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【タイトル】COOK'S
CONTINENTAL TIME TABLES & TOURIST'S
HAND BOOK
【号数表記】なし(MARCH 1873、創刊号)【定価】£12.99
【ページ数】152+2
【特記事項】創刊140周年記念の復刻版(2013
年4月発行)
・原本サイズ(170mm x
127mm)での復刻版で、タイトル通りのハンドブック。下の1939年版のような複写ではなく、デジタル技術での復刻で、印刷は美しく読みやすい。
・表紙の絵は当時の主要交通機関で、機帆船、SL列車、ラクダ、馬車。
・扉の次に、現在の編集長、フォックス氏による序文と現在の奥付きが付いている。
・地図は8種類。後年のように鉄道路線が直線で描かれたものではなく、リアルな地図。
・表紙の裏には「第2版は6月10日発行で、夏ダイヤを掲載」と予告している。
・1873年5月から10月末までウイーンで万博が開かれることになっており、ウイーンへの
ルートは詳しく掲載。扉でもそのことを明示している。
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【タイトル】COOKS CONTINENTAL
TIMETABLE
【号数表記】AUGUST 1939 (通巻720号)
【定価】£15.00 【ページ数】522+8
【特記事項】複写による復刻版(1987年11月発行)
・第二次大戦前の最後の号を複写で復刻。サイズは原本(183mm x
127mm)を拡大し、(216mm x
138mm)に。冒頭に1987年当時の編集長J.H.プライス氏が解説を寄稿。
・シベリア横断鉄道の続きには、ハルビンから平壌経由で東京までの時刻も掲載。
・航空路線が掲載されていた最後の号でもあり、138〜148ページに掲載。ツェッペリン飛行
船による南米路線やイギリスの飛行船によるオーストラリア路線なども載っている。
・客船航路も348〜481ページに掲載。日本郵船の太平洋航路や大阪商船アフリカ航路なども
あり、巻末には日本郵船が全ページ広告を載せている。
・冒頭のクック社営業所一覧ページには書き込みもそのまま複写されている。
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【タイトル】COOKS
CONTINENTAL TIMETABLE
【号数表記】SEPTEMBER 1957(通巻855号)【定価】7s
6d【ページ数】416
・表紙は1973年7月号と同じで、文字や時計の文字盤の色が緑色。大きな広告入り。
・表紙の広告が半分逆さまになっているのは、旅行会社の窓口に置いたときに、お客の側から見て
もらうためか。本文の上部欄外にも「Cooks World Travel
Service」の逆さ文字。
・「11月号から1シリング値上げする」とのお断りの紙片がはさまれている。
・9月号だが時刻表は28日まで有効。「9月29日からの冬ダイヤは次号で」と案内。
・この年の6月2日からTEE(Trans-Europe-Express)の運行が始まり、
一覧表(名前付き12列車と名無しの1往復)が載っているが、時刻表は他の国際列車の中に混
じっている。
・各時刻表に記載している「距離」は、すべてマイル表示。
・巻末の14ページはすべてホテルなどの広告。第1ページも航空会社BEAの全頁広告。
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【タイトル】COOKS
CONTINENTAL TIMETABLE
【号数表記】SEPTEMBER 1969(通巻999号)【定価】10s
6d【ページ数】424
・表紙は1957年9月号と同じで、色は緑色。広告入りだが、逆さま部分はなし。表紙に「K.
A.
H.」と「reception」などの書き込みあり。本文用紙の日焼け(変色?)が激しい。
・本文の最初は「Car Sleeper Trains」で、次が「Service to
Ireland」。イギリス、アイルランドの時刻はまだ載っていない。次が27列車に増えたTEE、そして名前付き国際列車。
・63ページには「The New
Mistral」として、15年前から走り始めた「ミストラル」が、この年の2月にニースまでの全線が電化されたことでスピードアップしたことを1ページ
使って紹介。14両編成の詳しい案内があり、バー車両の写真も掲載されている。
・英仏海峡には、Dover - Boulogne(35分)と、Ramsgate -
Calais(40分)の2区間にホーバークラフトが運航されている。ともに旅客250人と車30台を運んでいる。
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【タイトル】COOKS
CONTINENTAL TIMETABLE
【号数表記】MARCH 1973(通巻1041号)
【定価】£1.12【ページ数】504+8
【特記事項】CENTENARY ISSUE
1873-1973(100周年記念号)
・やっと入手しましたが、表紙はそこそこ傷んでいます。
・他に例のない銀色の表紙で、通常の号より分厚い紙。イラストは「パリ・リヨン・地中海鉄
道=PLM)の急行型SL。車輪配置は2-4-2(日本式にいうと1B1)。懐中時計は
1873年にClerkenwell社で造られたFusee
Lever時計で、100年間鉄道関係者に使われたという。
・特別ページは計8ページ。いずれもモノクロ。▽創刊号の表紙(1ページ)▽時刻表の歴史を振
り返る「Cooks Continental Timetable
1873-1973」(2ページ)▽過去の時刻表の表紙や内容の紹介16点(4ページ)▽現在と今後を展望する「Today
and Tomorrow」(1ページ)。
