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★2017年8月17日(木) 「御影高杉」が閉店へ
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阪急御影駅前の洋菓子店「御影高杉」
が、8月31日で閉店することになりました。そごう神戸店と西宮阪急の支店も9月で閉店となります。
パティシエの高杉良和さんは神戸のホテルの製菓料理長でしたが、阪神大震災後の996年、神戸の老舗
菓子店・本高砂屋の社長に見込まれ、同社の洋菓子部門として「御影高杉」の総括シェフに。
定番は本店でしか食べられないミルフィーユ(左の写真)で、正式名は 「Millefeuille
aux fruits =
ミルフィユ・オ・フリュイ」です。ナイフとフォークで食べるのですが、一番の上のパイは手で外して食べるのがお薦めの食べ方です。
テイクアウトできるケーキの定番は、シンプルな「苺のショートケーキ」。正方形なのが特徴です。高杉
さんは2009年11月に厚労省が指定する「現代の名工」に選
ばれており、このケーキには「現代の名工受賞作」という説明がつけられていました。トッピング用のイチ
ゴと、間にはさむイチゴは種類を変えるなど、こだわりの逸品です。
店内には下の写真のように、道路に面したテラス席など喫茶スペースがあります。先日は平日午前10時
の開店直後に訪れたのですが、大混雑していました。
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「苺のショートケーキ」は持ち帰りに。正方形になっているのは、どこから食べてもイチゴと生クリームとスポンジが顔を出し、最後の一口まで至福の時を味
わってもらえるように、との願いを込めているそうです。
隣は「オペラ」です。店の説明によると「コーヒーシロップをしみ込ませたビスキュイ・ショコラに、
チョコレートのガナッシュと香り豊かなクレーム・オ・カフェを重ね合わせたもの。これも正方形です。
閉店の理由は後継者難とのこと。神戸に数多い洋菓子店の中でも、「御影高杉」は人気、実力、ロケー
ションともにトップクラスなので、残念です。
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★2017
年8月10日(木) トリノビッ
トが好き ライカの
小さな双眼鏡
双眼鏡が
増えました。「双眼鏡御三家」のひとつ、ライカのトリノビット(Trinovid)8X20
BCです。
ライカの双眼鏡では最も小型の機種で、使用時の高さ100.5mm、幅93.5mm。収納時(右の写
真)は、高さ93.0mm、幅59.4mm、厚さ33.8mm。重さは222g(ストラップ込み)です
(数値はいずれも実測値)。倍率は8倍、実視界は6.5度、見掛け視界は52度。最短合焦距離は約
3.0m、アイレリーフは14mmです。視度の調整は普通は接眼レンズ部のリングを回すのですが、この
機種は上の右の写真でわかるように、右側の対物レンズ部分で調整します。
トリノビットが誕生したのは1958年とのこと。近年まで長く作られたため、製造時期によって細部に
違いが見られます。また外装は、革張りのBCのほか、ラバーに覆われたBCAがあり、耐衝撃性を考える
とラバーのほうが良いのでしょうが、辻本は革張りが好きです。 |
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違いの一つは赤丸のマーク。この機種は「Leitz」ですが、最近は「Leica」表記のようです。カメラの場合も同様なので、「Leitz」のほうが
古いのだと思います。また最近の機種は「TRINOVID」の文字はなく、赤丸マークが中心に配置され
ています。
上の写真は倍率・口径が近いニコンの「カルナ8」(8X20、215g)、ケルンの「Alpico」
(8X18、234g)と並べたところ。サイズと重量は似ていますが、手にしたときの精密感、いわゆる
「ズシリ感」はさすがです。
安価な双眼鏡と比べると、このクラスは倍率や口径などの数値が同じでも、実際の明るさやシャープさ、
コントラストなどではっきりした違いがあります。
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★2017
年8月5日(土) 復刻版が好き(1)
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7月15日に「少年ジャンプ」の復刻版2冊セットが発売になりました。
同誌の創刊50周年を記念した復刻です。
写真の左は創刊号である1968年8月1日号。右は653万部という同誌の最高部数を記録した
1995 年1月10日・16日合併号です。
掲載されている作品の一覧は、2冊をパックした帯封の側面に記載されています(下の写真の下段)。創
刊号はわずか8作ですが、辻本のすきな望月三起也さんが含まれているのがうれしいです。
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創刊号はさすがに覚えていないです。しかし1995年ごろは、
会社の帰り道にある書店で、毎週、ドラゴンボールだけ立ち読みしていました。面白かったですね。(ドラ
