2016・最後まで失敗、遠かった空港

★急いで乗ったら……

　パリ到着時はシャルル・ド・ゴール空港からRERのB線で市内に入りました。帰りも当然同じルートです。左は L'Indispensable社の区分地図帳の路線図です。水色がB線で、北駅（Gare du Nord）から乗ります。
　ホテル最寄りのSt-Germain des Prés駅から9時半ごろにメトロ4号線に乗り、北駅に着くと、B線のホームを目指しました。
　ホームに着くと、ちょうどB線の電車が入ってきました。それで思わず飛び乗ってしまいました。時刻は9:55くらいでした。実は帰りの飛行機は12:20発なので、余り余裕がなかったのです。
　乗ってから、B線は行き先が２か所あることを思い出しました。B3は空港行きですが､B5は違う駅に向かいます。急いで乗ったため、表示を確認していませんでした。

　車内を見渡しても、表示がありません。それで近くの乗客に「空港行きますか？」と尋ねました。その乗客はわかってくれず､隣にいた女性が「イエス」と答えてくれました。
　それで安心していたのですが､分岐駅であるAulnay sous Bois駅から、iPhoneでフランスの国土地理院IGNの地図を開き、現在位置を表示させると、列車は北東のトンネルへ入らず、真っすぐ東へ進んでいます。あわてて次のSevran Livry駅で降りました。

　地下通路を通り､反対側のホームへ移動しようとすると、ホームの入り口にゲートがあり、パリから空港行きの切符を入れても開きません。しかたなく一度駅舎へ出て、改めて空港までの切符を買い直しました。Aulnay sous Bois駅まで戻り､今度はしっかり乗り場と列車を確認して空港へ。
　Aéroport CDG2-TGV駅に着いたのは11:10頃で、チェックインを済ませると、「搭乗開始まであと20分です」と言われました。
　それでも何とかお土産を買うことができました。フィンエアーAY889便が滑走路に向かう途中、コンコルドの保存機の前を通りました。20機製造されたうちの19番目の機体です。