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松山城の野原櫓、乾櫓を特別公開(2002年3月2日)★
松山城400年祭の一環として、
松山城の櫓のうち、日頃は公開されていない
重文の乾櫓と野原櫓が3月2日から31日まで公開されています。
さっそく見学してきました。
1)乾(いぬい)櫓
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乾櫓は城の本丸の搦め手を守る、重要な櫓です。二重二階、本瓦葺きの隅櫓で、上の写真のように、東側に玄関のような部分がついています。こちら側から見ると、一見、住宅風です。
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乾門の外、櫓の南側から見ると、石垣が高いので、なかなか立派です。松山城築城の際、初代城主、加藤嘉明がそれまで住んでいた松前城(正木城)から移築したとされており、古い城郭建築の様式を伝えています。
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中はこんな感じ。太い柱や梁が力強さを感じさせます。
外部に面する南北西の壁は、「太鼓壁」と称し、中に小石や瓦を詰めて厚く造り、弾丸が壁を貫かないようになっています。
また上の写真に見えるように、石落としも設けられています。
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二階にもあがれました。壁と同じく、南北と西側の窓には格子がはまっています。外側の板戸は突き上げ式です。また二階には古い瓦などが保存されており、「当櫓二階に保存の部材は、野原櫓、紫竹門、三の門等の改修時に取り替えられたものです」との説明が添えられていました。
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城内側、東側の窓には格子がはまっていないので、こんな光景が見えます。右上の黒い部分が突き上げられた戸板です。
正面に見えるのが天守を取り囲む「本壇」部の北隅櫓です。櫓の右手に続く十間廊下とともに1933年(昭和8年)7月9日に不審火(放火?)で焼失したのを、68年(昭和43年)5月27日に木造で復元再建されました。
中央から手前に向かう坂道を降り、右手に曲がると、ちょうど画面の右側部分が乾門です。
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