ゴンボールは、その後、完全版の単行本を買いました)。
「復刻版」というものが好きで、雑誌の付録に復刻版が付いていると、買ってしまいます。復刻には原寸
の場合と、縮刷版の場合があります。
下の写真は復刻版の数々。左から▽「温泉めぐり・改訂増補三版」田山花袋。1936年7月。1989
年11月復刻▽「PLAYBOY日本版・創刊号」(縮刷版)1975年7月。2005年7月、創刊30
周年記念号の付録▽「CARグラフィック・創刊号」1962年4月。2017年4月、創刊55周年記念
号の付録▽「A
Guide to Zermatt and the Matterhorn」エドワード・
ウィンパー。1897年。1974年復刻▽「Cook's
CONTINENTAL TIME TABLE・創刊号」1873年3月。2013年4
月、創刊140周年記念で復刻▽「GUIDE MICHELIN
Edition1900・創刊号」1900年。1989年1月、Michelin Red Guide
France1989の付録。 |
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★2017年7月23日(日) 「し
んかい6500」一般公開
神戸開港
150年を記念した「海フェスタ神戸」
のイベントとして23日、有人潜水調査船「し
んかい6500」の一般公開があり、見に行ってきました。
上と右の写真は神戸港第1突堤のD埠頭に停泊中の支援母船「よ
こすか」です。船の後部の格納庫に「しんかい6500」が収まっており、上の写真に少しの
ぞいています。青い大きなAフレームクレーンで吊り下げ、船の 後部から海面へ降ろします。
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母船の「よこすか」は全長105.2m、国際総トン数4,439t。「しんかい6500」は全長
9.7m、幅2.8m、空中重量26.7t。直径2mの耐圧殻の中に、パイロット2人と研究者1人が乗
り込み、深度6,500mまで潜ることができます。左の写真は格納庫内の「しんかい6500」。台車に
乗っており、後部のデッキまで移動します。
下の右側は正面の観測装置。2本のマニピュレータで生物や岩石を採取し、マニピュレーターの下にある
バスケットに入れます。スチルカメラとハイビジョンのビデオカメラ、投光器も付いています。
のぞき窓は3か所。水圧に耐えるため、下の左の写真のように、すり鉢状の形のメタクリス樹脂(厚さ
14cm)が船体にはめ込ま れています。
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★2017年7月17日(月) 神
戸帆船フェスティバル
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7月15日(土)から17日(月)までの3日間、神戸港で「神戸帆船フェス
ティバル」が開かれ、帆船8隻が集まりました。
主役は海王丸と日本丸の2隻。ただ日本丸は初日の18時、神戸の中学生を乗せて東京へ出航しました。
左の写真がそのシーン。下の写真は日本丸(左)が岸壁を離れ、海王丸(右)の前を通り過ぎようとしてい
るところ。両船の見分け方は、船体を横切るラインが、濃い青色1本なのが日本丸、青と水色の2本線なの
が海王丸です。
16日は午前中に船内を公開。海王丸を見てきましたが、行列でした。そして午後は帆を張る「セイルド
リル」。やっぱり帆船は帆を張ってこそです。上の写真は第一突堤に停泊している海王丸を、中突堤から眺
めたところ。残念ならが帆が裏側になるので、美しさはいまひとつ。ただ、第一突堤で撮影しようとすると
全景を入れるのが難しいので、悩ましいところです。
集まった帆船は以下の通り。かっこ内は所属、全長、総トン数。
・海王丸(公益財団法人海技教育財団、110.9m、2,556t)
・日本丸(同、110.9m、2,570t)
・パラダ(ロシア極東漁業技術大学、108.6m、2,284t)
・コリアナ(韓国国際海洋都市研究院、41.0m、135t)
・みらいへ(グローバル人材育成推進機構、52.16m、230t)
・咸臨丸(ジョイポート南淡路、49.4m、384t)
・オーシャンプリンス(神戸ベイクルーズ、44.15m、170t)
・Ami(チャーターヨット、11.9m、10t)
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3日間とも、夜間は各船がLEDのイルミネーションを施し、帆柱をライトアップするなどの演出がありました。
写真は海王丸で、メリケンパークから見たところ。4月にリニューアルされたメリケンパークでも様々な
イベントが行われており、大勢の人で賑わっていました。
海王丸の右後ろに停泊しているのは独立行政法人海技教育機構の練習船「大成丸」。今回は帆船だけでは
なく、4000〜6000t級の練習船3隻も並び、船内公開も行われました。
左側の奥には練習船「青雲丸」とロシアの帆船「パラダ」のイルミネーションも見えています。
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