Nikon モノキュラーII 6x15D

Yahooのオークションで入手しました。
MILD SEVENのロゴが入ったノベルティーグッズですが、
製品自体はモノキュラーIIそのものです。

モノキュラーIIは1989年に発売。
それまでの初代モノキュラーに比べると、ピントリングの形が少し違います。
初代は、外側へは出ていませんでした。
そのほかにも違いはあるのかもしれませんが、不明です。
翌1990年にはゴルフスケール入りの姉妹機が発売になっています。
そして、1998年には、外装を変えたモノキュラーIIメタリックが発売されています。

このシリーズの特徴は、単眼鏡なのに、先端が一見レンズ2枚に見えること。
しかし、もちろん接眼部は片目分しかありません。
先端部は、片方に凸レンズがはいっており、片方は穴だけ。
単眼鏡として使うときは、素通しの穴に合わせ、
先端部を回転させて、対物レンズの前に、もう1枚の凸レンズを持ってくると、
9倍のルーペに変身します。
実用性がどれほどあるかはともかく、
遊び心のある製品です。

ボディの半分は中ががらんどうなので、
重さは45gと、見た目よりはるかに軽く、
プラスチック外観と相まって、少しおもちゃっぽい感じがします。
このため、高級感を出そうと、「メタリック」に変わったのでしょう。

2005年2月28日・追加
単眼鏡のルーペ機能について、
ニコンにお勤めの方からメールをいただきました。
単眼鏡にルーペ機能が組み込まれたのは、
メディカルニコンという医療専門の子会社が、弱視の方のために、
眼科医のアドバイスを得て発売したのがきっかけだそうです。
弱視の方にとっては、足元に落ちたものを探すのも大変だということで、
ルーペ付き単眼鏡をお役に立てるのでは、という発想だったそうです。
このため、当初は「弱視単眼鏡」という製品で、
手を滑らしても紛失しないようにネックストラップ付きだったとのことです。
その後、一般の単眼鏡にも組み込まれて、
プラスαの魅力となったようです。

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