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初めに
「遅れてきたNewton」
(更新終了)
過去の日記はこちら
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★
1999年10月31日(日)
さ
て、昨日はMacOS9の発売日でした。もちろん辻本も関心はありますが、初日に買う気はありません。
今までも少し様子見をしてから買っていましたが、特に今回は、iBookと新型iMacの発売後に問題
となったDHCPの不具合があるので、これが解決するまでは
買うのを見合わせる予定です。
OS8の発売時には深夜0時から秋葉原や日本橋で記念イベントがあったけれど、今回は深夜イベントは
中止され、朝から普通に発売。当然ですね。EthernetでLAN接続しているユーザーは多いはずな
ので、アップルには不具合解消に全力投球してもらわないと困ります。
ところで記念イベントといえば、Macのは見たこと無いですが、あの95年11月23日午前0時の、
Windows95発売の大フィーバーの時は、秋葉原にいました。ちょうど仕事で東京出張中で、ホテル
が秋葉原から徒歩圏内だったので、野次馬で出かけました。人があふれていたのはもちろんですが、それ以
上に、この機会にPRをしようとするパソコンメーカーの宣伝部隊が大勢いたのが印象的でした。特に目
立っていたのは、日本進出を果たしたホルスタイン柄のGatewayと、ビジネスユーザーを取り込もう
ともくろんだ東芝でした。Gatewayはともかく、東芝のデスクトップなんて、その後どうなったんで
しょう。
花火も出たソフマップの前で、もみくちゃになりながらカウントダウンを迎えましたが、その直前に
「Macintoshは永遠です」とか何とか書いたプラカードを持ったお兄さんが人混みの中をもまれな
がら歩いており、一部の人たち(辻本を含む)から拍手喝采を浴びていました。また当時有名だったパソコ
ンアイドルのチバレイ(千葉麗子)にも、間近ですれ違いました。思い出すと懐かしいです。あれからもう
4年近くもたったんですね。
★
10月30日(土)
本
日、秋葉原のAmuletさんより購入したLombardの英語版キーボードが到着。早速交換しまし
た。これで見栄え、使い勝手とも大きく向上。日本語キーボードとの違いなど、詳しくは「
Keyboardの話」を見て下さい。
アップルも、英語キーボードを求める声の大きさに押されたのか、指定サービスプロバイダーによる交換サービスを始めましたが、アップルのことだ
から、申し込んでから実際に交換してもらえるのがいつのことになるのか。Amuletさんは21日に予
約を申し込み、28日に入荷の案内。29日午後に銀行から入金すると、その日の夕方には発送され、本日
朝に到着と、きわめてスムーズでした。
★ 10月24日(日)
昨
日は仕事が遅くなったんですが、自宅近くの駐車場で車を降りると、中天高くに満月がこうこうと輝いてい
ました。こんな満月を見ると、いつも1月17日の、あの夜を思い出します。
震災の時は神戸の東灘に住んでいました。ちょうど前夜が泊まり勤務だったため、大阪の会社のベッドで
揺れに気づきました。抜けられない仕事をこなしたあと、自宅へ向かいました。会社が用意してくれた車は
尼崎までしか進めず、そこから歩きました。芦屋まで来ると国道の両側の家がのきなみ崩壊し、歩道にがれ
きがかぶさっています。あたりは停電でまったく明かりは見えません。それでもなんとか歩いて帰れたの
は、満月が道を照らしていてくれたおかげでした。
机の上に置いていたパソコン類も床に転落。SE/30は奇跡的に無事でしたが、
StyleWriterは昇天。あれから4年と9か月。疎開した実家で新たに買った
ColorStyleWriterも先日、役目を終えました。
震災の記憶は薄れてはいきますが、満月が昇る限り、消えることはないでしょう。
★
10月21日(木)
先
ほど、網干の魚吹(うすき)八幡神社の秋祭りの宵宮を見てきました。この祭りというか宵宮のハイライト
は「網干のちょうちん祭り」として知られており、灘のけんか祭りほど全国区ではありませんが、播州では
有名なお祭りです。辻本は、もちろん初めて見ましたが、けんか祭りより気に入りました。それで、特別
