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「城の見える町から」

★姫路城(その3)

 「五芒星」探しに手間取ったため、西の丸を出て天守のほうへ向かうと、もう一行の姿は見 えない……、と思いきや、「はの門」へ至る坂道の下で、岡さんと西川さんが写真撮影の真っ最中。
 カメラファン(注・写真ファンではなく、写真機ファンです)でもある辻本は西川さんのカメラが目に留まりまし た(岡さんのカメラは先日チェック済み)。なんと辻本が新入社員のころに使っていたニコンのFMではないです か。その進化型であるNewFM2はいまでも現役ですが、FMは珍しい。でもマニュアルカメラは古くならないの で、十分現役です。
 そんな話をしていたので、ますます遅れてしまったのですが、みなさんはまだ「はの門」にいました。

 この門は見所が多いところで、河本さんの解説にも熱がはいっていたのです。足元には転用材が使われてい るし、敵に破られそうになったら石で埋めてしまえるし、門の上の櫓に侵入されても内側には窓はないし……、 などなど。恐れ入りましたの立派な門なのです。辻本は思わず、「はの門じゃなくて、ははっーの門ですね」と つまらないギャグをとばしてしまいました。
 それにしても、辻本の写真はかんじんの門が見えませんね。城内は狭い場所も多いので、広角レンズが必須で すが、辻本のRollei35は40ミリと、ちょっと長め。PowerShotは普通のカメラに換算すると 35ミリ程度のはずだけど、やっぱ28ミリ、できれば24ミリがほしいところです。

 「はの門」からは、天守に背を向けるヘアピンカープや、トンネル城の「にの門」、瓦の十字架マーク、油 壁、姥が石、敵を惑わす下り坂など、姫路城のハイライトとも言うべきコース。辻本も見学と解説を聞くのに忙 しくて写真がありません。
 河本節を一つだけ紹介するなら、姥が石の部分。辻本も「石垣探訪」ページでこの伝説には疑問を呈しました が、河本さんの説明では「……と言われています。が、ウソです」と明快でした。

 やがて一行は「への門」から備前門へ。途中、やっぱり列から離れて、独自の行動を とる人がいます(辻本も人のことは言えませんが)。
 でも、ここは別に立ち入り禁止の柵はなかったようです。(普通の人は、そんな行き止 まりのところにいってみようとしないだけですね)。

 ちなみに石垣の色の違いは、雨があたるかどうかの違いです。姫路城の軒は深く、雨に 濡れない部分が意外と多いのです。


 ようやく天守直下の備前丸へ。すると岡さんから「双眼鏡を貸して」との申し出がありました。どうやら大天 守の石垣に、文字が刻まれているのに気が付いたようです。辻本は何度も来ていながらちっとも気が付いていま せんでした。まだ新しい石だったので、近年の修理の際にはめ込まれたものらしいですが、ちょっと無粋でし た。
 みなさんは天守攻めを前に小休止です。

 大天守を仰ぎ見る強者たちの図、です。何人判別出来るでしょうか。もちろんここに写っていない人もいま すが。

 天守の中でも河本さんの名調子は続きます。大変参考になりました。逐一ここで再現出来ないのが残念です。
 「石落としは天守で1か所だけ、開くところがあります」との河本さんの言葉に、片っ端から開けてみる人が いたり、「千鳥破風の窓から屋根に出られます。天守の大屋根だけは最上階の屋根裏から出ます」との言葉を覚 えていて、最上階に着くと「屋根裏への上がり口はどこですか」と「追及」したり……。参加者も強者ぞろいで した。

 そうそう、天守の最上階にはどこかのテレビクルーが来ていて、西の丸や化粧櫓あたりを狙って撮影していま した。そして、辻本たちが天守を出ようとすると、入れ替わりに赤い振り袖姿の女性が天守に入ろうとするとこ ろでした。黄梅さんのような和服ならともかく、振り袖で天守の階段を上るのは尋常じゃないです。なんかテレ ビの番組で、千姫役でもやるのかな、と思ってしまいました。

 で、再び備前丸に戻って小休止です(ここにはトイレと、木陰のベンチがあります)。あちこちで談笑の輪が 出来ました。

 あれれ、なんか群からはぐれてる人がいますね。

 その後も、「腹切り丸」「上山里丸」「ぬの門」と、順路に沿ってきちんと見学。三国堀あたりまでもどって きた時には16時半をまわっており、菱の門の大きい扉はすでに閉じられた後。横の小さい扉から出ました。

★姫路城から宴会へ

 姫路城を見終わった一行は、三の丸広場の大手門近くに集合。ここで、相模の村上さん(現 在のHNは、まつかぜさん)がわざわざ郷里より持参された手作り「麦ジュース」を味わうことになりました。
 大村さんと大井さんがホテルへ取りに戻られている間、参加者は輪になって自己紹介。暮れていく天守を眺めなが ら、アルコール(1%未満?)が入ってみんなの口もなめらかに。まつかぜさん、ごちそうさまでした。

 さて、姫路城を見終わって、宴会の開始時刻までまだ少し時間があったので、辻本が徒歩組を案内して、少し遠回 りして旧中堀(現在は国道2号線)沿いに残る土塁と門の跡を見学することに。山ponさんと西川さんはここでお 別れでした。

 土塁に沿って歩いていると、「どれが土塁ですか」との声が飛び出し、辻本があわてる一幕も。国道拡幅の際や、 戦後、土塁に建てられていた違法建築群を撤去した際に、かなり整備されているので、山城の土塁とあまりにもイ メージが違ったようです。
 そして、旧山陽道でもあるアーケードの商店街を通って宴会場へ。途中、姫路藩御用達の和菓子屋さん「伊勢屋本 店」があり、辻本が説明すると、女性陣から「買ってもいいですか」との声。「どうぞ、どうぞ」って答えながら、 遠足で子供たちを引率する教師の気分を味わった辻本でした。

 さて宴会でもいろいろと面白い話があったのですが、辻本は飲食に忙しく、写真はまったく撮れませんでした。と いうことで、詳細は省略。辻本としては、お城と関係のないMacの話を展開してしまったり、「SLやまぐち号に 乗って萩城、津和野城を見に行きたい」と駄々をこねたりして、いささか反省しております。m(_ _)m
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