10月30日、Lombardのキーボードを英語版に交換しました。
これが英語版のキーボード。下の日本語版と比べてみて下さい。
この写真を見ただけでは、ひらがなが消えて表示がすっきりしたことと、「英数」「かな」キーが消えてスペースバーが長くなったことくらいしかわからないかもしれませんが、そのほか、いろいろと違いがあります。
列記してみると次のようになります。
1)ファンクションキーを含めたキーの数が79から77へと少なくなった。
2)ひらがな表示が消えた。
3)「英数」「かな」キーがなくなった。
4)Caps lockとcontrolキーの位置が変わった。
5)記号類の配列が大幅に変わった。
6)スペースバーが長くなった。
7)returnキーが小さくなった。
こんなかんじですが、それぞれにメリットとデメリットがあります。また、キーボードはパソコンで圧倒的に触れる機会の多いインターフェースであり、それだけに個人の好みが人それぞれに違います。辻本の場合で言えば、上の6点のうち、1、2、5、6はメリット、4と7はデメリット、3はメリットでありデメリットでもあります。
それぞれについて、説明するまえに、辻本のキーボード評価の基準となっている「アップル標準キーボード」を見て下さい。
文字キーの部分だけを拡大するとこうなります。
結局のところ、辻本にとってのキーボードのカスタマイズは、この標準キーボードにいかに近づけるか、ということに尽きます。それでは、話を戻して、Lombardの英語キーボードの評価に移りましょう。
まず、1)ファンクションキーを含めたキーの数が79から77へと少なくなった。
2)ひらがな表示が消えた。
これはわかりやすいですね。ごちゃごちゃしていたキーの表示がすっきりしました。もともとローマ字変換だし、アルファベットはだいたいタッチタイピングが可能なので、かな表示はまったく不要でした。
次に、3)「英数」「かな」キーがなくなった。
これは複雑です。辻本はJISキーボードが登場する前からのユーザーなので、漢字モードと英語(半角)モードとの切り替えは「command+スペース」でやっています。もう、これがすっかり体に染みついているので、キーひとつで切り替えられると言われても、なかなか直りません。このため、本来の目的に使わない「英数」「かな」キーは、別の機能を割り当てて使っていました。
日本語IMにはATOK11を使っており、そのキーカスタマイズで、「かな」キーには「漢字変換」機能(つまりスペースバーと同じ役割)、「英数」キーにはESC〔エスケープ)機能を割り当てていました。英語キーボードでは「かな」キーのところまでスペースバーが延びてきたため、「漢字変換」機能については問題はなくなりました。あとは、ESC機能です。ESCキーはよく使う割には非常に遠い場所にあります。このため、歴代のキーボードでカスタマイズしてきました。
今回は、今までESC機能を担当していた左手親指の位置に適当なキーが無くなってしまったので、右手の親指の位置にあるenterキーにESC機能を割り当てました。本来とはまったく反対の機能になったわけですが、enter機能はあまり使わないので、大丈夫です。(この機能変更にはコントロールパネルのSwapKeyを使いました。)
次は、4)Caps lockとcontrolキーの位置が変わった。
これはデメリットです。日本語の場合はアルファベットの大文字を打ち続けるというのはそうないので、Caps
lockが一等地を占める必要はありません。むしろ、様々な機能に使えるcontrolキーが良い位置に来るべきです。標準キーボードではそうなっています。Caps
lockにはメカニカルなロックがついているため、SwapKeyでも、そっくり機能を入れ替えることは無理なようです。この点については、日本語キーボードのほうが正解でした。
次は、5)記号類の配列が大幅に変わった。
実はこの点が、英語キーボードへの換装を決意させた決め手になりました。
文字キーは、覚えているのでタッチタイピングができ、記号キーもよく使う「」や()は、指が覚えていました。ところが、Lombardの日本語キーボードは、これらの記号の位置が大きくずれているんです。いやLombardに限らず、JISキーはすべてこうなっています。辻本にとっては、初めてのJIS配列なので、非常に使いにくかったのです。
おまけに、ATOK11では、記号類が日本語キーボードの表示通りに入力できないという問題がありました。つまり、JISキーボードなのに、ASCII配列の通りに入力されてしまうのです。指が覚えている「」や()は、表示を無視して打てばよかったですが、あまり使わない記号についてはそうもいきません。ATOK11にはJISに対応させるアップデーターもでているのですが、いままで馴染んだ配列のほうを重視することにしたんです。
最後に6)スペースバーが長くなった。
7)returnキーが小さくなった。
スペースバーについては先に述べたとおり。returnキーについては、よく使うけれど、もともと、ホームポジションの延長にある列のあたりを押していたので、上が部分が無くなっても、それほど影響はないようです。
ということで、総合的には、英語キーボードに変わって大満足しています。4)の問題のみがざんねんですが、仕方ないですね。でも、今後、Caps
lockとcontrolの配列を変えた英語版キーボードが発売されたら、それだけでまた買ってしまうかもしれません。
このほかに辻本が所有しているキーボードの紹介や、今回触れられなかったキータッチの問題などについては、次のページで取り上げます。
最後に、キーボードの換装作業については、以下のページを参考にしました。お礼を兼ねて紹介しておきます。ありがとうございました。
・Amuletさん ・企画室Youさんの
PowerBook
G3 Special Web
・ClubLombardさん ・
山本康仁さんのホームページ
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