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走破記録

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アルブラ線、三度目の正直
RhB・Albula Line & Davos Line
レーティッシュ鉄道・アルブラ線(2005/07/16)
レーティッシュ鉄道・ダヴォス線(2005/07/17)



(Albura線開通100周年記念塗装のGe4/4III型機関車が模型にも登場)

★スイス屈指の「グルグル線」

 ベルニナ線の旅をPontresina(ポントレジーナ)で終え、そこからSagliains(サヤインス)行きの列車でSamedan(サメダン)へ 向かいました。RhBの路線図を見るとわかりま すが、ベルニナ線はポントレジーナからサンモリッツまで続いています。しかし、サンモリッツまで行ってしまうと遅くなるので、ショートカットしたわけで す。列車の先頭は機関車ではなく、運転台付きの制御客車。中央部が低床式になっていました。よく空いています。

 サメダン(発音は、サミーダンと聞こえます)は小さな町ですが、重要な乗り換え駅なので、駅舎も立派です。でもあまり駅らしくない建物でした。ここで、 サンモリッツから来たクール行きの列車に乗り込みました。引っ張るのはGe4/4III型機関車の649号機です。
 さてサメダンからフィリズールまでの区間は、2002年の旅でも往復しており、 今回は3度目の走破になりました。この区間は上の地図のように、オメガカーブとループトンネルが連続しており、鉄道ファンには有名な路線です。前回もそれ なりに楽しみましたが、写真はうまく写せませんでした。というのも、前回のデジカメはコンパクトタイプだったので、どうしてもタイムラグが生じて目標を逃 してしまうことが多かったからです。でも今回は一眼レフだったので、なんとかそれらしい写真を撮すことが出来ました。

 アルブラ・トンネルをくぐり、Preda(プレダ)の駅で対向列車と行き違いです。左の写真のように、対向列車はGe4/4III型の643号機が引っ 張ります。Ge4/4III型機も、国鉄のRe460型と同様に、広告ボディーが目立っています。
 プレダを出発すると右の写真のように、緩やかなカーブで坂を下っていきます。

 最初のループであるZuondra(ツォンドラ)トンネル(535m)をくぐり、アルブラ第4橋梁あたりからは左上 の写真のようにアルブラ第3橋梁(130m)が見えました。下の地図の「1」の場所です。地図でわかるとおり、第4橋梁から第3橋梁までは、あまり標高差 はありません。
 やがて列車は第3橋梁にさしかかります。上の右の写真は「2」の位置です。

 第3橋梁から左手を見ると、下にこれから進んでいく線路が見えています。上の左下の写真です。地図では「3」の位置 です。橋の下をくぐっていそうですが、そうではなくて、ちょっとずれてトンネルになっています。
 橋を渡りきったところから後方を振り返って撮したのが下の左側の写真。地図では「4」の位置です。列車の編成が長いので、それなりに絵になってくれま す。
 そして列車は2つ目のループであるToua(トゥーア)トンネル(677m)に進入します。

 トンネルを出たところは、先ほど「3」の位置から見おろした場所です。下の右側の写真のように、後ろを振り返ると第3橋梁が見えます。しかし、架線の柱 が邪魔をしています。

 続いて列車は3番目のループであるRugnux(ラグナックス)トンネル(662m)にさしかかります。

 トンネルに入る手前で、上の左側の写真のように、これから進んでいく線路が見えます。アルブラ第1橋梁(89m)が 道路と川をまたいでいます。地図の「5」の位置です。普通に乗っているだけでは、どう走っているのかわからなくなりますが、地図と見比べると道路や橋は格 好の目印になります。
 トンネルを抜けるとその第1橋梁をわたります。左手を見上げると、さっき走った線路が、右の写真のようにずいぶん上の方に見えます。等高線の間隔は 20mなので、標高差は40mくらいでしょうか。もっと高く見えます。

 次はオメガカーブが続く区間ですが、その手前に左の写真のようにVal Tisch橋梁(90m)があります。
 この区間の開通は1903年7月1日。橋はいずれもその時に架けられたもの。どれも石造りで堂々としています。

 そしてオメガカーブの区間に入ると、左手前方にBergun(ベルギュン)の集落が見えてきます。下の写真は上の地図の「7」のあたりから見たところ。 地図に描かれているプールが見えています。
 列車はこのあと、すぐ目の前に見えている線路を右手から左手へと戻ってくるわけです。その後、さらに低い位置に見える線路(プールの左手の大きな家の左 に、架線の柱が並んでいるのがわかるでしょうか)を左から右へ進んでいくことになります。

