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★ 松山城保存修理事業説明会(その2)

3)二之丸石垣解体工事

 二之丸庭園の南側の石垣は芸予地震とその後の大雨で破損が見られるため、本格的な修復工事が始まりました。日記の中でも書いたように、大型機械が入るための土盛りや仮設路が出来ています。今回の説明会では、立入禁止になっているその工事現場を間近でみることが出来ました。

 石垣には右上から左下にかけて、白いマークが付けられています。このマークから上の部分がすべて解体されます。解体範囲は高さ約11m、幅約33m、面積は約290平方mになります。工事はすべて江戸時代と同じやり方で、一つ一つ石を積み直す訳です。完成は2004年3月の予定。

 石垣解体に先立って、石垣の上に建っている南門(裏門)、通用門、土塀、仕切塀も解体が始まっています。これらは1992年の二之丸史跡庭園整備に伴って建てられたもので、文化財ではありませんが、昔からの様式に従って木造で建てられているため、文化財に準じて解体され、石垣の修復が完了すると、保存しておいた部材を使って復元されます。

2)二之丸巽櫓台

 先の案内図には描かれていませんが、二之丸史跡庭園の南東角には巽櫓台があります。この石垣も被害を受けており、解体修理が行われます。上半分くらい約90平方mを解体する予定で、写真ではわかりにくいですが、やはり白いテープが目印に張られています。

 この写真を見ると、角石の三段目から上が、外側へはみ出ているのがよくわかります。これも芸予地震の影響だとされています。
 この場所は二之丸史跡庭園でもあまり人が来ない場所なので、それほど問題視がされなかったのでしょうが、城の本丸周辺で同様の事態が起きていれば大変なことになっていたでしょう。
 ちなみに、巽櫓台とはいえ、石垣の上部は平坦ではなく、実際には櫓はこの場所ではなく、本丸へ続く「登り石垣」を更に登った場所にあったと考えられています。

 以上で説明会は終了です。

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