トーマス・クックの時刻表が好き
(2013年3月開設)


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トー マス・クックの
時刻表が好き


参考文献

★参考文献紹介・日本の本(順不同)   (日本語以外 の本はこちら

 一番の参考文献は時刻表そのもの。特に特別号の読み物は参考になります。
 以下、トーマス・クックや時刻表、ヨーロッパの鉄道についての参考文献をあげておきます。現在でも古本で買え る物がほとんどなので、アマゾンのリンクもつけておきます。なお、【体裁等】の中の価格は、消費税を除く本体価 格です。

【タイトル】トーマス・クックの旅
【サブタイトル】近代ツーリズムの誕生
【発行所等】講談社。講談社現代新書1309
【著者】本城靖久
【初版発行年月日】1996年6月20日
【体裁等】新書判、238ページ、650円

 トーマス・クックとその息子、彼らが起こした会社のこと、創業当時のツアーの実態などが、わ かりやすくまとめられている。クック社の最初の団体旅行が、禁酒大会への参加だったというのが 面白い。
 ただひとつ残念なのは、期待に反して時刻表のことが全く出てこないこと。創刊号の表 紙の図柄のみ掲載されています。

【タイトル】オリエント急行の時代
【サブタイトル】ヨーロッパの夢の軌跡
【発行所等】中央公論新社。中公新書1881
【著者】平井正
【初版発行年月日】2007年1月25日
【体裁等】新書判、294ページ、860円。

 有名な「オリエント・エクスプレス」について、1883年10月の誕生時からの変遷をたど る。中心は第二次大戦勃発までの時代で、その後は「没落の歴史」はごく簡単に述べられているだ け。戦後の、移民者専用列車のような存在や、逆に豪華観光クルーズ列車しかしらない 我々に、かつてのオリエント急行がいかに華やかな存在だったかを教えてくれる。もっともこの本 の主眼は、オリエント急行を手がかりに、当時のヨーロッパ情勢を描くことにあるのかも。

【タイトル】トーマス・クック 世界の時刻表クイズ
【発行所等】みき書房
【著者】湯浅謙三
【初版発行年月日】1980年8月20日
【体裁等】新書判、223ページ、870円

 雑誌「ギャラントメン」の創刊号(1977年7月号)から18回にわった連載をまとめたも の。実際のクック時刻表のデータを使った机上世界旅行を、クイズ形式で楽しめる。
 本で使われている時刻表は1979年7月号と10月号。この時期は「Overseas Timetable」発行の直前で、4年間しか発行されなかった「International Timetable」の時代であることも、この本の価値を高めている。挿入されている時刻表も 多い。

【タイトル】時刻表世界の旅  New!
【発行所等】日本交通公社出版事業局
【著者】窪田太郎
【初版発行年月日】1980年8月15日
【体裁等】B6判、254ページ、1,100円

 クック時刻表(International Timetableの時代)やTEN(欧州連絡寝台列車)の時刻表のほか、日本を含む世界42か国・地域の時刻表を紹介。ソ連、西独、東独などが懐かし い。
 しかし本書のメインは、国ごとの紹介ではなく、各国の時刻表を横断的に比較・分析した「時刻 表の文化誌」「時刻表ア・ラ・カルト」で、読み応えがある。
 クックの時刻表については各所で触れられている。

【タイトル】ヨーロッパ鉄道の旅
【発行所等】実業之日本社。ブルーガイド海外版34
【著者】ブルーガイド海外版編集部
【初版発行年月日】1989年6月10日
【体裁等】新書判、272ページ、1,350円

 TGVは走っているが、ユーロトンネルはまだ出来ておらず、TEEが健在だった時代のガイド ブック。歴史のある「ブルーガイド」シリーズの1冊とあって、堅実な内容。冒頭、「時刻表を活 用する」というタイトルでクックの時刻表について4ページを使って解説。 本文では「Thomas Cook European Timetable」となっているが、写真は「Continental Timetable」が 使われている。
 国別の紹介では「西ドイツ」があるのに、東独や東欧諸国が載っていないのが時代を感じさせ る。巻末の鉄道博物館案内も26か所と珍しいところまで紹介している。アマゾンは「ブ ルーガイド・ワールド」となった後年のものをリンク。

【タイトル】ヨーロッパ鉄道の旅マニュアル '97〜'98年 版
【発行所等】ダイヤモンド・ビッグ社。
      地球の歩き方 旅マニュアル258
【著者】地球の歩き方編集部
【初版発行年月日】1996年12月20日
【体裁等】A5判、305ページ、1,534円

