです。これなら大勢の乗客をさばけます。
日本の路面電車の場合、駅前のターミナルや繁華街の利用客の多い駅では、乗り降りに非常に時間がかかっています。
それはお客が一人ずつ料金を支払う必要
があるからです。それに比べると、スイスの路面電車は、多くのお客が乗っていても、非常にスピーディーな感じがしま
した。
これはひとえに、利用者の切符を持っていることを信じるという、大人の社会の故なので、日本で同様のシステムにす
るのは無理でしょう。
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さて、Bernの電車は赤い派手な色が多いのですが、中心部の黄色っぽい古い町並みによく
似合っています。
左の写真は電車が城門をくぐっています。このように、自動車が通れないところを電車だけが
走っている場合が多いです。
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これは緑色の古いタイプの電車。狭い道路に、しっかり複線のレールが敷かれ、電車が市内交
通の主役であることを示し ています。自動車は遠慮がちに走っているようです。
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上の写真はキルヒェンフェルト橋の北詰、カジノ前広場です。右手方向に橋があります。橋を電車が渡る様子は、「スイスの橋」
のページをみてください。
こちらは、コルンハウス橋。ここも橋の幅いっぱいにレールが敷かれています。右側の写真の前方に見えているのがコ
ルンハウス橋です。こちらの赤い電車 は、3両連結に、さらに1両を付け足しています。
また、道路の中央に電車乗り場の安全地帯があるのではなく、歩道がそのまま電車乗り場になっています。
ZurichやBaselでも中心部の繁華街は、
ほとんどそういう形でした。このため、日本のように、電車が来ていても信号が青になるまで乗り場にいけない、という
ようなことがありません。ギリギリまで ウインドショッピングをしていて、来た電車に飛び乗ることが可能なのです。