ページは作れませんが、特別に大きめの写真を3枚公開します。(それぞれ120-160KBありま
す。)
撮影順ですが、2枚目の写真が一番よく撮れているので、
こちらからご覧下さい。けんか祭りは距離があるので、銀塩カメラの一眼レフで撮りましたが、今回は目の
前なので、以前に紹介したキヤノンのデジカメPowerShotA5で撮りました。単純にオートでフ
ラッシュを光らしただけなのに、シャッター速度が程良くスローになってうまく動感がでました。ただ、電
池が少なくなっていたので、うまく光ってくれないことが多く、他の写真は暗すぎました。1枚目と3枚目は、明るく補正したことをお断りし
ておきます。
けんか祭りは確かに迫力がありましたが、大人の祭り、プロの祭りという感じがしました。(もちろんそ
れはそれで素晴らしいことです)。これに対してちょうちん祭りは、7地区が順番に登場し、神社の楼門前
で提灯をつけた青竹をもった氏子が練り合い、竹をたたき合うのですが、最初に小学生や女の子たちの提灯
御輿が出てきたり、中学生だけで練り合ったりと、町内総出で参加しているのが、うらやましく思えまし
た。
神社の境内や参道には夜店がたくさん出ており、子供たちも遅くまで楽しんでいます。けんか祭りより観
光客が少ないだけに、地元の人たちの楽しさが伝わってくるようでした。
★
10月18日(月)
阪
神大震災の直後から使っていたAppleのプリンター(ColorStyleWriter2400)が
壊れました。がりがりと異音がするようになり、何か部品も外れた様子。早急に印刷する必要があったの
で、速攻でエプソンのPM-770Cを買ってきまし
た。11月には新型のPM-800Cが出るんだけれど、これはインターフェースがUSBとパラレルだけ
になってしまう。770にはMac用のシリアルもついているので、こっちがベストの洗濯です。
試しに印刷してみてびっくり。遅まきながら、「写真画質」の実力を知りました。もっとも、専用の厚い
光沢紙を使う必要がありますが。この5年近くの間の技術革新はほんとにすごいものがあります。
さて約束通り、灘のけんか祭りのルポをアップしました。辻本が見たのは
祭りのハイライト部分だけですが、この一日にかける地元の人たちの熱気は十分感じられました。
★ 10月14日(木)
姫
路市教委が市内全小学校の4年生に配っている「姫路-お城物語」という副読本があります。大変良くでき
た本です。
内容は▽姫路城の築城▽姫路城保存への努力▽姫路城の各部▽姫路藩と教育▽姫山と姫路城の伝説▽姫路
城の謎と不思議発見▽世界文化遺産としての姫路城--と、総論から各論まで網羅しています。「教育」の
項目があるのが学校向けらしいです。
辻本が気に入ったのは、「姫路城の築城」の中で、だれが最初に城を築いたかについて、赤松貞範説を紹
介した上で、その説の根拠は二次資料によるもので、確かな資料に限ればその時代に城があったとは言えな
いと、きちんと立場を明確にしている点です。わからないことをわからないと書くことが、「それなら私が
研究、究明してみよう」という気持ちを呼び起こすことにつながるのだと思います。
★
10月13日(水)
10月は秋祭りの季節です。播磨地方はお祭りが盛んで、特に10日の体育の日前後がピークです。いろん
なところで祭りの幟が立てられ、家々に注連縄(でいいのかな?。あの白い紙をつけた細いロープのことで
す)が張り巡らされているのを見かけます。
そしてこのあたりのお祭りでもっともメジャーなものが「灘のけんか祭り」と称される姫路市白浜町、松
原八幡神社の秋季例祭です。段々畑の桟敷席に詰めかけた10万人の観客の中で、3基の御輿がぶつかり合
い、続いて各地区が贅をこらした屋台が登場。怒濤のような練りを繰り返す。地元では「親の死に目に会え
なくても、祭りの日には必ず里帰りする」とまで言われています。
このような派手な祭りが出来るのは、灘浜地区が古くから塩業、漁業、商工業とも栄えて豊かであったこ
とに加え、姫路藩の財政を立て直した名家老・河合寸翁が、沈滞する武士勢力に比べてのし上がる民衆のエ
ネルギーを吐き出させ、村同士を競わせることで村の勢力を低下させようと、派手な祭りを奨励したから
だ、と解説するむきもあります。
しかし、辻本はしょせんよそ者。こんなことを言うのはヤボでしょう。祭りは参加してこと意味のあるも
