Kenko プロフィールドPF70-S

例によってカメラのナニワ本店へ立ち寄ったときに、
特別セールで安売りをしてたのを衝動買いしました。

いわゆる「フィールドスコープ」または「スポッティングスコープ」は、
ニコンやコーワの製品が有名ですが、
いずれも接眼レンズは別売りで10万円前後の値段がします。
数万円の安いのは対物レンズの口径が60mm程度のものしかありません。
これはレンズが70mmで、接眼レンズは20-50倍ズームが付属。
これで、定価4万4000円が3割引き。税込み3万2340円でした。
さらに特別セールということで、
対物レンズ用のプロテクターフィルターも付けてくれました。

もともと、デザインはそれなりに格好いいなあと思っていたので、お買い得でした。
もちろん、値段相応なのは当然で、それほど期待はしていませんでした。
それでも、三脚にのせて、20倍でのぞくと、十分使用に耐えます。
50倍になると、さすがに視野が暗くて難しいですが、
昼間ならなんとか使える範囲でしょうか。
というより、フィールドスコープについては、高級品を持ってないので、
あんまり比べることができません。
松島眼鏡で、ちょっとのぞかしてもらったくらいですから。

それはともかく、フィールドスコープには、接眼レンズがまっすぐ付いてる直視型と、
接眼レンズが斜めに付いている傾斜型があり、
バードウォッチングなど、長時間の使用や、ローアングルでの使用は
傾斜型が便利と言われています。
しかし、傾斜型は目標を視野に入れるのが少し難しかったりします。
ということで、辻本は直視型を選びました。
またピント合わせは、レンズ鏡筒本体にピントリングが付いている「カメラレンズ型」と、
ピント合わせ専用の小さな軸がついている「双眼鏡型?」があります。
この製品は「双眼鏡型」なんですが、
辻本はこっちのほうが使い易いのでは、と思います。
フィールドスコープは倍率が高いので、どうしてもぶれやすく、
太いピントリングをぐりぐり回すよりは、
小さなリングを回す方が振動が少ないような気がします。
でも、光軸を中心に回す方が、光軸からずれたところを動かすよりいいのかな。
このあたりは、専門家の議論に任せたいと思います。

ところで、ケンコーというと、
カメラ用フィルターのトップメーカーというイメージがあるのですが、
双眼鏡もたくさん作っています。
特に、ほとんど実用にならない超高倍率ズームが多く、
一部では悪評の高いメーカーです。
でも、カメラ用品のカタログを見ていると、
アイデアあふれる小物が多く載っていたりして、楽しめます。
双眼鏡のカタログも、ホームセンターなんかに置くための高倍率中心のものと、
まともな低倍率中心のものと、二種類があるそうです。
(詳しくは「双眼鏡愛好会」のページをご覧下さい)

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