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★ 伊那と山梨の桜めぐり(2010年4月10、11日)★
(その1)
(「天下第一の桜」と呼ばれる高遠城趾公園。桜雲橋は定番の撮影ポイント)
1)ひっそり咲く(無名の桜)
今年の桜は全国的に早めとのことでしたが、開花後に寒い日が続き、満開まで時間がかかったところが多かったようです。
休日を先に決め、見頃がどうなるか
は自然任せなのですが、今回メーンとして訪ねた桜は、みんなうまく見頃になってくれました。
一番の目的地は高遠城址公園。中央道を伊那で下り、まず山間の蕎麦屋で昼食。市街地へ戻る途中、田畑の向こうに美しい
桜が見えました。このあたりはソメ
イヨシノはまだ2、3分咲きだったので、エドヒガンでしょうか。2本並んでいます。ガイドブックにもホームページにも紹
介されていない桜ですが、傍らに広
い駐車スペースがありました。地元では有名な桜かもしれません。車を止めてから気がついたのですが、立派な枝垂れ桜もあ
ります。こちらはまだ開花前の「つ
ぼみふくらむ」状態でした。こうして全景を写すと、枝垂れ桜の立派さがわかるでしょう。
【2013-03-02追記】エドヒガンと車をアップで
写した写真はこちらにあります。
2)傍らに咲く(中曽根の権現桜)
次は伊那市の北隣、箕輪町中曽根の集落に咲く「中曽根のエドヒガン」、別名「中曽根の権現桜」です。中曽根の集落の中
央部、公民館の北隣にあります。
桜の前にあったパンフレットは「あまりにも古木のため、種類ははっきりしていない。エゾザクラかエドヒガンザクラであ
ろう」とされています。木の下に小
さな祠があり、熊野権現が祀られているために「権現桜」と呼ばれています。幹の周囲約10m、高さ18mの巨木です。
残念ながらまだ開花前でした。つぼみはいっぱいついており、満開の姿は美しいでしょう。
3)群れて咲く(高遠城址公園)
高遠城址公園は、全国有
数の桜名所として有名です。上空か
ら見ると城跡全体が桜に埋もれたように見えます。そんな写真にあこがれて、いつか訪れたいと思 い続けてきました。
今回は伊那市駅前のビジネスホテルに宿を取りました。駐車場が満杯なのは目に見えているので、伊那市役所に車を止めて
シャトルバスで向かうはずが、16
時前ですでにシャトルバスは終了。案内係さんの「もう帰る人がいるから、駐車場も空いてくるはずです」との言葉を頼りに
車で城址へ。でも近くまでくると
やっぱり渋滞。それでも市役所から1時間くらいでメイン入口前の駐車場に入れましたから、上々なのでしょう。
上の写真に見える赤い屋根の大きな建物が、城址のシンボルの一つ、「高遠閣」。その前の二の丸には露店が並び、花見
ムードが満開です。ここの桜は「タカ
トオコヒガンザクラ」と呼ばれ、エドヒガン系ですが、その名のとおり、木が小さめです。そのため、よけいに頭上におおい
かぶさっている感じがするのでしょ う。
このページのトップに掲げた「桜雲橋」で空堀を渡ると本丸。「太鼓櫓」は城跡らしい風情を見せてくれます。
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白兎橋からは南
アルプスや町並みが見渡せます(上の写真)が、雲が多く、アルプスは見えませんでした。
城跡は想像していたよりは、ずっと高い岡の上にあります。
やがて日が暮れてくると、桜雲橋の周辺の桜はライトアップされます。その風景を写そうと、空堀の中で
は大勢のカメラマンが早くから三脚を立てて場所取り をしていました。
また多くの観光客が携帯電話でライトアップされた桜の撮影に挑んでいました。
でも美しいのは、左の写真のように、ライトアップが始まった直後、まだ空が明るい時間帯です。完全に
暗くなってからでは撮影は難しいです。
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