・下の7月号と比べると「夏ダイヤ予告」(34ページ分)以外は、基本的に同じ内容構成。
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【タイトル】COOKS
CONTINENTAL TIMETABLE
【号数表記】JULY 1973(通巻1045号)【定価】£1.12 【ページ数】472
【特記事項】1873 CENTENARY YEAR 1973
・100周年記念号と間違って購入。図書館の放出本らしく、美品だが表紙に蔵書印がある。
・表紙では記念号を宣伝。56-57ページには、記念号の「Cooks
Continental Timetable
1873-1973」を再録。468-469ページには創刊号の表紙と過去の時刻表の表紙4点を再掲。
・本文の最初は「Car Sleeper
Trains」で、以下TEE(36列車)、名前付き国際急行と続く。
・1970年1月号から掲載が始まったイギリスとアイルランドの時刻表は
500番台で、本の中ほど、スペインと西ドイツの間に収録されている。
・英仏海峡のホーバークラフトは、Dover - Boulogneの路線だけになっている。
・広告としてアメリカのAmtrakの解説と時刻表を8ページにわたって掲載している。
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【タイ
トル】Thomas Cook
Continental Timetable
【号数表記】October
1976(通巻1084号)【定価】£1.70【ページ数】472
・初めて買ったクックの時刻表。京都の丸善で76年10月26日に1,800円で購入。
・表紙デザインは大きく変わっており、ドイツ国鉄(DB)の電気機関車のイラスト入り。シンプ
ルなこのデザインは1977年に「International
Timetable」と題字が変わっても踏襲され、1981年1月に創刊された
「Overseas Timetable」も青色の同デザインだった。
・1973年号まであった表紙と裏表紙の折り返しがなくなり、表紙裏地図は
「International Services」から、英仏海峡付近の拡大図「Britain↔Continent」
に変わっている。
・本文の並びは変わらず「Car Sleeper
Trains」、TEE(39列車)、名前付き国際急行の順。
・Amtrakの広告8ページに加え、カナダ国鉄の広告も2ページ掲載。
・467ページでは「Centenary
Issue」もPR。料金は£2.20に値上がりしている。
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【タイ
トル】Thomas Cook
International Timetable
【号数表記】January
1977(通巻1087号)【定価】£2.20【ページ数】536
【特記事項】International
Timetableの題字に変更した初号
・「International
Timetable」という題字は、1977年から1980年の4年間だけで、140年の歴史の中では貴重。この1977年1月号はその初号にあたる。
・6ページの「Editorial」には、「多くの読者の要望に応え、欧州以外の国の時刻も載
せて、タイトルも変更した」旨が語られている。
・「Overseasセクション」は、カナダ3ページ、USA9ページ、中米3ページ、南米6
ページ、アフリカ12ページ、中近東5ページ、インド周辺5ページ、その他アジア4ページ、日
本6ページ、オセアニア7ページ。後の「Overseas
Timetable」に比べると簡素。
・欧州部分ではTEE(40列車)だけの地図が加わっている。
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【タイ
トル】Thomas Cook
Continental Timetable
【号数表記】January
1981(通巻1135号)【定価】£3.25【ページ数】472
【特記事項】Continental
Timetableの題字に戻った初号
・1977年から1980年の4年間、「International
Timetable」になっていたが、この号から「Continental
Timetable」に戻る。87年までこのタイトルが続く。これまでのヨーロッパ以外の部分が、「Overseas
Timetable」として独立した。
・412ページで「Overseas
Timetable」をPR。同書を含めた「出版案内」を折り込み。
・6ページの「Editorial」では、海外時刻表が抜けた代わり、「EUROPABUS」
のセクションを新たに設けたことや、インデックスの文字を太く見やすくし、主要都市の駅案内図
を増やすなどの改良をするとともに、定価を値上げしたことにも触れている。
・1981年9月開業のフランスTGVはまだ載っておらず、スイスのフルカベーストンネルも未
完成のため、「氷河急行」は冬季運休中。
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【タイトル】Thomas
Cook Continental Timetable(日本版)
【号数表記】'85春版(January 1985)
【定価】1,500円【ページ数】480+16
【特記事項】日本版の創刊号
・1985年の1月に創刊された日本版(日本語版)の創刊号。表紙は当時の本家と同じ
で、左下の価格表示が「JP
¥1,500」となり、その右に「'85年春版」「翻訳・解説=地球の歩き方編集部」という表記が入っているだけ。「春版」だが、右下の白抜きエリアは
「January 1985」。
・ページ建ては本家を踏襲。32ページと33ページの間に、2色刷りの駅の構内図など日本版独
