高橋・NewtonGemini20x50

雑誌「Newton」の中に、同誌の企画商品として掲載されていました。
接眼部が傾斜しており、天体観測用として作られています。
このため、ピント合わせは、左右独立式。
星を見る場合は、ピントは基本的に無限大ですから、これでも不便では無いんです。
目幅の調節は、写真のボディー中央に見えるノブを回すと、
日本の鏡筒が、平行を保ったまま動くようになっています。

本体には「Newton」のロゴが入っているのですが、
ロゴのない、一般商品としても出回っているようです。
ロゴ付きは高かったのかもしれません。

高橋というのは、あまり知られていないメーカーですが、
天体望遠鏡のメーカーとしては、知る人ぞ知る存在です。
赤瀬川原平さんの「カメラが欲しい」の中には、
赤瀬川さんが、天体望遠鏡を買おうとして、各種情報を総合し、
苦労して決めた高橋の製品を、天体望遠鏡マニアの人に告げると、
「それなら正解」と言ってもらえて喜ぶシーンが出てきます。

スペック的には、辻本の所持品の中で、
フィールドスコープをのぞけば最高の倍率、口径です。
手持ちの仕様は考えられておらず、三脚使用が前提です。
購入品は三脚と、こんな派手なケースがセットになっていました。

右下の出っ張り部分に双眼鏡本体が入っています。
いちおう防水になっていて、屋外使用もオーケーです。


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