 毎年出ていた「地球の歩き方」シリーズの1冊。折り込みの「特別付録」は、「パリ・リヨン駅 立体構内図」で、フランスっぽいシックな色遣いの美しいイラストが見やすく有益。
 巻頭の特集は、94年5月に開通したユーロトンネルを通ってロンドンとパリを直結したユーロ スターの紹介と、体験乗車記。続いてTGVやドイツのICE、スペインのAVE、イタリアの高 速新線と当時の最新情報を網羅している。ドイツは統一されており、東欧諸国もハンガリーが2 ページ、その他諸国が数行ずつ紹介されている。
 アマゾンでは'90〜’91年版から数冊買うことが可能。

【タイトル】国際鉄道時刻表旅行術【ヨーロッパ編】
【発行所等】自由国民社
【著者】木村英夫
【初版発行年月日】1998年5月20日
【体裁等】四六判、252ページ、1,800円

  添乗員としての経験が豊富な著者が、旅行の準備段階から、情報収集のしかた、切 符の種類などを詳しく説明。当然のこととして、クックの時刻表をもとに、時刻表の使い方にも ページを割いている。コラムとして紹介されている著者の失敗体験も面白い。また各種鉄道パス類 の紹介も詳しいが、「駅の切符売り場で並ぶ体験も鉄道ファンの楽しみの一つ」と現地での切符購 入も勧めている。

【タイトル】世界の鉄道 国際特急
【サブタイトル】Trans-Europe-Express
【発行所等】徳間書店。カラーバックス6
【著者】植田信行 監修
【初版発行年月日】1978年4月10日
【体裁等】B6判、208ページ、980円

 辻本が子供のころは、ヨーロッパの鉄道といえばTEEで、TEEといえばミストラル、という 時代でした。この本はサブタイトルのとおり、TEEのことを歴史、車両、ダイヤなど大変詳しく 解説。1977年夏ダイヤの全列車ダイヤと編成図も掲載。残念ながらクックの時刻表について は、「主要列車と主要路線しか掲載しておりません」「日本で2,000円を投じて購入するほど のことはないでしょう」と冷たい。

【タイトル】ヨーロッパの超特急
【発行所等】白水社。文庫クセジュ845
【著者】エリック・シノッティ、ジャン=バティスト・トレブル
【初版発行年月日】2001年12月20日
【体裁等】新書判、182ページ、951円

 1981年9月のTGV開通時から、ユーロスター、タリスの時代まで、ヨーロッパの高速鉄道 について、技術と歴史的背景の両面から解説し、ヨーロッパにおける「乗り物の未来像」を提示す る。
 文庫クセジュ独特の読みづらさはあるが、フランス人著者によるフランスを中心とした話だけ に、他では読めない興味深さもある。

【タイトル】ヨーロッパ汽車旅行
【サブタイトル】トーマス・クック時刻表の旅
【発行所等】朝日新聞社。朝日旅の百科 海外編別冊
【著者】朝日新聞社出版プロジェクト室 編
【初版発行年月日】1985年11月5日
【体裁等】A4変形判、120ページ、2,300円

 内容のトップは1982年5月に豪華なツアー列車として「復活」した「ベニス・シンプロン・ オリエント急行」の話。しかしサブタイトルに恥じず、レイルウェイライターの種村直樹氏が4 ページにわたって「トーマス・クックものがたり」を書いているほか、時刻表の読み方や記号の説 明も詳しく解説。当時、ロンドン近郊のピーターバラにあった時刻表編集部の訪問記も掲載されて いる。

【タイトル】英国鉄道と連絡船の旅
【発行所等】成山堂書店
【著者】三澤春彦
【初版発行年月日】2001年5月28日
【体裁等】四六判、172ページ、1,600円

 宇高連絡船が発着していた高松市生まれの著者が、ユーロトンネル開通から7年後の時点で、英 国の鉄道連絡船と接続列車の現状を報告する。フランス、ベルギー、オランダ、アイルランド行き に加え、イングランド南部のワイト島航路も紹介。鉄道ファンだけでなく、フェリーファンにもお 勧め。
 巻末に連絡船の時刻表が載っているが、ドーバー・カレー航路をみると、2000年夏ダイヤで P&O Stena Lineのカーフェリーは35往復。クック時刻表の2013年3月号では23.5往復に減っている。

【タイトル】ヨーロッパおもしろ鉄道文化
【サブタイトル】ところ変われば鉄道も変わる
【発行所等】交通新聞社。交通新聞社新書030
【著者】海外鉄道サロン 編
【初版発行年月日】2011年6月15日
【体裁等】新書判、235ページ、800円

 列車、車内、駅・ホーム、切符・時刻表、車両・技術の5つの視点から、ヨーロッパの鉄道とそ の背後にある鉄道文化を解説。時刻表については簡単だが、クックのほか、ブラッドショウについ ても触れている。執筆者は秋山芳弘氏ら「鉄道ジャーナル」誌などでおなじみのベテランばかりの ため、内容は具体的で説得力に富んでいる。鉄道ファンにも、そうではない人にもおすすめ。


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