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 (更新終了)

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★2000年7月19日(水)

 高砂市民球場に行く用事があったので、ついでに近くの「石の宝殿」に行って来まし た。

 「石の宝殿」とは生石(おうしこ)神社のご神体で、幅6.36メートル、高さ 6.36メートル、奥行き7.87メートルの立方体に近い巨大な加工石です。三方を岩 の壁に囲まれており、スペースがないのでとても全貌をカメラに納めることができませ ん。
 また、下部もくりぬかれたようになっており、池の中に浮いたような形に見えます。
 写真は正面右側の様子です。


 このあたりは「竜山石」と呼ばれる流紋岩質溶結凝灰岩の産地で、古墳時代から石棺に利用されてきました。 畿内の巨大古墳の石棺の9割は竜山石製だという説もあります。今での巨大な採石場があります。
 神社の略記によると、神話時代に大穴牟遅(おおあなむち)と少毘古那(すくなひこな)の二神が一夜で石の 宮殿を造ろうとしたが、途中で別の神々の反乱に会い、宮殿を正面に起こすことが出来なかったと言われていま す。そのとおり、背面には1メートルくらいのピラミッド状の出っ張りがあり、立方体が手前に90度回転すれ ば、屋根のように見えるでしょう。
 神様の名は神話によく出てくる大汝(おおなむち)と少彦名ですね。この石の宝殿は715年ころに成立した とされる「播磨国風土記」にも書かれ、万葉集にも読まれています。いずれにせよ、太古の昔に作られた物言わ ぬ石の前に立つと、思わず頭を下げたくなる敬虔な気持ちになってしまいました。
 東北・塩竃神社の塩竃、九州・霧島神宮の天乃逆鉾(あめのさかほこ)とともに「日本三奇」と呼ばれている そうですが、それだけの価値はあると思います。

★7月17日(月)

 15日の土曜日が休みだったので、大阪城へ行って来ました。
 これまで何度か訪れていますが、1997年に天守が「平成の大改修」で生まれ変わってからは初めてです。 もちろんコンクリートの近代建築であり(とは言っても1931年に建てられた歴史的建造物ではあります)、 姫路城のように建物自体の面白さはありません。そのかわり、中の展示にいくつか面白い物がありました。
 なかでも「大阪夏の陣屏風」を、壁一面の大モニターに映し出して解説するのは見ものでした。5000人以 上が描かれている大きな画面の各部分がアップになると、実に様々な人間が表情豊かに描かれていることに驚か されます。
 それと、最上階に回廊があるために、心地よい風を感じながら四方の風景を眺めることが出来ます。辻本は高 いところから町並みを見るのが好きなので、ぼ〜っと長い間眺めていました。
 姫路城にただ一つ残念な所があるとすれば、最上階に回廊が無いため小さな窓から景色をのぞくしかなく、こ のような楽しみが得られないことでしょう。犬山城なんかも回廊に出られて気持ちよかったです。

★7月11日(火)

 長らく更新が滞ってしまいました。この間、世間ではいろんなことがありました。選挙 に、雪印の食中毒、岡山のバット少年の逃避行などなど。9日には明石海峡で姫路の親子3人が行方不明になる 事件もありました。

 衆院選挙では自公保が大幅に議席を減らしたのに、安定多数は確保して、政権は安泰。姫路でも自民の現職が 敗れ民主党の新人が当選しました。民主党といっても、父親は元自民党の閣僚経験者であり、本人もどこから見 ても保守系以外のなにものでもありません。しかし、自民候補との差別化のためか、選挙戦の後半から、播磨空 港計画に対して「白紙撤回」を公約に掲げるようになりました。
 ところが当選しちゃったものだから、姫路の市長は議会で「計画が決まった経緯をよくご存じなく、今後は もっと勉強していただきたい」と、国会議員に喧嘩を売るはめに。本来推進役の商工会議所も推進と反対で意見 が割れているようで、今後の成り行きに注目です。

★6月23日(金)

