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★☆★ 小さいデジカメも好き(その4) ☆★☆

★MZ1インプレッション(シャッター感覚)

 キヤノンのPowerShotA5で、一番不満だった点が、シャッターのタイムラグです。シャッターボタンを押してから実際に記録されるまでの時間が、銀塩カメラとは比較にならないくらい長く、動くものはほとんど撮れない状態でした。以前、広島の路面電車を撮影に行ったとき、ホームページに掲載した写真がすべて停留所に停車中であるのは、このためです。走行中の写真も写したのですが、すべて画面からはみ出ていました。
 で、今回も路面電車に挑戦しました。うちの職場は幸い、電車通りに面しています。

 まず、東行き電車(画面では右へ)を撮影。モニタにちょうど収まったときにシャッターを押すと、このように少しはみ出ました。
 画面の少し左手に停留所があり、速度はあまり出ていないのに、それでもこの程度のタイムラグがあります。

 今度は西行き電車。こちらは手前の線路なので、距離が近いことと、速度がかなり速かったために、同じように画面にちょうど収まったときにシャッターを押しても、車体の半分以上がはみ出てしまいました。
 いずれもズーミングはワイド端で撮影しています。

 今度は、タイムラグを考慮に入れて、車体がモニタにすべて収まる前にシャッターを押しました。
 するとこのようにうまく収めることができました。画面はいずれもノートリミングのままです。

 で、上は1600x1200で撮影した画像を縮小しているのですが、縮小せずに原寸で見てみると、このように車体はぶれており、行き先の表示がぼけています。
 この日は雨降りで、プログラムオートで撮影したところ、シャッター速度は150分の1秒程度でした。

 ということで、今度は電車をシャープに写し込むため、流し撮りをしてみました。この写真は手前側の線路で、速度も出ていたのですが、うまく画面に収まってくれました。
 このサイズでは、2コマ上の写真と比べてそんなに違いはわかりません。

 しかし原寸にしてみると、ピントのシャープさの違いは一目瞭然です。
 また、電車のボディーのシャープさに比べて、後ろの樹木はぶれて写っています。被写体(電車)の速度がそれほど速くないのと、シャッター速度が逆にそこそこ早いので、せいぜい流し撮りの効果はこの程度です。

 次にズームのテレ端で流し撮りに挑戦。焦点距離が長くなっていることで、背景の流れ具合は、ワイド端の写真よりは目に付くようになりました。
 全体的なシャッターの感触は、PowerShotA5よりは、ましという程度です。


 ところで、メニュー構造のところで少し触れましたが、「スペシャル撮影モード」の中に、「クイックショット」のオン・オフがあります。MZ1のマニュアルにはこう書かれています。
 初期設定では、シャッターボタンを押してから、露出・ホワイトバランスの設定やピント合わせなどを行っています。このため、シャッターボタンを押してから実際に撮影するまでに少し時間がかかります。クイックショットを設定すると、これらの設定を簡単に行い、シャッターボタンを押してから撮影するまでのレスポンスを早くすることが出来ます。

 これは、タイムラグを短くする、非常にありがたい機能です。
 ところが、マニュアルの上の記載のすぐ下に、「参考」として少し小さい文字でこう書かれています。

 クイックショットの設定をして、シャッターボタンを押すと1回目は通常の撮影を行います。この後撮影可能状態になってから1秒以内に再びシャッターボタンを押すとクイックショット機能が働き素早くシャッターを切ることが出来ます。1秒以内であれば、連続したクイックショットでの撮影が可能です。1秒以上の間隔をあけてシャッターボタンを押した場合は、通常の撮影になります。

 これじゃ、結局、ほとんどクイックショットの効果は発揮できないんじゃないでしょうか。1秒以内に次々撮影するんだったら、連写機能を使うのが普通じゃないでしょうか。
 事前にホワイトバランスなどをセットする必要はわかりますが、それなら、クイックショットモードにある場合は、直前の撮影時の設定を保存するということにしておけばすむだけの話だと思うんですが……。やはり、ピント合わせも直前と同じに固定するというのは、1秒以内と限定しないと無理なんでしょうか。
 まだまだタイムラグの短さという点については、不満が残ります。

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