自のページが「J-1、J-2」などという表記で16ページ挿入されている。
・それとは別に独自記事として、「鉄道旅行入門」「“車内食”の楽しみ」「乗ってみたいおすす
めルー ト
ベスト10」「鉄道の雑学あれこれ」などが、22ページにわたって掲載されている。
・日本語版創刊の挨拶は最終ページに載せられている。
・用紙は本家より厚手のものが使われており、全体に分厚くなっている。
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【タイトル】Thomas Cook Continental
Timetable(日本版)
【号数表記】'85夏版(June 1985)
【定価】1,800円【ページ数】480+16
【特記事項】日本版の第2号
・日本版は当時は春号(新春号)と夏号の年2回発行だったので、これが第2号。用紙が薄くな
り、創刊号と同じページ数ながら、厚さは20mmから18.7mmと、やや薄手になっている。
・入手した版は帯付きで、「ヨーロッパ鉄道時刻表」とのタイトル。キャッチコピーは「もう英語
でも困らなくなった」だった。左の写真は帯を空白部の多い中央に配置している。
・創刊号には無かった本家のJ.H.プライス編集長によるメッセージを、42ページに掲載。
・続く「鉄道旅行入門」と「“車内食”の楽しみ」は同じだが、その後は大きく変わり、「旅を
演出する鉄道の本ガイド」「ヨーロッパ鉄道写真講座」「愛称列車のポートレート」、そして「ベ
ニス・シンプロン・オリエント急行」のベニス–パリ間乗車ルポとなっている。
・本文ではトップに「Table5」として「Thomas Cook Airports
Guide-Europe」が加わり、同書の広告イラストも掲載している。
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【タイトル】Thomas
Cook Continental Timetable(日本版)
【号数表記】'86春版(January 1986)
【定価】2,000円【ページ数】480+16
・日本版の第3号。用紙はさらに薄くな り、厚さ15.5mmと、本家同様の薄手になった。
・日本独自記事はまた変わり、「乗ってみたいおすすめルート」が復活して「ベスト6」になり、
「クック編集部
のおすすめするヨーロッパ・景勝ルート」のリストや、「ヨーロッパの保存鉄道」という解説が加
わっている。
・時刻表の本文では、第2号に乗った「Table5」が消え、下の1987年3月号に書いたよ
うに「TEE-IC-TGV」の3種類の
案内から始まり、85年の創刊号の形に戻った。TEEは13列車。
・創刊号の裏表紙は無地だったが、第2号から85年10月5-11日にイスタンブールとチュー
リッ
ヒ間で運行された「Nostalgie-Istanbul-Orient-Express」の
広告を掲載している。
・入手した版は、駅構内図が4ページ分切り取られていた。
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【タイト
ル】Thomas Cook
Continental Timetable
【号数表記】March 1987(通巻1209号)【定価】£4.35【ページ数】528
・1981年にタイトルが「Continental Timetable」に戻り、87年まで
続く。この号はその最後の年にあたる。
・表紙は1976年当時と基本的に同じで、機関車のイラストも同じ。左上には「夏期時刻表」で
増ページのお知らせが入っている。
・1970年代までと大きく違うところは、81年に開業したTGVが載っていること。しかしま
だTEEは残っており、「TEE-IC-TGV」の3種類を一緒にした地図が使われている。
TEEは12列車になっている。IC=Inter-City列車は名前付きの37列車が載って
いる。
・表紙の裏は、76年、77年のような英仏海峡連絡図ではなく、「TRANSALPINO」と
いうイギリスの旅行会社の広告になっている。
・スイスでは1982年にフルカ峠にフルカベーストンネルが出来たため、冬季も全区間で営業し
ている。この号では氷河急行は1往復だけが走っている。
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【タイトル】Thomas
Cook EUROPEAN TIMETABLE(日本版)
【号数表記】'89夏版(Summer 1989)
【定価】1,796円+税【ページ数】496+16
・日本版は1985年の1月に創刊。このころの表紙はタイトルの文字が太く、日本語は最下段に
小さくある。電気機関車のイラストはフランスの通称「ゲンコツ」型。
・本家の編集長J.H.プライス氏のメッセージ「日本の読者の皆さんへ」を日英語で掲載。同氏
は5月に来日して講演しており、「日本語版の次号でレポートする」と予告がある。
・日本語版の特別ページは巻頭ではなく、索引のあと、大都市の駅位置図の中に挿まれる形で▽時
刻表解読辞典▽主要駅構内案内図▽鉄道で使われる6か国語--が載っている。
・本文の最初はTEEに代わる「Euro City」。Car Sleeper
Trainsは割愛されており、最終ページにイギリス人向けの税関案内などとともに割愛した旨が述べられている。
・イギリスの時刻表は相変わらず500番台。
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【タイトル】トー
マス・クック世界鉄道の旅時刻表。 Thomas Cook OVERSEAS
TIMETABLE
【号数表記】(July-August 1992)
【定価】1,631円+税【ページ数】320
【特記事項】地球の歩き方・旅マニュアル409。号数表記はなく、前書きで説明。
・Overseas