 昨日から、姫路市で「ゆかた祭り」が始まりました。24日までです。 

 町の中心にある長壁神社のお祭りで、神社の周辺はもちろん、姫路駅から姫路城まで の大手前通りの両側の広い歩道や、大手前公園に露店が約800軒も並び、地元では「露 店の数は日本一」とも言われています。

 写真の左手に見えるのが長壁神社です。突然雨が降ってきたので、ゆっくり写真を撮るひまがありませんでし た。(いつも言い訳ばっかり)

 長壁神社は姫路城のある姫山の神様でもあり、(お城の大天守最上階にも「刑部」神社が祀られています)、 神社の夏祭りはもともと武士だけのものでした。ところが「風流殿様」として知られる榊原政岑(よーするに、 遊び好きってことですね)が、「城下の町民にも楽しませてやろう」とお触れを出しました。ところが困ったの は町民たち。「そんな祭りに着ていく上下(かみしも)がございません」。それを伝え聞いた殿様は「浴衣でよ いではないか」と粋な計らいをみせた。それ以来、このお祭りは「ゆかた祭り」と呼ばれるようになりました。
 たぶん、いろいろ脚色されている話でしょうが、辻本はこの話は嫌いではありません。政岑は江戸の有名な遊 女をお城に連れて帰ってきたために、幕府によって隠居させられてしまうなど、客観的に見れば「困った」殿様 だったんでしょうが、こんな話が残るんだから、憎めないところがあったのでしょう。

 由来はともかく、このお祭りは、姫路の呉服業界にとっては、かかせないイベントになっています。実際、姫 路の中心部では、呉服屋さんが目立っていまし、お祭りでは浴衣姿の人たちが目立ちます。最近は「茶髪で浴 衣」「浴衣に厚底サンダル」なんてのも見かけます。
 姫路の風物詩としては、お薦めのイベントではないでしょうか。

★6月5日(月)20:55

 姫路城のオフ会に持っていったRollei35は、 参加者から注目を集めてました(というか、辻本が見せびらかしてたんだけど)。やっぱり、この凝縮された機 能美が、多くの人を魅了するんだと思います。
 ところが、竹田城でフィルムを入れ替えた際、巻き戻しレバーを元の位置に戻すのを忘れて、フィルムを装 填、巻き上げてしまったため、巻き戻しが出来なくなってしまいました。(TT)
 修理に出さなければ……。
 電気カメラじゃないので、何とかなると思うのですが、何せ30年以上も前のカメラなので、どうなることや ら。
 そんなこんなで、カメラの話をする機会が多かったので、「小さいカメラが好き」の中の、イン プレッションを少し増やしました。

★6月4日(日)13:52

 ずいぶん更新が滞っていました。実はこの間、5月21日のところに書いたオフ会の報 告ページを作っていたのです。もうしばらくしたら、公開します。
 さて、先週の日曜日、5月28日には、「姫路城ループバス」に乗ってきました。

 このバスは左の地図のように、姫路駅前を出発して反時計回りに姫路城を一周しま す。
 運行は土、日、祝日のみで、姫路駅前発が9時から17時まで。一周の所要時間は20 分となっています。

 10時から14時までは15分間隔、それ以外は30分間隔で走っています。料金は1回170円と、市内を 走る市バスや神姫バスの初乗り運賃と同じですが、観光客向けには「1日乗車券」が便利です。
 これは大人400円、子供200円で、3回乗ると元が取れるのですが、それ以外に姫路城、市立美術館、姫 路文学館、好古園の入場料金が2割引になるという特典があります。姫路城は大人500円なので100円引 き。それならバスに2回乗るだけで元が取れます。
 バスはえんじ色に金色のラインが入ったクラシックな小型ボンネットバスで、その派手でレトロなスタイルは ちょっと白鷺城には似合わないような気もします。でも、観光客向きと割り切れば、目立つからいいのでしょ う。全長6.595m、全幅2.025m、定員21人と小型なのは、お城の西側、清水橋から市之橋までの船 場川沿いの道が1車線で狭いからです。
 辻本が利用したのは30分間隔になってしまった14時以降でしたが、それでもそれなりに利用するお客さん は多かったです。
 土、日、祝だけでなく、夏休み中なんかは、毎日運行してもいいのでは、という気もします。

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