 左の写真は一番下まで降りてきて、地図の「8」のあたりから前方を見たところ。写真の右手に上の写真にもあるプールが見えています。右の写真は、「9」 の位置から右手を見たところ。これまで走ってきた2段になった線路がはっきりわかります。
 プレダ(標高1,789m)からベルギュン(1,372m)まで、12.57kmで417mを下りました。この間の勾配は35パーミルです。

★鉄道ファン御用達のフィリズール

 フィリズール駅の直前にもループトンネルがあります。そして駅に着く寸前、線路のすぐ左にホテルが見えます。これが鉄道ファン御用達のHotel Restaurrant Grischunaです。
 駅に着いたのは21時でしたが、また明るさが残っています。急いで夕食を食べているうちに真っ暗になりました。右の写真はホテルから見たフィリズール駅 の夜景です。

 駅はフィリズールの町はずれの高台に位置しています。このためホテルからは町を一望できました。町というより集落で す。
 駅から集落と反対方向へ歩いていくと、ランドヴァッサー橋の撮影ポイントがあります。ホテルには橋や列車の写真がたくさん飾ってありました。

 フィリズールはアルブラ線とダヴォス線の分岐駅なので、小さいけれど重要な駅です。ホテルから見下ろすとホームの両側に列車が止まっています。機関車は 前日に乗ったのと同じ649号機です。
 ところでこの写真は部屋からではなく、部屋の前の廊下の突き当たりにある小さなベランダから撮ったのですが、 そこにカメラが取り付けてあるのに気付きました。その映像はどこにアップされているのだろうと思っていたのですが、ここにありました。何と、RhBのサイトの中で した。上の写真と同じアングルで、ライブ映像が見られます。(2006.03.28追加

 ホテルの窓から列車がベルギュン方面へ走っていくのが見えました。集落の前方に見える山の中腹を進んでいきます。こうして見ると、ずいぶん高いところを 走っていることがよくわかります。

★ダヴォス線では橋に注目

 さてフィリズールからはダヴォス線でLandquart(ランドクァルト)を目指しました。

 フィリズールを出てすぐ、ランドヴァッサー橋が裏側から見えるらしいというので、カメラを構えていました。確かに見えました。一瞬でしたが、左の写真の ように、木々の間からランドヴァッサー橋の特徴あるカーブがはっきり確認できました。列車が走っていないと淋しいですが、仕方ありません。
 続く見所はWiesen(ヴィーセン)橋です。この橋は長さ196m、高さ88m。いずれもランドヴァッサー橋を上回る規模なんですが、列車に乗ってい ると見えにくいので、知名度は劣ります。窓から身を乗り出してなんとか撮したのが右の写真です。

 橋を渡るとすぐにヴィーセンの駅。山間の小さな駅です。そこからはランドヴァッサー川にそって35パーミルの勾配を登っていきます。やがてたどり着くの がウィンターリゾートとして有名なダヴォス。駅はDavos Platz(ダヴォス・プラッツ)とDavos Dorf(ダヴォス・ドルフ)の2つあり、列車はプラッツ駅で乗り継ぎです。
 プラッツ駅は標高1,540m。右の写真のように白っぽい駅で、駅前も広々としていました。このページのトップに掲げた模型は、この駅の売店に売ってい ました。

 ダヴォスを過ぎると線路は下りになり、ヘアピンカーブを通ってKlosters(クロスタース)に着きます。駅に着 く直前、珍しい形の橋を渡りました。コンクリート製のトラス橋で、Landquart第4橋(71m)です。ランドクァルトというのは川の名前でもあるの です。

 スイスの鉄道データ本である「Schienennetz Schweiz」にも写真が出ていて、1993年に架けられた新しい橋です。特徴は、複線が通っていることです。

 ダヴォス・プラッツから乗った列車も、先頭は低床式の制御客車でした。他の客車より天井が高いことがわかります。
クロスタースはメーターゲージ最長のフェレイナ・トンネルの入り口にあり、標高1,191m。列車はさらに43パーミルの坂をどんどん下っていきます。

 左手にまた面白い形の橋が見えました。斜張橋には違いないのでしょうが、塔が垂直ではなく、逆ハの字型に開いていま す。おまけに全体が大きくカーブしています。
 スイスはロベール・マイヤールという有名な橋の設計者を生んでいます。

 マイヤールの後にも、クリスチャン・メンによるガンター橋などコンクリートの有名な橋が生まれています。この橋もそれらに通ずるところがあるのではない でしょうか。

 ダヴォス・プラッツから1時間11分、ランドクァルトに到着しました。ここは国鉄との接続駅で、ここからクールまで はRhBと国鉄が併走しています。
 駅舎は最近建て替えられたようで、近代的なビルになっていました。旅行者としては、ちょっと残念なかんじです。


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