Timetable唯一の日本語版。本来の時刻表サイズではなく、「地球の歩き方」サイズ(A5変形判)で発売。
・スペースの都合で、「アフリカ・中近東、中米などの一部地域、またはバス路線の一部」を割
愛。さらに「そして当然ながら日本は割愛させていただきました」と。
・ガイドブックのため、巻頭に「世界の名列車」として竹島紀元氏や窪田太郎氏らが▽アメリカ大
陸横断鉄道▽インド鉄道▽シルクロード特急▽中国横断特急▽カナディアン号▽アンデス山中▽シ
ベリア鉄道▽マレー半島縦断▽インディアン・パシフィック号▽マッキンレー山麓--と10編を
掲載。ほかに中国と台湾の鉄道事情やクック時刻表の歴史と充実した内容。
・各編に編集部員だった今尾恵介氏による手書き路線図が載っており、見やすい。
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【タイト
ル】Thomas Cook EUROPEAN
TIMETABLE
【号数表記】March
1998(通巻1341号)【定価】£8.40(2,720円)【ページ数】544+16
【特記事項】125th
Anniversary。 1873-Souvenir
Edition-1998(125周年記念号)
・表紙は昔のSL列車とユーロスターのイラスト。イギリスの時刻が国別の最初になった。
・巻頭に上質紙を使ったカラーの特別ページが16ページ(うち目次と広告が各1ページ)。
・内容は▽創刊号の表紙と、当時のニュース記事▽出版局長による「Introduction
of the Anniversary
Edition」が1ページ▽時刻表の歴史をたどる「125Years of Thomas
Cook Timetables」が7ページ▽エッセー「Summer Time
Blues」が3ページ▽欧州の鉄道の将来を展望した「European Rail
moves into the 21st Century」が2ページ。
・コラムが4点。うち1点は日本語版について紹介した「European Timetable
Japanese
Style」。このほか過去の表紙が6点、過去のページ内容の抜粋が6点紹介されている。
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【タイトル】 トーマスクックヨーロッパ鉄道時刻表(Thomas
Cook EUROPEAN TIMETABLE)
【号数表記】'98初夏(Early Summer
1998)【定価】2,000円+税【ページ数】544+32+8
【特記事項】発刊125周年記念号。1873-
Souvenir Edition-1998
・当時の日本語版は3、6、10、12月と年4回発行しており、3月発行の本号がちょうど
125周年記念号にあたったため、日本語版も記念号となり、表紙も本家を踏襲。
・上に書いた本家の日本語版紹介に「日本語版も特別版になっており、これなくしてはコレクショ
ンは完全と言えません」と述べられており、買ってしまいました。
・ただし特別ページは▽創刊号の表紙▽出版局長のあいさつ▽時刻表125年の歴史の要約版▽カ
ラー写真を入れた「21世紀に向かうヨーロッパの鉄道」▽過去の表紙6点▽日本語版の紹介--
と計8ページで、本家よりは簡略化されており、フロントページに「英語版原著の巻頭特集より記
事を抜粋、要約してまとめたものです」との断りがついている。
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【タイトル】 トーマスクックヨーロッパ鉄道時刻表(Thomas
Cook EUROPEAN TIMETABLE)
【号数表記】2001初夏(Early Summer
2001)【定価】2,000円+税【ページ数】560+32
・2001年3月発売。辻本は当初2001年にスイスに行くつもりで、下調べのために購入。
・表紙のイラストはユーロスターとタリス。1999夏号まではTGVだった。
・日本語版特別ページは上の98初夏号と同じ32ページだが、うち16ページは上質紙のカラー
になり、主要駅構内案内図のほか、「ユーレイルセレクトパス新登場」のニュースとともに、主要
列車が日本でも予約できることを詳しく説明している。
・国際列車の最初はユーロスターだが、この号ではその前に、6月10日に開業するTGVの地中
海線(ヴァランス−マルセイユ)の時刻表をNo.なしで掲載。それまで最速で4時間18分か
かっていたパリ−マルセイユ間が、ちょうど3時間と大幅に時間短縮されている。
・巻末には本家同様に「Summer Supplement(夏ダイヤ予告)」が載っている。
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【タイトル】Thomas
Cook OVERSEAS TIMETABLE
【号数表記】January-February
2003【定価】£10.50【ページ数】414+16
・Overseas
Timetableは隔月発行版。濃紺の表紙にAmtrakの機関車のイラスト入り。書名のほかに、WORLD
TIMETABLEという表記と、「Railway,road and shipping
services for America Africa Asia
Australasia」という文章が書かれている。
・冒頭の「How to use the
timetable」は8か国語で書かれており、日本語は英仏伊に次いで4番目に掲載されている。
・ヨーロッパを除く全世界が対象で、主要国の掲載は▽カナダ22ページ▽USA61ページ▽ブ
ラジル15ページ▽ロシア(モスクワ以東)13ページ
▽中国・香港14ページ▽インド33ページ▽日本22ページなど。
USAがこんなに多いのは、 バスの時刻も掲載しているため。
・「HEALTH AND
SAFETY」と題して、入国時の予防接種の必要性、飲み水の安全性、気候、電圧、車の通行の右・左、速度規制などが国別にまとめられている。
