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★2011年2月6日 新旧交代・その3(ミニマグライト) 高機能な懐中電灯の代名詞とも言える「ミニマグライ
ト」。今から23年 前、1988年1月26日に初めて購入したとき、その精密感のある格好良さに感激
しました。ショルダーバッグに入れて常時持ち歩いていましたが、本体のみを裸でバッグのポケットに入れていたら、蓋の隙
間から落ちるときがあり、ついに紛
失してしまいました。このため、93年9月23日に買い直したのが、写真の上にあるライトです。今度はバッグの隙間から
落とさないよう、ケースも買い、 ケースに入れて持ち歩くようにしました。おかげで、なくすことなく今に至っています。
輸入代理店であるA&F社によるマ グライトの日本語HPを 見ると、アメリカの「Mag Instrument社」が最初のマグライトを完成させたのは1979年。単三電池を2本使う「ミニ・マグライトAA」 の発売は1984年。日本へのマグ ライト上陸は1986年とのこと。辻本が買ったのは、わりと早いほうだったと思います。 88年に買ったのは、何色だったか忘れましたが、93年に買い直したのは写真のようにカモフラージュ仕様。特に購入品 は、91年の湾岸戦争でマグライト が活躍したのを記念し、「Operation Desert Storm」(「砂漠の嵐」作戦)という文字をプリントした特別仕様です。 95年1月の阪神大震災の時、夜を迎えた神戸は、灯りといえば、煌々とした満月と、公園やグラウンドのたき火くらい。 避難所の中は本当に真っ暗でした。 その時、手元にミニマグライトがあったことで、本当に心強い思いをしました。 しかし、現在のLED全盛の時代にあって、クリプトン電球を使うミニマグライトは、決して明るいとは言えなくなってし まいました。2006年にようやく LED版が登場。2009年にはLED版が第二世代に進化しました。今回購入したのは第二世代。写真の下がそうで、また カモフラ仕様です。 写真で見てもわかるとおり、全長(実測値)が146mmから163mmへと少し長くなりました。そのため重さ(電池込 みの実測値)も106gから 118gになりました。明るさはカタログによると69ルーメン。100ルーメン以上が普通になってきた他のメーカーの LEDライトに比べると、低めの数値 ですが、その代わり、電池の持続時間は、フルパワーで18時間、25%のLowモードで31時間と長く、フルパワーだと 1、2時間しかもたない他のライト と比べると、実用的と言えます。それに、69ルーメンでも、クリプトン電球の14ルーメンと比べると、その差は圧倒的で す。 長く使える逸品です。
新しい機種は、やはり次元が違います。出勤前の貴重な
時間が、これで節 約できそうです。
ところで、古い機種を買ったときに「今回の目玉」として紹介した「クリーン&チャージシステム」。2000年8月に登 場したこのシステムは、多少の変化 はあったものの、10年以上たった今も同じ洗浄液のカセットを使い続けるなど、健在です。掃除と充電の煩わしさから解放 されたこのシステムは、いまでは当 たり前のものになりましたが、優れた傑作と言えます。 1995年5月26日に購入し、ずっと愛用してきたウェンガーのアーミーナイフですが、
15年半ぶりに新しい機種に更新するこ とにしました。
ツール類は同じ種類の機種を選んだので、基本的に同じですが、違うところが2点。メーンブレード(ナイフ)の形が、ド ロップポイントからクリップポイン トに変わりました。このナイフで「刺す」ことは無いと思いますが、形は格好良くなりました。もうひとつ、爪やすり(ハサ ミの左側)のついている面が反対側 になりました。理由はわかりませんが、面積が若干狭くなったので、これは改悪かな。 あと、細かい点では、これまで栓抜きとハサミについていた「Patent」の文字がなくなりました。これはウェンガー がビクトリノックスに吸収さ れてしまったことと関係があるのでしょう か。 ウェンガーとビクトリノックスは、それぞれ19世紀末の創業で、ともにスイス陸軍にナイフを納入するメーカーとして並 び立ってきました。日本での知名度 はビクトリノックスが圧倒的に高く、「アーミーナイフ=ビクトリノックス」という状況でしたが、辻本は缶切りが日本式の 「引き切り」を採用しているウェン ガーをずっと使い続けてきました。 最初に買ったのは1985年の大晦日。アーミーナイフは赤いボディのしかないと思っていたのに、黒いボディーのちょっ と大人っぽい機種が、京都の店に並 んでいました。それがウェンガーの「プレジデント」でした。大層な名前です。 ところが持ち歩いているため、数年後に紛失。1992年6月21日に買い直したときには「プレジデント」は無く、同じ ツールを持っていたのは「キャン パーI」でした。ところがこれも3年足らずで紛失してしまい、震災後の1995年に同機種を買い直したのでした。今度は カバンのキーリングにつけてなくさ ないように注意し、ずっと愛用してきました。 判官びいきも加わって、ずっと応援してきたウェンガーなんですが、販売不振のため2005年4月25日にライバル社に 吸収合併されてしまいました。ブラ ンドは今も存続してますが、ビクトリノックスと比べると機種は少なく、将来が不安です。 ★2011年1月1日 謹 賀新年
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