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地味な観光列車で世界遺産の図
書館へ
Luzern > St.Gallen > Romanshorn > Schaffhausen
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Voralpen-Express
フォアアルペン急行
(2011/08/09) |
(Luzern駅で発車を待つVoralpen-Express。車体のロゴが観光列車であることを主張する)
★山と湖の国を縫って走る
旅の後半では、過去2回の旅では訪れなかったスイス東北部を訪ねることにしました。東北部には湖
畔から高原へ登るラックレールの登山鉄道と、ヨーロッパ有数の滝、美しい小さな町、それに世界遺産の図書館があります。
図書館があるザンクト・ガレンは東北部の中心都市で、チューリッヒとは国鉄の幹線で結ばれており、ICN(インターシ
ティー・ナイゲツーク。このページを参照)が頻繁
に走って
います。このためチューリッヒに連泊し、このエリアに行ったり来たりすることにしました。ただし、大都会のチューリッヒ
はホテル代も高く、1泊はシャフハウゼンに泊まって節約することにしました。
ルツェルンからザンクト・ガレンに行く場合、チューリッヒ経由のほうが便利なんですが、ローカル線経由で直行する列車
があります。それが Voralpen-Express(フォ
アアルペン急行)です。なお、終点はザンクト・ガレンではなく、ボーデン湖畔の Romanshorn(ロマンスホル
ン)です。
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観光列車とあって、車内の窓の下、
テーブルには路線を目立たせた地図が 描かれていました。湖が目立ちます。
赤い路線の左端がルツェルン、右の湖岸がロマンスホルンです。でもこれでは文字は読めないので、写真
をクリックすると大きな写真が別窓で開きます。 |
フォアアルペンとは、「アルプスの手前」という意味らしく、その言葉通り高い山はありませんが、美しい風景の中を走り
ま す。またローカル線経由とはいっても、それほど遠回りではありません。現在、「SBB
Mobile」で検索すると、ルツェルン>ザンクト・ガレンはチューリッヒ経由の場合、毎時10分発だとチューリッヒからICNに接続して2時間5分。毎
時35分発だとチューリッヒから通常のIC(インターシティー特急)になるため2時間18分かかります。これに対して毎
時40分発のフォアアルペン急行も2時間18分なんです。
意外と便利な列車なんですが、ビジネス向きではないのか、辻本が乗ったときもガラガラでした。
さてこの日に乗ったのは、ルツェルン8:39発のIR2411列車。早めに駅に向かい、列車を観察します。5番ホーム
からの出発です。上の左の写真のように、先頭は見慣れた国鉄のRe4/4 II型機関車。このルートは国鉄線と私鉄のSchweizerische Südostbahn
(スイス東南鉄道、SOB)にまたがっており、両社の共同運行になります。いろいろな情報を見るとフォアアルペン急行専
用カラーに塗られ
たSOBの機関車が掲載されていることが多いので、ちょっと残念でした。最後尾は右の写真のような制御客車でした。
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1等車は機関車寄りに連結。トップに掲げた写真のように、黄色
の帯ではなく、窓枠部分が飛び飛びに黄色く塗られていま した。
中はこんな感じ。3人掛けでゆったりしており、木材を使った温かな雰囲気と、シックな色づかりで、好
感がもてました。緑色のシートカバーは、Voralpen-Expressのロゴ入りです。
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「出発」と独仏伊3か国語で書かれた
出発時刻表示板。パタパタ式です。8:30から9:00までの間に12本の列車が発車します。
時刻の右、2列分が主な経由地で、その右の1文字ずつパタパタになっているのが終点。最後の数字は番
線です。
ロマンスホルン行きに、「フォアアルペン急行」の表示はありません。
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一番右の「特記事項」欄に表示してあ
げたらいいのに、と思ってしまいました。
また経由地の最初の欄は、小さくて読めませんが、2行の上段に書かれているのは
「Verkehrshaus(フェルケールスハウス)」、つまり「交通博物館」駅です。
2002年に博物館を訪れたときは船で、05年の時はバスで行きましたが、駅はありませんでした。最
近出来たんですね。
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ルツェルンを定刻に発車して5分後、道路を挟んで博物館の隣りに出来た駅に到着しました。上の写真ではわかりにくいで
