MINOX TOURING 

ミノックスといえば、細い横長のスパイカメラが有名ですが、
このかめらは、35mmフィルムを使うミノックスのもう一つの系列に属します。
最初のMINOX 35 ELが出たのは1974年でした。
その当時からプラスチック製で、小ささと同時にその軽さが話題になったそうです。
日本ではちょうど、始めてのフラッシュ内蔵コンパクトカメラである
「ピッカリコニカ」が話題を呼んでいたころです。

その35 ELはカメラの頭部が山形になっているのが特徴で、
その後、35 GT系へと発展してきます。
一方、1985年になって頭がフラットな35 MLが登場します。
この仲間で、1990年に世界で3333台が限定発売されたのがTOURINGです。

3333台というのは、ミノックスのホームページによるのですが、
発売時には3000台限定となっていました。
ちなみに辻本のカメラは2595番のナンバー入りです。

TOURINGの名前の由来は公式にはわかりませんが、
一般にはオプションだった日付を写し込むデータバックが標準装備されており、
旅行向きのカメラというウリだったのでしょう。
もっとも、本体が小さいだけに、データバックは少し裏側に出っ張り、
本体の美しさを損ねています。(もっとも正面からはわかりません)

ピント合わせは目測式、フィルム巻き上げはレバーで二回の動作が必要など、
決して使いやすいカメラではありません。
また辻本は本来、EL-GT系の山形スタイルが好きなんですが、
つい「世界限定」との宣伝文句に惹かれて買ってしまいました。
プラスチック製のため、高級感、精密感がいまひとつなのが、残念なところです。

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