Home

▽お城めぐり

▽日本のあちこち

▽Macのある生活

▽ 好きなもの色々
 小さいカメラが好き
 
双眼鏡が好き
 
小さいデジカメが好き
 
小さいデジカメ・2
 小さいデジカメ・3

 
橋 が好き

▽リンク

▽過去の日記


 
★ 金沢の橋(浅 野川編・下)(2010年12月)
「金沢の橋(浅野川編・上)」はこちら。



金沢の橋巡り、「浅野川編・下」は中の橋から上流です。
このあたりから観光客の姿が目立ってきます。
トップの写真は辻本が好きな橋のひとつ、浅野川大橋です。
地図を改めて掲載しておきます。



橋の名前の次に掲げた年月は、橋の銘板などに記載されていた架橋の年月です。

     ▽中の橋(なかのはし)1955 年架橋。長さ37.1m、幅4m。


中の橋は両端が階段になっている歩行者専用の橋。
左岸側は重要伝統的建造物群保存地区に指定されている主計町のお茶屋街。
このため、擬宝珠付きの木造の欄干、桁隠しもついた伝統的な姿です。

 

橋の左岸側はこんな階段です。
浅野川大橋へと続く川べりは、右の写真のような風情のある町並みが続きます。

     ▽浅野川大橋(あ さのがわおおはし)1922 年12月架橋。長さ54.4m、幅15.6m。


浅野川大橋は3連アーチ橋。他の橋とは違って交通量の多さかが目立っています。
犀川大橋とともに金沢を代表する橋で、データも豊富です。
浅野川大橋から武蔵が辻、香林坊を経て犀川大橋へ向かう道筋は
現在も国道159号線や359号線ですが、かつては国道8号線でした。
さらに以前は北国街道で、浅野川大橋は、金沢の北の玄関でした。

最初の橋は1594年(文禄3年)に、初代加賀藩主の前田利家が架けたとされています。
その後、何度も流出と掛け替えが繰り返され、
現在の橋が架けられたのは1922年(大正11年)の12月です。

1989年(平成元年)には、高欄や照明などの改修が行われています。
(Wikipediaなどでは改修は88年となっていますが、下の建設省の文章に従います)

  

南詰めの上流側に、こんなモニュメントが建っています。
上部には「平成元年度金沢都市美文化賞」とも文字が掲げられています。
改修の結果で受賞につながり、それを記念して建てられたのでしょう。
モニュメントには先代の橋らしい写真や、路面電車が走っていたころの写真が掲げられています。
写真の下には建設省金沢工事事務所による次のような文字が書かれています。

「浅野川大橋は、藩政府時代より当地域の歴史と歩みを共にしています。
現在の下部構造(アーチ部分)は、大正11年に建設されたもので、
今なお重厚で美しい姿を保っています。
平成元年には、歩道、高欄、照明、側壁などの改修を行い、
その際 周辺の景観と調和に配慮しつつ、大正時代の装いを復活させました。」

さらにその下には、1993年(平成5年)11月18日に
「人間道路会議賞」を受賞したというプレートが取り付けられており、
その説明も書かれています。受賞理由として
「大正時代の風情を残し地域の特色にあった橋として改修され、
市民に親しまれていることが、受賞の大きな理由となりました。」とあります。

 

橋はコンクリート造りですが、トップの写真でもわかるように、
アーチの曲線部分には石が張られ、側壁や高欄にも装飾が施されています。
2000年12月20日は、犀川大橋とともに登録有形文化財となり、
親柱にはその銘板が取り付けられています。

     ▽梅ノ橋(うめのはし)1978 年架橋。長さ63m、幅4m。


梅ノ橋も、中の橋とよく似ており、木製の高欄に桁隠しをつけた、
伝統的なスタイルの歩行者専用の橋です。
1952年の洪水で流されたあと、しばらく再建されませんでしたが、
市民の強い要望によって78年に復元されました。

 

左の写真は左岸側の登り口。「中の橋」の「の」はひらがなですが、
「梅ノ橋」の「ノ」はカタカナです。
また中の橋と違って、梅ノ橋の高欄には擬宝珠はありません。

     ▽天神橋(てんじんばし)1955 年5月架橋。長さ48.1m、幅13.6m。


天神橋はシンプルなタイドアーチ橋。
下流の中島大橋と似ていますが、
アーチ部材と桁をつなぐのが垂直材だけで、よりシンプルな姿です。
その名前は、橋を渡った卯辰山の頂上に天神を祀った社があったことにちなむそうです。



横から見るとスリムに見えるアーチ部材ですが、この角度から見るとボリュームがあります。
親柱もどっしりとした重厚なタイプです。
洪水のあとで架けられているだけに、二度と流されることのないようにとの思いを感じます。

     ▽常盤橋(ときわばし)1972 年11月(12月?)架橋。長さ51.1m、幅7.1m。


このあたりまでくると、観光客の姿は見えません。
主要道路ではないので、車もまばらです。
常盤橋は比較的新しい橋ですが、高欄には擬宝珠が付けられています。



道幅は1.5車線ですが、歩道もなく簡素な造りです。

     ▽鈴見橋(すずみばし)1994 年 3月架橋。長さ47.1m。

鈴見橋までくるとすっかり郊外の様相です。
ただし橋の東詰めは、北陸道の金沢森本ICと直結する山側環状道路と接続しており、
歩く橋というよりは、車のための橋のようです。




親柱や高欄は珍しいエンジ色。高欄はデザインが施されています。
道幅は4車線。1991年の地図には細い鈴見橋が描かれており、
交通量の増加に対応するように、拡幅する形で架け替えられたのでしょう。

「橋が好き」へ戻る