の。よそ者はよそ者らしく、おとなしく桟敷で見物することにします。実は、某企業から桟敷へのご招待を
受けているんです。ということで、後日、祭りのレポートをお楽しみに。
さて播磨には、けんか祭りの他にも多彩なお祭りがありますが、それを知るのにぴったりのガイドブック
がこのほど出版されました。その名もズバリ「播磨の祭り」(神戸新聞総合出版センター発行、1900
円+税)。姫路市文化振興財団が発行する郷土文化情報誌、季刊「BanCul」に連載していた記事をも
とに加筆されたもので、写真は姫路城の写真集などでも知られる北村泰生さん、文章は藤木明子さんです。
けんか祭りをはじめ、播磨一円の41の祭りが取り上げられています。また巻末には祭りを日付順に並べた
「祭り歳時記」が載っており、10月を見ると、なんと177もの祭りがリストアップされています。
★10
月7日(木)
播
磨空港について、兵庫県の需要予測下方修正(9月15日の日記参照)があってから、各界に波紋が出てい
ます。赤穂市長は市議会で「東京便がなければ、(造る)意味がない」と発言し、建設に反対する住民団体
も姫路市長や建設促進協議会に、白紙撤回を求める申入書を提出しています。
一方、姫路市長はあくまで推進に固執しているようで、今月4日の記者会見では「予定より2-5年遅れ
たとしても、21世紀に空港は必要」と強調。5日から姫路獨協大で始まった市職員が交代で講師を務める
「地方自治論」の講義でも、トップバッターとして持論を展開したようです。
辻本が今春まで住んでいた滋賀県でも、「びわこ空港」計画があり、建設省も「必要ないんじゃないか」
というくらいなのに、知事や地元主張らはあくまで推進の姿勢を崩していません。そりゃあ、便利さからい
えば、ないよりあるほうがいいでしょうが、費用対効果、環境への影響などなど、総合的に検討することが
必要で、それには、税金を払う市民、県民の合意が不可欠だと思います。初めに建設ありきで、後から説明
をつけるのではなく、公平な立場で議論を進めてほしいものです。
兵庫県のホームページには、記者発表資料もそのまま出て
いるのですが、なぜか、9月中旬の需要予測修正の資料は出ていません。プロジェクトのコーナーの「兵庫
5空港」は、98年4月から更新されていないし(^^;
これって、公平じゃないですよね。
さて、出ましたね、新型iMac。デザインはキープコンセプトで正常進化しており、お買い得ですね。
いろんなサイトで報告されていますが、現時点では、発表会の様子は「Macお宝鑑定団」、写真は「PC Watch」、インプレッションは「MacWIRE Online」がよく分かります。
ところで昨日、加古川へ行く用があり、ついでにパソコン販売の世界では比較的有名な大西ジムに寄って
消耗品を買ってきました。そこで、初めてサンヨーのデジカメDSC-SX150の現物をさわりました。
メインスイッチを兼ねたレンズカバーの動きが、予想したよりメリハリがあって、気に入りました。欲し
い……。
★
10月4日(月)
姫
路も今朝から一気に涼しくなりました。出勤時にマンションの階段から見るお城の姿も、心なしかきりりと
引き締まったような気がします。ようやく、芸術の秋、読書の秋の到来です。
ということで、このところは休日もLombardの相手に忙しかったのですが、昨日は久しぶりにた
まっていた小説の一気読みに挑戦。97年12月に買ってそのままになっていた北村薫さんの「ターン」を
読み終えました。「スキップ」に続く「時と人の三部作」の二作目ですが、辻本としては「スキップ」より
面白かったです。あと最近、樋口有介さんの小説が文庫で相次いで出たんだけれど、彼の本もたまっている
んです。頑張って読まなければ。
ところで、6日未明(日本時間)にAppleのJobsが何か発表すると言うことで、iMacの新型が出
るのではないかと噂されていますね。うちでは小学生の娘にMacのPerforma
630を使わせているのですが、なにせCPUが040と古いので、動かないソフトが多くなってきました。「マイペディア」もPowerPC専用です。新型
iMacを買うつもりはないけれど、新型が出れば、これまでのiMacが中古でたくさん出回ってくるで
しょうか。それなら買ってもいいかな。
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