すが、見えているのは道路標識をいっぱい貼り付けた自動車展示館のようです。背後はピラトゥス山(2,129m。ただし
見えているピークは2,119m)です。
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続いて、ピラトゥスと並ぶルツェルン
近郊の名山、リギ山(1,798m)が見えます。近すぎて迫力は今ひとつです。左側の尖ったピークが頂
上です。
湖はルツェルン湖(フィアヴァルトシュテッテー湖)です。このあたりは北東に角のように飛び出た部分
です。
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ルツェルン湖が尽きると90度右へ進行方向を変えます。アル
ト・ゴルダウ駅が近づくと、前方には特徴あるピラミッド形をしたMythen山群が見えてきます(右側
の大ミーテン山が1,809m)。
ゴッタルド線の旅の時も、シュヴィー
ツあたりでよく見えた山です。
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★峠を越え、湖
を渡り、そして鉄橋へ
チューリッヒからイタリア方面へ向かう国鉄の幹線(ゴッタルド線)にあるアルト・ゴルダウ駅は、2002年にリギ山へ登ったときに利用したほか、何度も
通過しています。写真のように本線をまたいだ高架上にあるリギ鉄道の駅は、改装工事中でした。リギ山に向かう青い電車も
見えます。
ルツェルンからここまでのルートは
通ったことがありますが、アルト・ゴルダウ駅で国鉄の幹線を横切ると、初めて走るSOBの路線に入って
いきます。
右の標高図は、スイス政府観光
局の「おすすめ絶景ルート(鉄道)」にあるフォアアルペン急行のデータです。
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アルト・
ゴルダウからチューリッヒ湖畔にある幹線との乗り換え駅Pfäffikon(プフェフィコン)との間
が、最も標高が高く、急傾斜であることがわかります。最高地点はBiberegg(ビバーレック)駅で
933m。最急勾配は52パーミルなので、ラックレールは必要ありません。
左の写真はアルト・ゴルダウ駅を出て数分後に進行右側を見たところ。中央に見える国鉄幹線(左がイタ
リア方面です)に比べて、標高が上がってきたことがわかります。
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峠を越えて下りにかかり、
Altmatt(アルトマット)駅で対向のフォアアルペン急行と行き違いです。
写真は通り過ぎてから振り返って窓越しに撮ったので見にくいですが、後ろから2両目に赤い電気機関車
が見えます。推進運転です。最後尾の車両は何でしょう。
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9:37にBiberbrugg (ビバーブリュック)駅に到
着。ここからはEinsiedeln(アインジーデルン)駅へ向かう支線が別れています。ここは山間の
小さな駅なんですが、アインジーデルンにはスイス有数の修道院があります。
またチューリッヒ湖畔の町からアインジーデルンまで、近郊電車(Sバーン)も走っています。
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上の写真は右側がS40系統のアインジーデルン行き。左側はS13系統のWädenswil(ウェーデンスヴィル)行
きです。車両はいずれもRABe526形で、右側が045-0号機、左が050-0号機です。2007年から2008年
にかけて作られた新しい電車です。ツェントラル鉄道でもそうでしたが、最近はこういう先頭車両の形がはやりのようです。
さてどんどん下っていくと、前方にチューリッヒ湖が見えてきました。湖の中に島というか半島というか天橋立のような場
所が見えていますが、フォアアルペン急行はその中を通って湖の対岸に向かいます。
左の写真は湖畔のPfäffikon
SZ(プフェフィコンSZ)駅に到着したところ。小雨で窓が濡れています。ここはチューリッヒからクールに向かう国鉄幹線との乗り換え駅です。
なお駅名のSZというのは「シュヴィーツ州」を表す文字で、こういう文字が付いているのは同名の駅が他にあるためで
す。実はPfäffikon ZH(チューリッヒ州)という駅がわりと近くにあります。
右の写真は、チューリッヒ湖を渡りながら、チューリッヒ市街地を遠望しているところです。
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湖を渡るとRapperswil
(ラッパーズヴィル)駅。古い家並みの向こうにお城が見えます。
バラ園で有名なこの町は、12世紀の城や教会、15世紀の市庁舎など中世の町並みが残っており、ドイ
ツからアインジーデルンの修道院に向かう巡礼道にあたるようです。
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こういう小さくて趣のある町は好きな
