スイス鉄道の旅
2002.08公開
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港 の見える街から
(辻本のホームページ)
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フルカ山岳蒸気鉄道(DFB)
Dampfbahn Furka-Bergstrecke
(その3)
★Furka駅まで
出発時刻は10:15だけど、少し遅れて10:23に発車。いちおう日本からメールで座席を予約してあったんだけど、
特に座席番号はなかった。すでにド
イツ人らしき観光客で窓側の席はすべて埋まっており、ずっと連結部分のデッキに立って写真を撮ったり景色をながめたりし
ていました。
列車は右に左にとカーブを切りながら走っていきます。窓から顔を出している人も大勢います。左の写真はDFBのタイト
ルの下に使ったの写真の直後のも
の。小さな橋のたもとには、カメラを構えたおじさんが立っています。わかるでしょうか。
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DFBは現在開通している12,891mのうち69.6%にあたる8,972mがアプト式
のラックレールになってい
ます。このため列車の速度もゆっくりです。機関車の性能としては、ラックレールで時速
20km、粘着運転で時速45kmとなっています。
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しばらく行くと、見慣れぬ構造物をくぐります。列車に乗っているとわかりにくいですが、これは
Steffenbach(シュテッ
フェンバッハ)橋という鉄橋を、冬の間、取り外すための装置です。上部に滑車が付いています。このあたりは雪崩の常
襲地帯であるため、橋は最初から3つの
部分に折り畳めるように設計してあります。滑車とワイヤーを使って中央部を折り畳み、雪崩の障害物にならないように
するわけです。
やがて線路に側線が出来ると最初の停車駅Tiefenbach(ティーフェンバッハ)です。ここは標高
1849m。Realp(レアルプ)が1546m
なので、すでに303m登ってきました。ここで少し停車し、機関車は給水します。ほとんどの人が降りて見学。車掌さ
んは写真パネルを見せながらDFBの説
明をしていましたが、ドイツ語のためわかりません。なかなか名調子だったようで、終わると拍手が沸いていました。
駅を出ると長さ54.4mのSteinstafel(シュタインシュタッフェル)橋にかかります(上右)。
次の駅は峠のトンネルの入り口にあるFurka(フルカ)駅。標高は2163m。ここには駅舎があり、トイレとレ
ストランがありました。ここでも説明す る車掌さんの回りにお客の輪が出来ています。
★ローヌ氷河とGletsch駅
1874mのトンネルを4分19秒で抜けると、そこは標高2120mのMuttbach-Belvedere(ムット
バッハ・ベルベデール)駅。右手に
はGletsch(グレッチュ)からFurka峠へ登る道路のヘアピンカーブが見えます。峠はトンネルの上、標高
2431mになります。そしてすぐにその
道路と平面交差。道路には遮断機はなく、信号機が付いていました。そしていよいよ沿線のハイライト、ローヌ氷河が見えて
きました。
写真で見ると今ひとつわかりにくいかもしれません。かつてはこの岩場がすべて氷河で覆われていたのでしょう。今
は上の方に残って
いるだけのようです。最上部が少し色が白っぽく、というか水色っぽくなっているのがわかるでしょうか。
氷 河先端部のアップはこちら。(2022年4月18日追加)
別のアングルでもう少しアップにしたのが下の写真です
右上には峠に至る道路沿いにあるHotel
Belvedereがあります。古くからローヌ氷河観光の拠点として有名なホテルです。
列車はどんどん坂を下っていきます。右手にはローヌ川が流れる美しい谷間が広がっています。やがて前方に
Gletschの集落が見えてきます。
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何軒かのホテルが並ぶGletschに到着です。もう一度道路と平面交差すると駅です。
手前の廃虚のような建物はホテルだったのでしょうか。DFBのパンフレットに載っ ている昔の写真を見ると、
当時は目の前に迫る氷河を望む最高のホテルだったと思われます。(2022年4月23日・追記)
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Gletschのホームの横にはローヌ川が流れており、小さな鉄橋を渡ると
駅舎があります。昔の写真と同じです。切符売り場の横に
記念グッズの売り場があり、何点か買い求めました。これはお 土産ページで紹 介します。
Dampfbahn Furka-Bergstrecke
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