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【タイトル】EUROPEAN
RAIL SPRING TIMETABLE(Independent
Traveller's Edition)
【号数表記】SPRING 2004 【定価】£12.99 【ページ数】576+32
・このころの「Independent
Traveller's版」は、表紙がMonthly版とは大きく異なっていて、同時期のRail
Mapと同じデザイン。右側にRail Mapがあしらわれている。
・また、タイトルの中に季節の文字が入っている。
・このころは「Overseas Timetable」にも「Independent
Traveller's版」があり、そちらは濃紺の表紙だった。
・表紙の写真はスイスのゴッタルド線アイロロ付近を走るチザルピーノ。
・内容は下に書いた「SPRING
2005」と同様で、冒頭に各種鉄道パスの案内と各国の情報を掲載。Special
featuresの「Cruise Trains and Rail
Holidays」も同様。 |
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【タイトル】 トーマスクックヨーロッパ鉄道時刻表(Thomas
Cook EUROPEAN TIMETABLE)
【号数表記】2005初春(Early Spring 2005)【定価】2,095円+税
【ページ数】544+32
【特記事項】日本語版20周年記念号
・1985年1月の日本語版発行から20年になるのを記念。表紙に「Japanese
Edition 20th
Anniversary」のマークが入っている。下の帯部分も通常とは違う金色。
・表紙の写真はスチーブンソンのロケット号。ロンドンの国立科学博物館に残る1830年のオリ
ジナルから忠実に復元された動態保存機。列車のイラストは、日本版ではこの号で終了。
・巻頭に20周年特別企画として、本家編集長のブレンダン・フォックス氏をはじめ、窪田太郎、
曽根悟、小池滋、加藤文夫、桜井寛の各氏がお祝いのメッセージを寄せている。このほか日本版誕
生の経緯と当時の本家編集長、ジョン・プライス氏の話などのコラムも掲載。
・2004年5月のEU拡大を受け、「統一へ大きく前進したヨーロッパ」との解説も。
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【タイトル】EUROPEAN
RAIL TIMETABLE(Independent Traveller's
Edition)
【号数表記】SPRING 2005 【定価】£13.99 【ページ数】576+32
・2005年のスイスの旅の下調べのために購入。「Independent
Traveller版」のため、冒頭にユーレイルパスやスイスパスなど各種鉄道パスの案内と、各国の通貨などの情報を掲載。紙の質が違うのか、ページ数の
違いを差し引いても他の時刻表より目立って分厚い。
・表紙の写真はユングフラウ鉄道。電車ではなく、小さな機関車と客車2両。
・「Special features」として「Cruise Trains and
Rail
Holidays」を掲載。Cruise列車としては、1982年に豪華特別列車として復活し
た「Venice
Simplon-Orient-Express」やスコットランドを周遊する「The
Royal Scotsman」、それにシベリア横断鉄道などを紹介している。
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【タイトル】OVERSEAS
TIMETABLE (Independent Traveller's
Edition)
【号数表記】SUMMER 2005【定価】£13.99【ページ数】416+16+96
・Overseas Timetableの「Independent
Traveller's版」。表紙は富士山の前を走る東海道新幹線300系。本誌の説明では「Series
300 Bullet Train passing Mount Fuji」。
・表紙と対応するように、巻末に「Japan
Feature」として、JRや主要私鉄、都市交通を16ページにわたって紹介。東京、大阪両駅の案内図や、東京の地下鉄地図も掲載。ただし既存のものを
縮小して掲載しているため、細かい文字はほとんど読めない。このほか「Japan Rail
Pass」などのパス類も紹介しており、例えばグリーン車利用7日間が37,800円。
・このほかの「Feature」としては、北米、パキスタン・インドと東南アジア、オーストラ
リアとニュージーランドが各16ページ。各国の「Health &
Safety」が16ページ、「Passport &
Visa」が32ページにわたって紹介されている。
・主な国の掲載量は▽カナダ22ページ▽USA60ページ▽ロシア(モスクワ以東)13ページ
▽中国・香港14ページ▽インド35ページ▽日本22ページなど。
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【タイトル】OVERSEAS
TIMETABLE
【号数表記】SEPTEMBER-OCTOBER
2007【定価】£12.50【ページ数】416+16
・Overseas
Timetableは隔月の刊行。表紙の写真はマレーシアのディーゼル機関車。
・ヨーロッパを除く全世界の時刻を掲載。並びは▽アメリカ▽アフリカ▽アジア▽オーストラリア
―の順。カナダの次にはグリーンランド(沿岸部の航路)も載っている。
・月替わりの「Special
Features」はインド・パキスタンと東南アジアの特集。各国の鉄道事情や主要都市の市内交通、国別パス(インド、マレーシア、タイ)を紹介してい