んですが、今回は素通りです。
反対側には、またルツェルン行きのフォアアルペン急行が停まっています。今度は広告カラーをまとった
SOBの機関車、Re456形です。
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さて、ラッパーズヴィルを出発すると、再び線路は登り坂です。今度はRickenトンネル(8,604m)と、
Wasserfluhトンネル(3,556m)という長いトンネルで山をくぐっていきます。そして目的地
St.Gallen(ザンクト・ガレン)駅の手前に、沿線で一番の見どころがあります。
この地図は「Eisenbahnatlas
Schweiz(スイス鉄道地図帳)」の2012年版。ザンクト・ガレンの駅はわかりにくいですが、右上の「S12」のマークの左上、赤くて太い国鉄幹線
の駅 を
示す■の前に、私鉄駅(紫色の■)が2つ固まっているところです。左下隅からザンクト・ガレンに向かうのが、フォアアルペ
ン急行が走るSOBの路線です。地図の中央、SOBと国鉄の線路が近づいたところに、赤字で「Sitter-
viadukte」の文字と、見どころを示す赤い星(太陽)マークがあります。ここが「ジッター川鉄橋」で、スイスで
一番高い鉄橋として知られています。高さは99m、長さは366m(中央径間は120m)です。
地図ではSOBと国鉄とどちらの線路の鉄橋のことかわかりませんが、スイスで一番高い鉄橋は、SOBの路線にありま
す。もちろん国鉄の路線にも高い鉄橋がかかっています。データ本の「Bahnprofil」を見ると、SOBの鉄橋は
「Sitter BT」、国鉄のほうは「Sitter St.Gallen
Bruggen」となっています。「BT」というのは、2002年までこの路線が「ボーデンゼー・トッゲンブルク鉄道(BT)」だったためです。最新の資
料では「Sitter
SOB」となっているはずです。また国鉄の鉄橋の名前に出てくるのは、地図でわかるとおり鉄橋のたもとの駅名です。
前置きが長くなりましたが、問題があります。ランドヴァッサー橋のような曲線の橋でないかぎり、鉄橋を渡る列車から鉄
橋の写真を写すことは困難です。しかし、ここでは幸いなことに2つの線路が近くを通っています。うまくいけば隣の鉄橋が
見えるのではないでしょうか。結果は、何とか撮影に成功。本来このページではSOBから見えた国鉄の鉄橋だけを載せるべ
きですが、話の都合上、両方を掲載します。
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上が国鉄の鉄橋。長さは190mで、高さは不明。1924年に
完成。写真では全部は見えませんが6連アーチです。
下が2日後に撮影したSOBの鉄橋。1910年の完成です。
写真のアングルでわかるように、SOBの線路の方が高い位置にあります。上の右の地形図には橋や鉄橋
の標高の示されており、SOBは686m、国鉄は649mです。
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★遠回りして、また遠回りして
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さて定刻の10:58にザンクト・ガ
レ ンに到着しました。人口は7万人を超え、スイスでは7番目に大きな都市です。鉄道の要衝でもあり、
駅も賑わっています。
左が到着した列車。右は続いて11;03に発車するクール行きのRE(地域急行)列車です。
Re4/4 形機関車です。
ここで約4時間、世界遺産を見学し、昼食です。
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左上の写真がザンクト・ガレンの駅舎。重厚な建築です。駅に近
い
観光案内所で街のパンフレットをもらい、お勧めのレストランを教えてもらって中心部へ向かいます。途
中、右上のように立派な建物と目立つ噴水がありました。
そして旧市街の中心にあるのが世界遺産の修道院です。教会も立派ですが、今回の目的は修道院付属図書
館。1767年に建造され、中世の文献の数は世界最大級。ガラスケース越しに貴重な文献を見ることがで
きますが、残念ながら館内は撮影禁止。しっかり見入ってしまい、長い時間を過ごしてしまいました。
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観光案内所で教えてもらったレストランで、名物のソーセージを食べ、
テキスタイル博物館を駆け足で見学して駅へ戻りました。まだ先があります。
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今度は
15:01発のロマンスホルン行きフォアアルペン急行です。SOBのRe456形が牽引。
「SOB100周年」の特別塗装でした。
この日の宿泊地、シャフハウゼンに向かうには、ザンクト・ガレンからチューリッヒ方面に向かうのが早
いのですが、フォアアルペン急行の全ルートを乗っておくことにしていました。このため、ロマンスホルン
に向かいます。
