ユニスコープ 12-30x30 DWCF

新聞の通信販売広告で買いました。
はっきり言って二級品です。
でも、それは承知の上で、二級品の実態を知るために買いました。

倍率は12-30倍ズーム。
口径は30mmなので、30倍なんかが使い物にならないことは明らかでしたが、
一番下の12倍だったら、何とか使えるかな、と少し期待を抱いていました。
それとダハ型で、デザインも比較的シンプルで、
広告を見た感じではそれなりの高級感もありました。
また、広告の中には、25-120倍ズームなんていうのがある中で、
12-30倍と比較的控えめだったのも、好感を持ちました。
価格は1万9800円で、使える双眼鏡ならば、納得のいく値段です。

でも、現物が届いてみると、やはり考えが甘かったことを思い知らされました。
まず、とにかく暗い。
最低の12倍の時だったら、口径30mmなので、
明るさは数値的には8x20と同じはずなのですが、やっぱり暗い。
そしてより深刻なのは、ピントが全然シャープじゃない。
いや、シャープ云々以前に、ピントが合った気がしない。
もちろん、ズームで倍率を上げていけば、ますます暗く、ますますぼんやりとなります。
12倍のこの双眼鏡より、他の8倍の双眼鏡のほうが、
はるかに対象物をよく観察することができます。
やはり倍率より見え味が大切なんだと実感させてくれました。


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