る。
・主要国の掲載量は▽カナダ22ページ▽USA60ページ▽ロシア(モスクワ以東)13ページ
▽中国・香港18ページ▽インド34ページ▽日本22ページなど。
・2003年、2005年版と比べると、中国の充実が目立っている。
・主要都市の市内駅案内図には東京のほか、大阪、名古屋も登場している。
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【タイトル】トー
マスクックヨーロッパ鉄道時刻表(EUROPEAN RAIL TIMETABLE)
【号数表記】2007秋(Autumn 2007) 【定価】2,095円+税
【ページ数】560+8
・表紙写真はTGV東ヨーロッパ線の20両編成(10両+10両)の列車。
・日本語版は2005年初夏号(20周年記念号の次ぎの号)から、表紙レイアウトの変更ととも
に「巻頭カラー特集」が始まり、この号は2007年6月10日に開通したTGV東ヨーロッパ線
の旅を5ページにわたって紹介している。
・また「European Rail
News」として、ユーロスターのイギリス側新線が11月14日に全線開業し、ロンドンの始発駅が変わることを伝えている。ロンドンーパリ間の最速列車
は、20分短縮され、ノンストップで2時間15分。
・このため本号では、ユーロスターの時刻表として、11月13日までのウォータールー駅始発の
時刻表と、11月14日以降のセントパンクラス駅始発の時刻表が並べて掲載されている。
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【タイトル】
トー
マスクックヨーロッパ鉄道時刻表(EUROPEAN RAIL TIMETABLE)
【号数表記】2008初春(Early Spring 2008) 【定価】2,095円+税
【ページ数】544+8
・2007年12月9日から2008年6月14日までの冬ダイヤを掲載。
・表紙写真は、2007年11月14日からユーロスターのロンドン側ターミナルとなった、セン
トパンクラス・インターナショナル駅。
・「巻頭カラー特集」も、5ページにわたってユーロスター新線と新ダイヤを紹介。ユーロスター
が走り始めたのは1994年11月14日で、ちょうど13年後に全線が高速新線になったことに
なる。
・ひとつ上の2007年秋号と比べて16ページ薄いのは、2007年秋号には巻末に
「Winter Supplement(国際列車の冬季時刻表)」がついているため。
・購入した号は、表紙がビニールコーティングされている。
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【タイトル】EUROPEAN
RAIL TIMETABLE
【号数表記】MARCH 2008(通巻1461号)【定価】£13.50【ページ数】576
【特記事項】135
YEARS(135周年記念号)
・表紙には「135YEARS」の文字が大きく書かれ、歴代時刻表5冊(1873年、1919
年、 1946年、1973年、1987年)が並んでいる。
・特別ページは319ページに1ページあるだけで、創刊号の表紙写真と簡単な歴史に加え、「創
刊を伝える当時のニュース記事」「時刻表の印刷」のミニコラムが載っている。
・月替わりの「Special Features」は「Cruise Trains and
Rail Holidays」で、内容は上にあげた「SPRING 2005」号とほぼ同じ。
・新しい出来事としてはスペインのバルセロナ―マドリード間の高速新線が2月20日に全線開
通。所要時間が3時間55分から2時間38分へと大幅に短縮されている。
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【タイトル】トー
マスクックヨーロッパ鉄道時刻表(EUROPEAN RAIL TIMETABLE)
【号数表記】2008秋(Autumn 2008) 【定価】2,095円+税
【ページ数】560+8
・表紙写真はスイス・レーティッシュ鉄道ベルニナ線の一番の見どころであるブルジオのオープン
ループを駆け上がる「ベルニナ急行」。
・この年、2008年の7月7日に、「レーティッシュ鉄道アルブラ線/ベルニナ線と周辺の景
観」がユネスコの世界遺産に登録されたことを受け、「巻頭カラー特集」で7ページにわたって両
線を解説している。
・桜井寛さんの解説を読むと、ベルニナ線終点のティラノ駅では「駅の出口が国境のゲートであ
り、簡単な入国審査の後・・・」とある。スイスがシェンゲン協定に加盟し、入国審査などがなく
なったのは、2008年12月12日のようです。
・日本語解説版は2008年12月発行の「2009冬・春」号までは年4回発行されていたが、
2009年からは2回になったため、最終ページの「日本語版発行について」で、「※2009年
より、6月-夏号、12月-冬号の年2回発行となります。」とのお断りが書かれている。
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【タイトル】OVERSEAS
TIMETABLE
【号数表記】November-December
2010(通巻181号)【定価】£19.99【頁数】416+16
【特記事項】Overseas
Timetable 30th Anniversary & Final
Issue
・Overseas Timetableは、この号と季節版の「Winter2010/11」
が最終号となったが、それから2年以上たった2013年3月でも、クック社のHPで通常版が購
入できた。
・ただし当時の在庫ではなく、新たに印刷されたもの。紙質も通常の薄い紙ではなく、白い厚めの
用紙を使用。定価も当時の£13.99ではなく、高くなっている。