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でも妻は、テキスタイル博物館の見学時間が少なかったことも
あって、遠回りにご機嫌ななめでした。
計画ではロマンスホルンの駅前風景を眺めてから16:03に出発し、乗り継ぎながらシャフハウゼンに
向かう予定でした。
しかしこれ以上機嫌をそこねないため、15:41発の特急で先を急ぐことにしました。
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上の写真はロマンスホルンで、チューリッヒ方面行きのIC832列車からホームの表示板を眺めたところ。チューリッヒ
空港、ベルン経由でブリークまで行く長距離特急です。この駅はボーデン湖畔で船着き場と接続しており、賑わっているよう
です。
このあと、なじみのない地名がいっぱい出てきて、普通の人は行程が理解できないと思うので、ザンクト・ガレンからの詳
しいルート 図をいれておきます。
青いルートがこの日の道のりです。遠回りがわかると思います。
そしてロマンスホルンから42分、16:23にWinterthur(ヴィンタートゥール)に到着しました。
左の写真が駅で、ここも
なかなか立派です。町の人口は10万人弱で、スイスでは6番目の都市です。ロマンスホルンを早々に出発したため、ここで
43分という中途半端な乗り継ぎ時間ができました。それで有名な美術館まで行ってみることにしました。右の写真です。で
も残念ながら現在改装中で閉館。そういえば、その間の収蔵品を借りて日本で展覧会をやっていたのでした。
駅に戻って今度は17:06発、S4系統のSバーンです。THURBO(トゥルボ)のRABe526系です。(トゥル
ボについての説明は次回に)。車体の色
分けが違いますが、ビバーブリュック駅で見たSOBの車両と同じです。これに19分間乗って、17:25に
Bülach(ビュラッハ)に到着。右の写真のような緑色の可愛い駅舎です。でも駅前を見に行く余裕はなく、6分の連絡
でシャフハウゼン行きに乗り換えます。
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17:31発の列車がやってきました。TEE塗装の機関車が引っ張るIC182列車です。ドイツまで行く国際列車です。
ヴィンタートゥールからシャフハウゼンへは、SバーンのS33系統が直行しており、ビュラッハを経由
する必要はありません。しかしこちらを通りたい理由がありました。
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それ
はビュラッハからシャフハウゼンの途中、Eglisau(エグリサウ)駅を出たとこに、ライン川を
渡る有名な鉄橋があるからです。手前がカーブなので、車内から写せるかと期待していました。
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残念ながら、カーブの途中に建物があり、鉄橋の全景を見ることは出来ませんでした。直前に写したのが
左の写真。白くて高い橋脚がわかります。エグリザウの鉄橋は長さ440mで、1897年に完成していま
す。右はライン川です。
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ビュラッハからシャフハウゼンまでは、わずか20分。そしてシャフハウゼン到着の直前に、この日最後の見どころが
あります。それは「ラインの滝」です。
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番外編の「スイス滝のめぐり(後編)」でも
掲載した左の写真の通り、シャフハウゼン到着の直前に滝のそ
ばを通ることはわかっていました。しかし、どのくらい滝を見ることが出来るのかは、あまり情報がありま
せんでした。
列車の窓を開け、カメラを構えて待ち構えていると、やがて大きな水音が聞こえてきました。
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線路のそばにも木立があるため、はっきりと滝の姿を見ることは出来ませんでした。ただ何枚か写したうちの1枚が上の写
真。思ったよりよく撮れていました。中央部のアップをこちらに入れておきますが、ラウフェン城の展
望台と滝の位置関係や、滝の中央の岩の上に登っている人たちなど、よく判別できます。
我々が立ち上がってバシャバシャと撮影しているのを見て、他の乗客も滝が見えることに気がついたようでした。観光客風
のお客さんが多かったので、まあよかったです。
シャフハウゼンには予定通り17:51に到着。ホテルにチェックインしたあと、明るいうちに市内を見て回ったのです
が、 そのことは次回に掲載します。
今回、「地味な観光列車」とタイトルにしましたが、こうして振り返ってみると、フォアアルペン急行はなかなか見どころ
の多い面白い列車だったと思います。
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