・「Editorial」で、「悲しいが最終号」と述べられ、旅行作家ら3人による時刻表への
想いが綴られている。ただし「最終号であることを告げるまえに書かれたもの」とのこと。
・Special Featuresはオーストラリアとニュージーランド。寝台車の図面入り。
・表紙写真は、オーストラリアのメルボルン近くを走る近郊電車。
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【タイトル】EUROPEAN
RAIL TIMETABLE
【号数表記】Winter 2010/11 edition。December 2010 -
June 2011
【定価】£15.99 【ページ数】544+32
・2011年のスイスの旅の下調べのために購入。
・かつての「個人旅行者版」は、「Seasonal
Edition(季節版)」と名前を変え、通常版の6月号をもとにした「夏号」と、12月号をもとにした「冬号」の年2回発行になっている。
・内容は「個人旅行者版」と同様で、冒頭に各種パスや各国の情報が載っている。
・表紙は雪煙をあげてオーストリア・チロル地方のPfaffenschwendt付近を走る、
1116型電気機関車が牽引する列車。
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【タイトル】EUROPEAN
RAIL TIMETABLE
【号数表記】June 2011(通巻1500号)【定価】£13.99【ページ数】560
【特記事項】1500th Edition
・通巻1500号の記念号。このころの表紙は、季節版がカラー写真で、通常版(毎月版)はモノ
クロ写真だが、特別号のためカラー写真。スペインのバルセロナ駅の風景。
・記念のページは39ページに1ページあるだけで、この号の表紙写真とクック社の簡単な歴史、
創刊号発行の様子を伝える当時のニュース記事、過去の表紙(1873、1919、1946、
1973各年)が載っているが、モノクロなので地味。
・この号から目次ページに「Issue number」として通巻の号数が載るようになった。
・Special Featuresは奇数月に掲載のため、この号には掲載無し。
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【タイトル】
トーマスクックヨーロッパ鉄道時刻表
(EUROPEAN RAIL TIMETABLE)
【号数表記】2012夏・秋 【定価】2,200円+税【ページ数】 640+22
・本家では2009年10月号から、トーマス・クックの他のガイドブックに合わせた青色の表紙
に変わったが、日本語版は以前からの赤色のレイアウトを続けている。
・夏ダイヤ(2012-06-10〜12-08)を掲載。
・表紙は、ユングフラウ(右)とメンヒ(左)を背景にしたユングフラウ鉄道の電車。
・巻頭カラー特集は「祝! ユングフラウ鉄道開業100周年」が4ページ。
・「景勝ルートを行く」は、オーストリアのザルツブルク〜フィラッハ。
・NewsExpressは▽イタリア「.italo」運行開始▽パリ〜ローマ間の国際夜行列
車復活へ▽ノルウェー・オスロ中央駅周辺部の工事▽オリンピック期間のユーロスター。
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【タイトル】EUROPEAN
RAIL TIMETABLE
【号数表記】March 2013(通巻1521
号)【定価】£14.99【ページ数】608+16
【特記事項】140th
Anniversary(140周年記念号)
・表紙はフランス東部にある「ライン観光鉄道」の1900年製造SL、030TB型。
・巻頭に特別ページが16ページ。ただし通常用紙ですべてモノクロ。
・特別ページの内容は▽創刊号の表紙と祝辞2件▽創業者を紹介する「Thomas Cook
- The Early Years」が2ページ▽時刻表の歴史を振り返る「140
Years of the Thomas Cook
Timetabele」が2ページ▽過去の時刻表のページ抜粋が6ページ12点。(創刊号2点、1886年8月号2点、1939年8月号3点、1954年
6月号3点、1972年2月号2点)▽本号からの新企画「Route of the
Month」が2ページ。初回は「East to
Vienna」▽140周年へのお祝いエッセー「The Book of Hours」が2
ページ▽広告1ページ。裏表紙も140周年の広告。
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【タイト
ル】 トーマスクックヨーロッパ鉄道時刻表
(EUROPEAN RAIL TIMETABLE)
【号数表記】2013夏・秋 【定価】2,200円+税【ページ数】 640+24
【特記事項】日本語解説版終刊号
・この号が、日本語解説版の終刊号となった。 6/9〜12/14の夏ダイヤを掲載。
・本家の廃刊はこの号の発行後のことなので、廃刊に関する記事は一切載っていない。
・巻頭カラー特集は「イタリア高速鉄道 徹底比較 フレッチャロッサvsイタロ」が6ページ
で、表紙も「ミラノ・ガリバルディ駅で出発を待つイタロ」。
・NewsExpressは▽[フランス・スペイン]国際列車に関して▽[オランダ・ベル
ギー]FYRAの状況、の2本。さらに「140周年を迎えるトーマスクック・ヨーロッパ鉄道時
刻表」の囲み記事で、創刊号の復刻版が発売されていることを紹介している。
・2012年の日本版にあった「景勝ルートを行く」はなくなっている。 |
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【タイトル】EUROPEAN
RAIL TIMETABLE
【号数表記】August 2013(通巻1526
号)増刷版【定価】£19.99【ページ数】576
【特記事項】Thomas Cook
Publishing社による最終号(ERT社の増刷版)
・最終号は買いそびれたため、2014年10月に出た復刻版(増刷版)を買いました。
・上にあるOverseas
Timetableの最終号と同様、白くて厚めの用紙のため、通常の号と比べると分厚くなっている。価格も特別定価。
・表紙は一見してわかるように通常の号とは違う。ただし、本文のどこにも「今号かぎりで廃刊す
る」という旨は掲載されていない。Cook社の広告も通常通り掲載。
・ただし、「Celebrating 140 Years,
1873-2013」というページがあり、創刊号と今号の写真を並べて掲載し、2013年3月号に載っていた祝辞を再掲。その下に囲みで次のような思わせ
ぶりなメッセージが載っている。「We would like to thank all
our readers for their loyalty and wish you
happy travelling for the future. We would
particularly like to thank the rail, bus and
ferry operators, and the many correspondents
who have contributed to the timetable over
its long history.」
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【タイトル】
ヨーロッパ鉄道時刻表(EUROPEAN
RAIL TIMETABLE)
【号数表記】2014春(冬ダイヤ号)【定価】2,200円+税【ページ数】560+16
【特記事項】日本語解説版 新創刊号
・Thomas Cookから時刻表発行の権利を引き継いたEuropean Rail
Timetable社が発足したことで、ダイヤモンド・ビッグ社も同社と契約を結び、日
本語版も復活した。
・これまでは日本語版は12月と6月の発行だったが、今回は3月の発行となり、これまでだった
らタイトルが「2014冬・春」号となるところが「2014春」となった。表紙には「2014
冬ダイヤ号」と記載されている。
・本国版の10ページに新会社の代表であるJohn
Potter氏のメッセージが載っており、クック版の休刊と再発行の経緯について述べられている。日本版としての説明はなし。
・これまでの巻頭カラー特集はなくなり、ページ数は大幅に減ったが、価格は同じ。日本語のペー
ジは計34ページ。
・表紙の列車写真もなくなり、これまで帯部分の背景として使われていたイギリスの路線図が大き
く使われている。ロゴは、2007年当時のものが復活した。
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【タイトル】EUROPEAN
RAIL TIMETABLE
【号数表記】JULY 2014(通巻5号)【定価】£15.99 【ページ数】576
・2014年3月にThomas Cookから権利を受け継いだEuropean Rail
Timetable社版。
・表紙は新創刊となった3月号から、月名が変わっているだけのシンプルなもの。
・英語のタイトルの下に独、仏、伊、西の4か国語のタイトルが書かれている。その下の小さい文
字は「Produced by the former compilers of the
Thomas Cook European Rail
Timetable」で、Cook時刻表の編集者が発行していることがうたわれている。
・広告も少なく、裏表紙や表紙裏も無地。裏表紙裏のみ「Ffestiniog
Travel」という旅行会社の広告が入っている。しかし全ページではなく、小さい。
・中身の構成、レイアウトはThomas
Cook時代を踏襲。上に掲げた140周年記念号から始まった「Route of the
Month」も掲載。今号は「Fast train to
Reading」で1ページのみ。なおReadingは読書ではなく、ロンドン西郊外の地名。
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【タイトル】EUROPEAN
RAIL TIMETABLE
【号数表記】MARCH 2015(通巻13号)【定価】£15.99 【ページ数】592
【特記事項】ERT社の1st
Anniversary号
・表紙の右上が三角形に白抜きになり、「1st ANNIVERSARY」の文字が入る。
・ERT社のHPには「With the publication of the March
edition we celebrate our 1st anniversary,
and we have included a small feature which
will be found on page
592.」と書かれていたが、592ページは最終ページ。「The European
Rail Timetable celebrates its first year of
publication」とのタイトルが付いている。
・特別ページの内容は、Independent紙の編集者、Simon
Calder氏ら4人のお祝い寄稿。最後の1人は、クックの時刻表の40年来の愛読者というRobert
H. Foster氏で、2013年夏のクック時刻表廃刊時からの思いを綴っている。
・「Route of the Month」は、ポーランドの「Slow train to
Hrodna」。
・「Beyond Europe」は中国の時刻を14ページにわたって掲載している。
・ページ数が上のJuly2014より多いのは、国際列車の夏時刻のおまけがあるため。
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